TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025100392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024209504
出願日2024-12-02
発明の名称異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法及び装置
出願人テレチップス・インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類H04L 69/08 20220101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異種の自動車通信網間の変換動作において、一時的または永久的誤作動に起因したフレーム変換のエラーを検出してエラーフレームの送信を根本的に遮断することで、エラーフレームによる車両の誤作動及び不要なネットワーク帯域幅の無駄遣いを予め予防するための、異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出する通信プロトコル変換方法及び装置を提供する。
【解決手段】通信プロトコル変換方法は、入力された第1の通信網フレームの写本を格納するステップと、第1の変換モジュールを介して第1の通信網フレームを第2の通信網フレームに変換するステップと、第2の変換モジュールを介して第2の通信網フレームを第1の通信網フレームに逆変換するステップと、第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとを比較するステップと、比較結果に応じて第1、第2の通信網間の変換エラーを通知するステップと、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
通信プロトコル変換装置により行われる通信プロトコル変換方法において、
入力された第1の通信網フレームの写本を格納するステップと、
第1の変換モジュールを介して前記入力された第1の通信網フレームを第2の通信網フレームに変換するステップと、
第2の変換モジュールを介して前記変換された第2の通信網フレームを第1の通信網フレームに逆変換するステップと、
前記格納された第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとを比較するステップと、
前記比較の結果に応じて第1及び第2の通信網間の変換エラーを検出するステップと、
を含む、異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1の通信網フレームが非-イーサネット(Non-Ethernet)フレームであれば、前記第2の通信網フレームはイーサネット(Ethernet)フレームであり、前記第1の通信網フレームがイーサネットフレームであれば、前記第2の通信網フレームは非-イーサネットフレームである、請求項1に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法。
【請求項3】
前記非-イーサネットフレームは、
CAN(Controller Area Network)フレーム、LIN(Local Interconnect Network)フレーム、及びFlexRayフレームのうち、少なくとも1つを含む、請求項2に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法。
【請求項4】
前記変換エラーを検出するステップは、
前記比較の結果、前記格納された第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとが一致せずに変換エラーが検出されれば、変換エラーを通知する、請求項1に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法。
【請求項5】
前記変換エラーを検出するステップは、
前記比較の結果、前記格納された第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとが一致して変換エラーが検出されなければ、前記変換された第2の通信網フレームを出力する、請求項1に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法。
【請求項6】
前記変換エラーを検出するステップは、
前記第1の変換モジュールまたは前記第2の変換モジュールで入力フレームの制御情報(PDU、Protocol Data Unit)形式を出力フレームの制御情報PDU形式に再組立しながら発生されるエラーを検出する、請求項1に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法。
【請求項7】
異種の自動車通信網で通信網フレームを入出力する入出力モジュールと、
異種の自動車通信網で第1の通信網フレームを第2の通信網フレームに変換する第1の変換モジュールと、
異種の自動車通信網で第2の通信網フレームを第1の通信網フレームに変換する第2の変換モジュールと、
1つ以上のプログラムを格納するメモリと、
前記格納された1つ以上のプログラムを実行するプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記入出力モジュールを介して入力された第1の通信網フレームの写本を格納し、
前記第1の変換モジュールを介して前記入力された第1の通信網フレームを第2の通信網フレームに変換し、
前記第2の変換モジュールを介して前記変換された第2の通信網フレームを第1の通信網フレームに逆変換し、
前記格納された第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとを比較し、
前記比較の結果に応じて第1及び第2の通信網間の変換エラーを検出する、異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換装置。
【請求項8】
前記第1の通信網フレームが非-イーサネット(Non-Ethernet)フレームであれば、前記第2の通信網フレームはイーサネット(Ethernet)フレームであり、前記第1の通信網フレームがイーサネットフレームであれば、前記第2の通信網フレームは非-イーサネットフレームである、請求項7に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換装置。
【請求項9】
前記非-イーサネットフレームは、
