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公開番号
2025103743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221352
出願日
2023-12-27
発明の名称
中継装置
出願人
サクサ株式会社
代理人
個人
主分類
H04L
51/00 20220101AFI20250702BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数のメールアドレスが設定されたメールを受信した際に、受信した利用者が抱く不安感を軽減する中継装置を提供する。
【解決手段】通信システムにおいて、それぞれ拠点に設置され、各情報端末20を通信網に中継接続する中継装置の制御部13では、送信先検索部13Aが、メールデータ12Aに基づいて、対象メールの送信先メールアドレスのうちから、グループに属さない部外者の部外者メールアドレスを検索し、問合せ部13Bが、部外者メールアドレスが発見された場合、部外者メールアドレスに対して対象メールを送信する理由を対象メールの送信者に問合せ、メール処理部13Cが、グループに属するユーザのメールアドレスへの対象メールとして、対象メールのメール内容に送信者から通知された理由を追加した修正対象メールを生成し、メールサーバ40に対して送信要求する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
特定のグループに属するユーザのそれぞれが過去に送受信したメールまたはその送受信履歴を示すメールデータを記憶するように構成された記憶部と、
送信先メールアドレスが複数設定されている対象メールが、前記ユーザのいずれかからメールサーバに対して送信要求された場合、前記メールサーバに対する前記対象メールの送信要求を保留して前記対象メールの送信先を検索するように構成された制御部とを備え、
前記制御部は、
前記メールデータに基づいて、前記対象メールの送信先メールアドレスのうちから、前記グループに属さない部外者の部外者メールアドレスを検索するように構成された送信先検索部と、
前記部外者メールアドレスが発見された場合、前記対象メールの送信先メールアドレスに前記部外者メールアドレスが設定されていることを、前記対象メールの送信者に問合せるように構成された問合せ部と
前記送信先検索部において得られた検索結果に基づいて前記対象メールのメール内容を修正した後、前記メールサーバに送信要求するように構成されたメール処理部とを備える
ことを特徴とする中継装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の中継装置において、
前記問合せ部は、
前記部外者メールアドレスが発見された場合、前記部外者メールアドレスに対して前記対象メールを送信する理由を、前記対象メールの送信者に問合せるように構成され、
前記メール処理部は、
前記送信先メールアドレスのうち、前記グループに属するユーザのメールアドレスへの対象メールとして、前記対象メールのメール内容に前記送信者から通知された前記理由を追加した修正対象メールを生成し、前記メールサーバに対して送信要求するように構成されている
ことを特徴とする中継装置。
【請求項3】
請求項2に記載の中継装置において、
前記送信先検索部は、
前記メールデータに基づいて、前記対象メールの送信先メールアドレスのうちから、前記グループに属するユーザであって、かつ、前記部外者メールアドレスとの間で過去にメールを交換したことがない未交換者の未交換者メールアドレスを検索するように構成され、
前記問合せ部は、
前記未交換者メールアドレスが発見された場合、前記部外者に関する説明を、前記送信者に問合せるように構成され、
前記メール処理部は、
前記未交換者メールアドレスへの対象メールとして、前記対象メールのメール内容に前記送信者から通知された前記理由と前記説明とを追加した修正対象メールを生成し、前記メールサーバに対して送信要求するように構成されている
ことを特徴とする中継装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザからメールサーバに対して送信要求されたメールを保留し、必要に応じてそのメールのメール内容を修正した後、メールサーバに送信要求する中継技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
