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公開番号2025101376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218187
出願日2023-12-25
発明の名称建物構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04H 9/02 20060101AFI20250630BHJP(建築物)
要約【課題】、対向する柱梁架構で梁の剛性の違いによる建物の偏心率の増大を抑制する
【解決手段】建物構造11は、第一柱梁架構100を構成する第一梁110と、第一柱梁架構100と対向配置された第二柱梁架構200を構成し第一梁110よりも剛性が大きい第二梁210と、第一梁110と第二梁210とに固定されたスラブ30と、を有し、第一梁110とスラブ30との固定度は、第二梁210とスラブ30との固定度よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第一柱梁架構を構成する第一梁と、
前記第一柱梁架構と対向配置された第二柱梁架構を構成し前記第一梁よりも剛性が大きい第二梁と、
前記第一梁と前記第二梁とに固定されたスラブと、
を有し、
前記第一梁と前記スラブとの固定度は、前記第二梁と前記スラブとの固定度よりも大きい、
建物構造。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記第一梁は、上面から突出する複数の第一固定部材が埋設されたプレキャストコンクリート製とされ、
前記第二梁は、上面から突出する複数の第二固定部材が埋設されたプレキャストコンクリート製とされ、
前記スラブは、前記第一固定部材及び前記第二固定部材が埋設され、
前記第一固定部材の設置個所は、前記第二固定部材の設置個所よりも多い、
請求項1に記載の建物構造。
【請求項3】
前記第一梁は、上面から突出する複数の第一固定部材が埋設されたプレキャストコンクリート製とされ、
前記第二梁は、上面から突出する複数の第二固定部材が埋設されたプレキャストコンクリート製とされ、
前記スラブは、前記第一固定部材及び前記第二固定部材が埋設され、
複数の前記第一固定部材のせん断剛性の総和は、複数の前記第二固定部材のせん断剛性の総和よりも大きい、
請求項1に記載の建物構造。
【請求項4】
前記第一柱梁架構は、板状建物のバルコニー側を構成し、
前記第二柱梁架構は、前記板状建物の共用廊下側を構成し、
前記第一梁は、前記第二梁よりも梁成が小さい、
請求項1に記載の建物構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄骨梁の横補剛構造及び建物の鉄骨梁の横剛性を補完するための梁スラブ結合方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、横補剛構造は、鉄骨梁の軸方向の一部に設けられ、スラブに固定される第1横補剛部材を備える。第1横補剛部材は左右の側部補剛部を含み、左右の側部補剛部は、鉄骨梁の軸方向及び鉛直方向に互いに平行に延在し、上フランジを左右から挟むと共に下フランジに固定される左右の添板部と、鉄骨梁の軸方向及び水平方向に延在し、左右の添板部の上端部から外方へ張り出す左右の外張出板部と、外張出板部の上面から延出し、スラブに固定される固定部材とを含む。
【0003】
特許文献2には、鉄骨梁の横補剛構造及び建物の鉄骨梁の横剛性を補完するための梁スラブ結合方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、横補剛構造は、上フランジ、下フランジ及び上フランジと下フランジとを連結するウェブを有し、両端が1対の柱に接合された鉄骨梁と、鉄骨梁の上に構築されたスラブと、上フランジ及び下フランジを貫通するようにウェブの両側に設けられ、それぞれ固定手段によって少なくとも下フランジに固定されると共に、スラブに固定される連結部材とを有する。鉄骨梁が連結部材によって横補剛されることにより、鉄骨梁横座屈が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-135669号公報
特開2018-135667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、板状住宅では室内からの展望をよくするためにバルコニー側の柱梁架構の梁成を小さくすることが多い。また、バルコニー側と反対側の共用廊下側では玄関ドア高さにより柱梁架構の梁成が決定することが多くバルコニー側よりも梁成が大きくなることが多い。
【0006】
このように建物の対向する柱梁架構で梁の梁成が異なると梁に剛性差が生じる。そして、剛性差があると対向した梁が負担するせん断力が異なり、建物の剛芯は梁成が大きい側、前述の例では廊下側へと移動し、建物の偏心率が大きくなり、地震時の建物にねじれが発生しやすくなる。
【0007】
本発明は、上記事実を鑑み、対向する柱梁架構の梁の剛性の違いによる建物の偏心率の増大を抑制することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一態様は、第一柱梁架構を構成する第一梁と、前記第一柱梁架構と対向配置された第二柱梁架構を構成し前記第一梁よりも剛性が大きい第二梁と、前記第一梁と前記第二梁とに固定されたスラブと、を有し、前記第一梁と前記スラブとの固定度は、前記第二梁と前記スラブとの固定度よりも大きい、建物構造である。
【0009】
第一態様の建物構造では、第一柱梁架構の剛性が小さい第一梁とスラブとの固定度は、第一柱梁架構と対向する第二柱梁架構の剛性が大きい第二梁とスラブとの固定度よりも大きい。よって、第一梁の剛性と第二梁の剛性の違い起因する建物の偏心率の増大が抑制される。
【0010】
第二態様は、前記第一梁は、上面から突出する複数の第一固定部材が埋設されたプレキャストコンクリート製とされ、前記第二梁は、上面から突出する複数の第二固定部材が埋設されたプレキャストコンクリート製とされ、前記スラブは、前記第一固定部材及び前記第二固定部材が埋設され、前記第一固定部材の設置個所は前記第二固定部材の設置個所よりも多い、第一態様に記載の建物構造である。
(【0011】以降は省略されています)

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