CAN(Controller Area Network)フレーム、LIN(Local Interconnect Network)フレーム、及びFlexRayフレームのうち、少なくとも1つを含む、請求項8に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記比較の結果、前記格納された第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとが一致せずに変換エラーが検出されれば、変換エラーを通知する、請求項7に記載の異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ゲートウェイ装置における通信プロトコル変換技術に関し、より詳細には、異種の自動車通信網において、イーサネットフレームと非-イーサネットフレーム(例えば、CANフレーム、LINフレーム、FlexRayフレーム等)との間の通信プロトコル変換エラーを検出するための技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両のバックボーン(backbone)網がイーサネット(Ethernet)網で構成されており、複数の非-イーサネット(Non-Ethernet)網(例えば、CAN網、LIN網、FlexRay網等)がゲートウェイ装置を介してバックボーン網に連結されている環境で、非-イーサネット網に属した特定電子制御ユニット(ECU、Electronic Control Unit)がさらに他の非-イーサネット網に属したECUと通信するためには、バックボーン網であるイーサネット網を通過しなければならない。
【0003】
このために、ゲートウェイ装置の通信プロトコル変換装置は、イーサネット網と非-イーサネット網との間で通信プロトコル変換機能を果たす。送信側ゲートウェイの通信プロトコル変換装置は、非-イーサネット網から伝達された非-イーサネットフレームをイーサネット網に載せる前にイーサネットフレームに変換する。逆に、受信側ゲートウェイの通信プロトコル変換装置は、イーサネット網から伝達されたイーサネットフレームを非-イーサネット網に載せる前に非-イーサネットフレームに変換する。
【0004】
従来の通信プロトコル変換装置は、異種の通信プロトコル間の変換機能のみ行い、変換エラーの検出は考慮していないため、変換エラーに対処する安全装置を設けることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態等は、異種の自動車通信網間の変換動作において、一時的または永久的誤作動に起因したフレーム変換のエラーを検出してエラーフレームの送信を根本的に遮断することで、エラーフレームによる車両の誤作動及び不要なネットワーク帯域幅の無駄遣いを予め予防するための、異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法及び装置を提供しようとする。
【0006】
ただし、本発明の解決しようとする課題は、これに限定されるものではなく、本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲の環境でも様々に拡張されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、通信プロトコル変換装置により行われる通信プロトコル変換方法において、入力された第1の通信網フレームの写本を格納するステップと、第1の変換モジュールを介して前記入力された第1の通信網フレームを第2の通信網フレームに変換するステップと、第2の変換モジュールを介して前記変換された第2の通信網フレームを第1の通信網フレームに逆変換するステップと、前記格納された第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとを比較するステップと、前記比較の結果に応じて第1及び第2の通信網間の変換エラーを検出するステップとを含む、異種の自動車通信網間の通信プロトコル変換エラーを検出するための通信プロトコル変換方法が提供され得る。
【0008】
前記第1の通信網フレームが非-イーサネット(Non-Ethernet)フレームであれば、前記第2の通信網フレームはイーサネット(Ethernet)フレームであり、前記第1の通信網フレームがイーサネットフレームであれば、前記第2の通信網フレームは非-イーサネットフレームであることができる。
【0009】
前記非-イーサネットフレームは、CAN(Controller Area Network)フレーム、LIN(Local Interconnect Network)フレーム、及びFlexRayフレームのうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0010】
前記変換エラーを検出するステップは、前記比較の結果、前記格納された第1の通信網フレームの写本と前記逆変換された第1の通信網フレームとが一致せずに変換エラーが検出されれば、変換エラーを通知することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
音響装置
1か月前
個人
携帯端末保持具
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
1日前
日本無線株式会社
音声通信方式
1か月前
日本精機株式会社
投影システム
2か月前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
14日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
電気興業株式会社
無線中継器
21日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
日本精機株式会社
画像投映システム
3日前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
1日前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
1か月前
日本放送協会
映像伝送システム
1か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
1か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
1か月前
キヤノン株式会社
通信システム
29日前
オムロン株式会社
スレーブ装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
1か月前
株式会社クーネル
音響装置
1か月前
エルメック株式会社
信号伝送回路
1か月前
テックス通信株式会社
電話システム
3日前
株式会社バッファロー
無線通信装置
1か月前
続きを見る