メールには、送信先として複数のメールアドレスを設定することができる。例えば、メールのTO(宛先)欄に「,」(カンマ)記号で区切って複数のメールアドレスを記載したり、メールのCC(Carbon Copy)欄やBCC(Blind Carbon Copy)欄にメールアドレスを記載したりする方法がある。送信先として複数のメールアドレスを設定すれば、メールサーバからそれぞれの送信先へ自動的に配信処理される。これにより同じ情報を複数のユーザ間で容易に共有できるため、ビジネスシーンでも頻繁に使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-277976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のメールアドレスが設定されたメールを受信した際、利用者が不安感を抱く場合がある。これは、そのメールのメール内容や、送信先に設定されたメールアドレスが、メールの送信先として設定されているすべての利用者に公開されるからである。特に、メール内容は、特定のグループ(例えば、同じ部署だったり、同じプロジェクト)に属するメンバー間で共有すべき情報である場合が多く、ビジネスシーンでは厳密に管理されるべき情報も存在する。また、メールアドレスは、個人を特定できる、極めてプライバシー性の高い個人情報の一つである。したがって、複数のメールアドレスを送信先として設定する際、送信先の利用者に対する配慮が必要となる。
【0005】
特許文献1には、メールを送信する際に一旦メールを保留して、そのメールを送信者に対して先に送信することにより、そのメールのメール内容や送信先を確認させる技術が記載されている。しかし、この特許文献1に記載の技術は、そのメールに含まれる送信者の人為的なミスを削減することを目的としており、送信先の利用者に対する配慮については全く触れられておらず、送信先の利用者が抱く不安感を軽減することはできないという問題があった。
【0006】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、複数のメールアドレスが設定されたメールを受信した際に、受信した利用者が抱く不安感を軽減できる中継技術を提供することを目的としている。
【0007】
また、受信者に他の送信先を表示させないようにするBCCで送信する方法もあるが、この方法は受信者がメールを受信した後にメールに関連するメールをこのメールを利用して送信する際に関係者に送ることができないため不便である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明にかかる中継装置は、特定のグループに属するユーザのそれぞれが過去に送受信したメールまたはその送受信履歴を示すメールデータを記憶するように構成された記憶部と、送信先メールアドレスが複数設定されている対象メールが、前記ユーザのいずれかからメールサーバに対して送信要求された場合、前記メールサーバに対する前記対象メールの送信要求を保留して前記対象メールの送信先を検索するように構成された制御部とを備え、前記制御部は、前記メールデータに基づいて、前記対象メールの送信先メールアドレスのうちから、前記グループに属さない部外者の部外者メールアドレスを検索するように構成された送信先検索部と、前記部外者メールアドレスが発見された場合、前記対象メールの送信先メールアドレスに前記部外者メールアドレスが設定されていることを、前記対象メールの送信者に問合せるように構成された問合せ部と前記送信先検索部において得られた検索結果に基づいて前記対象メールのメール内容を修正した後、前記メールサーバに送信要求するように構成されたメール処理部とを備えている。
【0009】
また、本発明にかかる上記中継装置の一構成例は、前記問合せ部は、前記部外者メールアドレスが発見された場合、前記部外者メールアドレスに対して前記対象メールを送信する理由を、前記対象メールの送信者に問合せるように構成され、前記メール処理部は、前記送信先メールアドレスのうち、前記グループに属するユーザのメールアドレスへの対象メールとして、前記対象メールのメール内容に前記送信者から通知された前記理由を追加した修正対象メールを生成し、前記メールサーバに対して送信要求するように構成されている。
【0010】
また、本発明にかかる上記中継装置の一構成例は、前記送信先検索部は、前記メールデータに基づいて、前記対象メールの送信先メールアドレスのうちから、前記グループに属するユーザであって、かつ、前記部外者メールアドレスとの間で過去にメールを交換したことがない未交換者の未交換者メールアドレスを検索するように構成され、前記問合せ部は、前記未交換者メールアドレスが発見された場合、前記部外者に関する説明を、前記送信者に問合せるように構成され、前記メール処理部は、前記未交換者メールアドレスへの対象メールとして、前記対象メールのメール内容に前記送信者から通知された前記理由と前記説明とを追加した修正対象メールを生成し、前記メールサーバに対して送信要求するように構成されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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