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公開番号2025101552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218473
出願日2023-12-25
発明の名称振動篩装置
出願人株式会社タケエイ
代理人個人,個人
主分類B07B 1/28 20060101AFI20250630BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】 等間隔に配置されるフィンガースクリーン体の前記等間隔の間隔を、前記フィンガースクリーン体自体の厚みを厚くさせることなく、可変とした振動篩装置を提供する。
【解決手段】 一対の枠体と、前記一対の枠体の間に掛け渡されてなる多数のフィンガー状凸部を有するフィンガーブレード体を有し、前記フィンガーブレード体が水平とされ所定の等間隔でずらされて多数配置されることでフィンガースクリーン面を形成してなり、且つ前記スクリーン面が所定の傾きをもって形成されてなるフィンガーブレード体群、を備えるフィンガースクリーン部材と、前記枠体に形成され、前記所定の等間隔の間隔を可変とするフィンガーブレード体間隔可変機構と、前記フィンガースクリーン部材を振動させる振動部材と、を含む、振動篩装置とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の枠体と、
前記一対の枠体の間に掛け渡されてなる多数のフィンガー状凸部を有するフィンガーブレード体を有し、前記フィンガーブレード体が水平とされ所定の等間隔でずらされて多数配置されることでフィンガースクリーン面を形成してなり、且つ前記スクリーン面が所定の傾きをもって形成されてなるフィンガーブレード体群、を備えるフィンガースクリーン部材と、
前記枠体に形成され、前記所定の等間隔の間隔を可変とするフィンガーブレード体間隔可変機構と、
前記フィンガースクリーン部材を振動させる振動部材と、
を含む、振動篩装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記フィンガースクリーン面の所定の傾きを可変とするフィンガースクリーン面傾斜角度可変機構が設けられてなる、請求項1記載の振動篩装置。
【請求項3】
前記フィンガーブレード体間隔可変機構が、
前記一対の枠体に形成された一対の長孔部と、
前記フィンガーブレード体の両端部に形成された係止部と、
を有し、
前記長孔部に、前記係止部が摺動可能に係止されてなり、
前記長孔部で前記係止部が所定の等間隔で係止せしめられることで、前記所定の等間隔の間隔を可変する機構である、請求項1記載の振動篩装置。
【請求項4】
前記一対の長孔部が、前記一対の枠体に傾斜して形成されてなる、請求項3記載の振動篩装置。
【請求項5】
前記係止部が係止用ボルトであり、ボルト止めすることで、前記長孔部に、前記係止部が摺動可能に係止されてなる、請求項3記載の振動篩装置。
【請求項6】
前記フィンガースクリーン面の所定の傾きを可変とするフィンガースクリーン面傾斜角度可変機構が設けられてなり、
前記フィンガースクリーン面傾斜角度可変機構が、前記一対の長孔部の傾斜の傾斜角度を可変とすることで、前記フィンガースクリーン面の所定の傾きを可変とする機構である、請求項3記載の振動篩装置。
【請求項7】
前記フィンガースクリーン面傾斜角度可変機構が、前記一対の枠体に取付けられた複数の傾斜角度可変用ボルトであり、前記傾斜角度可変用ボルトのボルト止めの位置を変えることで、前記フィンガーブレード体群の所定の傾きを可変とされてなる、請求項2記載の振動篩装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィンガースクリーンを備えた選別対象材料を篩にかけるための振動篩装置に関する
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建設廃材、破砕物、がれきや砕石など様々な選別対象材料を篩にかけるための振動篩装置がある。このような振動篩装置の例としては、特許文献1に記載の振動篩装置がある。
【0003】
このような振動篩装置に用いられるスクリーンとして、フィンガータイプのスクリーンやメッシュタイプのスクリーンが知られている。メッシュタイプのスクリーンは網状で高い選別精度を備えているものの、目詰まりがしやすいという問題があった。
【0004】
そのため、メッシュタイプのスクリーンよりも目詰まりのし難いスクリーンとして、フィンガータイプのスクリーンがある。フィンガースクリーンは、フィンガー状の突起体が多数並べられたフィンガー状凸部を有するフィンガーブレード体を少しずつずらして多数配置された構成となっている。
【0005】
従来のフィンガースクリーンを備えた振動篩装置の例を図8に示す。図8(a)において、符号100は従来の振動篩装置のフィンガースクリーン部材を示す。従来のフィンガースクリーン部材100は、一対の枠体102に掛け渡されてなる多数のフィンガー状凸部104を有するフィンガーブレード体106を有し、前記フィンガーブレード体106が水平とされ所定の等間隔でずらされて多数配置されることでフィンガースクリーン面を形成してなり、且つ前記スクリーン面が所定の傾きをもって形成されてなるフィンガーブレード体群108、を備える構成とされている。図8(b)は、フィンガーブレード体106の側面図である。
【0006】
しかしながら、フィンガーブレード体106は、振動体フレーム板である枠体102に溶接加工等で取付けられて固定されており、また、スクリーン面の角度も固定されている構造であった。
【0007】
振動篩装置は、振動モータとフィーダー板と振動を吸収するためのバネの簡単な構造であるが、振動の耐久性を持たせるために複雑な溶接構造となっている。図8に示すような従来のフィンガースクリーン部材では、スクリーンの分級サイズを容易には変えられない。平網のスクリーンであればスクリーンを取り外し、分級サイズを変更することが可能であるが、フィンガースクリーンの場合には、各々のフィンガーブレード体が固定式であり、分級サイズの変更にはメーカーでの大幅な改造が必要であり、詰まりやすいフィンガースクリーンは、詰まって消耗した場合には交換が容易ではない。また、廃棄物についても、処理物の中には水分が多く、スクリーンに付着し易いもの等もあるが、そのような性状の変化に対して、廃棄物搬入の度に対応できるわけではない。
【0008】
例えば、フィンガースクリーンの例としては、特許文献2に記載のフィンガースクリーンがある。
【0009】
しかしながら、特許文献2に記載のフィンガースクリーンでは、調整プレートで、フィンガー間のスペースを調整するものであり、詰まりやすいという問題があった。また、調整プレートを用いると、一つのフィンガーブレード体自体の厚さが厚くなってしまう。このようにフィンガーブレード体自体に厚みを持たせると、特に付着性の高い選別材料では、フィンガースクリーンに付着し易くなるため、目詰まりを起こしてしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2009-291772
特開2008-80335
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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