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公開番号2025101398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218219
出願日2023-12-25
発明の名称発光装置及び発光装置の駆動方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人豊栖特許事務所
主分類G09G 3/32 20160101AFI20250630BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】多色発光型半導体発光素子でディスプレイ等の発光装置を構成するに際して、適切な発光制御を実現可能とする。
【解決手段】発光装置100は、第一発光色を発光可能な複数の第一発光素子11Aと、第一発光色と異なる第二発光色を発光可能な複数の第二発光素子11Bを所定のパターンに配置して複数の画素12を構成した表示部10と、複数の第一発光素子11A及び複数の第二発光素子11Bにそれぞれ駆動電流を供給し、発光期間を制御する点灯制御部50とを備える。第二発光素子11Bは駆動電流に応じて発光色が制御可能であり、点灯制御部50は、複数の第一発光素子11A及び複数の第二発光素子11Bを発光させる一フレームを、複数の第一発光素子11Aをそれぞれ発光させる第一サブフレームと、複数の第二発光素子11Bをそれぞれ発光させる第二サブフレームとに分割して駆動させている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一発光色を発光可能な複数の第一発光素子と、
前記第一発光色と異なる第二発光色を発光可能な複数の第二発光素子
を所定のパターンに配置して複数の画素を構成した表示部と、
前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子にそれぞれ駆動電流を供給し、発光期間を制御する点灯制御部と、
を備える発光装置であって、
前記第二発光素子は駆動電流に応じて発光色が制御可能であり、
前記点灯制御部は、前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子を発光させる一フレームを、
前記複数の第一発光素子をそれぞれ発光させる第一サブフレームと、
前記複数の第二発光素子をそれぞれ発光させる第二サブフレームとに分割して駆動させてなる発光装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の発光装置であって、さらに、
前記複数の画素の所定の発光色に応じて、前記第一発光素子及び前記第二発光素子を発光させる駆動電流値を決定するための電流-色度情報を保持する情報保持部を備え、
前記点灯制御部は、前記情報保持部で保持された電流-色度情報に基づいて前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子をそれぞれ所定の発光色及び発光輝度で発光させるように、前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子を制御する発光装置。
【請求項3】
請求項2に記載の発光装置であって、
前記点灯制御部は、前記第一発光素子及び前記第二発光素子に駆動電流を供給する第一制御回路と、前記第一発光素子及び前記第二発光素子の発光期間を制御する第二制御回路と、
を備えた発光装置。
【請求項4】
請求項3に記載の発光装置であって、
前記点灯制御部が、前記画素毎に少なくとも1以上設けられてなる発光装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の発光装置であって、
前記画素毎に少なくとも1つの前記第一発光素子と少なくとも1つの前記第二発光素子とを備えてなる発光装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の発光装置であって、
前記第一発光色が、青色光である発光装置。
【請求項7】
請求項6に記載の発光装置であって、
前記第一発光色は、固定波長発光である発光装置。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の発光装置であって、
前記第二発光色が、駆動電流に応じて緑色光と赤色光の間で可変である発光装置。
【請求項9】
請求項3に記載の発光装置であって、
前記第二サブフレームにおいて、
各画素で表示すべき色度信号及び輝度信号から、前記第一発光色に対応するように、前記第二発光色の色度と、前記第一発光素子と前記第二発光素子との輝度比を決定し、
前記第二発光色の色度と前記輝度比に基づいて、前記第二発光素子で表示すべき輝度信号に対応する発光強度を決定し、
前記第一制御回路は、前記情報保持部を参照して前記第一発光素子及び前記第二発光素子にそれぞれの発光色に応じた駆動電流値を供給し、
前記第二制御回路は、前記決定された発光強度に応じて、前記第一発光素子及び前記第二発光素子の発光期間を制御するよう構成してなる発光装置。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の発光装置であって、
前記点灯制御部は、三角波信号を含む第一信号と所定の期間で設定された第一直流電圧とを比較した結果に基づいて、前記第一発光素子および前記第二発光素子へ電流を供給する時間幅を設定するよう構成され、
前記所定の期間とは異なる期間で設定された第二直流電圧に基づいて、前記点灯制御部に供給する電流値を制御するよう構成されてなる発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置及び発光装置の駆動方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
LEDやLD等の半導体発光素子を用いたディスプレイや面発光装置が使用されている。ここで、フルカラーのLEDディスプレイを作製するには、一般的にはRGBの少なくとも3色のサブ画素を、各画素毎に配列する必要がある。しかしながら、このような構成では画素数の3倍以上のサブ画素を設ける必要があるため、高精細化に不向きであり、LED数の増加によるコスト高や歩留り低下といった問題があった。
【0003】
これに対して、一個のLED素子を多色発光させたマイクロLEDディスプレイが報告されている(特許文献1)。しかしながら、このような多色発光型マイクロLEDでディスプレイを構成するに際して、実際の回路構成や駆動方法については、未だ報告されていない。例えば、多色発光型マイクロLEDでRGBすべての色度範囲に発光させるように制御することは、現状の技術においては容易でなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-52168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の目的の一は、多色発光型半導体発光素子でディスプレイ等の発光装置を構成するに際して、適切な発光色制御を実現可能な発光装置及び発光装置の駆動方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係る発光装置は、第一発光色を発光可能な複数の第一発光素子と、前記第一発光色と異なる第二発光色を発光可能な複数の第二発光素子を所定のパターンに配置して複数の画素を構成した表示部と、前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子にそれぞれ駆動電流を供給し、発光期間を制御する点灯制御部と、を備える発光装置であって、前記第二発光素子は駆動電流に応じて発光色が制御可能であり、前記点灯制御部は、前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子を発光させる一フレームを、前記複数の第一発光素子をそれぞれ発光させる第一サブフレームと、前記複数の第二発光素子をそれぞれ発光させる第二サブフレームとに分割して駆動させている。
【0007】
また、他の形態に係る発光装置の駆動方法は、第一発光色を発光可能な複数の第一発光素子と、前記第一発光色と異なる第二発光色を発光可能で、駆動電流に応じて発光色が制御可能な複数の第二発光素子を所定のパターンに配置して複数の画素を構成した表示部と、前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子にそれぞれ駆動電流を供給し、発光期間を制御する点灯制御部と、を備える発光装置の駆動方法であって、前記点灯制御部が、前記複数の第一発光素子及び前記複数の第二発光素子を発光させる一フレームを、前記複数の第一発光素子をそれぞれ発光させる第一サブフレームと、前記複数の第二発光素子をそれぞれ発光させる第二サブフレームとに分割して駆動させる工程を含む。
【発明の効果】
【0008】
上記構成により、第一発光色と、駆動電流に応じて異なる発光色となる第二発光色を組合わせることで、フルカラー等の多色発光を可能とし、より簡便な発光制御を実現できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る発光装置を示すブロック図である。
第一発光素子と第二発光素子を点灯駆動するタイミングチャートである。
画素回路に第一制御回路、第二制御回路を設ける例を示すブロック図である。
実施形態1に係る発光装置の表示部を示す拡大図付きブロック図である。
発光素子の素子構造の一例を示す模式断面図である。
第一サブフレームの点灯イメージを示す模式図である。
第二サブフレームの点灯イメージを示す模式図である。
駆動電流値とPWM発光期間の決定方法を示す機能ブロック図である。
図8で発光色度を決定する手順を示すための色度図である。
図10Aは実施形態1に係る発光装置の一画素、図10Bは実施形態2に係る発光装置の一画素を、それぞれ示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて本開示をさらに詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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