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公開番号
2025102382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219799
出願日
2023-12-26
発明の名称
構造物、及び構造物の施工方法
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
E04B
1/94 20060101AFI20250701BHJP(建築物)
要約
【課題】鉄骨部材の耐火性能を確保しつつ、カーテンウォール用耐火ボードを省略可能にすることを目的とする。
【解決手段】構造物10は、カーテンウォール90と、カーテンウォール90と対向する鉄骨梁20と、鉄骨梁20におけるカーテンウォール90側に壁状に設けられ、鉄骨梁20のカーテンウォール90側を耐火被覆する耐火ボード50と、耐火ボード50からカーテンウォール90側へ張り出す張出し耐火材40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カーテンウォールと、
前記カーテンウォールと対向する鉄骨部材と、
前記鉄骨部材における前記カーテンウォール側に壁状に設けられ、前記鉄骨部材の前記カーテンウォール側を耐火被覆する耐火被覆材と、
前記耐火被覆材から前記カーテンウォール側へ張り出す張出し耐火材と、
を備える構造物。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記カーテンウォールの幅方向から見て、前記張出し耐火材の張出し方向の先端部は、前記カーテンウォールの方立と近接する、
請求項1に記載の構造物。
【請求項3】
前記鉄骨部材から前記カーテンウォール側へ延出する下地材を備え、
前記耐火被覆材は、前記鉄骨部材と間隔を空けた状態で前記下地材に支持される、
請求項1又は請求項2に記載の構造物。
【請求項4】
前記カーテンウォールと前記鉄骨部材との間隔が、450mm以下とされる、
請求項1に記載の構造物。
【請求項5】
カーテンウォールと、前記カーテンウォールと対向する鉄骨部材と、前記鉄骨部材における前記カーテンウォール側に壁状に設けられ、前記鉄骨部材の前記カーテンウォール側を耐火被覆する耐火被覆材と、前記耐火被覆材から前記カーテンウォール側へ張り出す張出し耐火材と、を備える構造物の施工方法であって、
少なくとも前記鉄骨部材の前記カーテンウォール側を耐火塗料以外の耐火被覆材によって耐火被覆した状態で、該鉄骨部材を建て方する、
構造物の施工方法。
【請求項6】
前記鉄骨部材を建て方した後に、前記耐火被覆材に前記張出し耐火材を取り付ける、
請求項5に記載の構造物の施工方法。
【請求項7】
前記カーテンウォールの幅方向から見て、前記張出し耐火材の張出し方向の先端部を、前記カーテンウォールの方立に近接させる、
請求項6に記載の構造物の施工方法。
【請求項8】
前記鉄骨部材から前記カーテンウォール側へ延出する下地材に、前記耐火被覆材を前記鉄骨部材と間隔を空けた状態で支持させる、
請求項5~請求項7の何れか1項に記載の構造物の施工方法。
【請求項9】
前記鉄骨部材を建て方した後に、前記耐火被覆材で耐火被覆されていない前記鉄骨部材の部位を、建て方後耐火被覆材によって耐火被覆する、
請求項5に記載の構造物の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物、及び構造物の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
外壁や、カーテンウォールのスパンドレル部を構成する耐火ボードを、鉄骨梁等の耐火被覆の一部として使用する複合耐火構造が知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
【0003】
また、耐火塗料、及び巻付け式の耐火被覆材によって鉄骨梁を耐火被覆する複合耐火被覆構造が知られている(例えば、特許文献4参照)。
【0004】
さらに、乾式耐火被覆材及び半湿式耐火被覆材によって鉄骨柱を耐火被覆する複合耐火被覆構造が知られている(例えば、特許文献5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-190613号公報
特開2021-004494号公報
特開2021-116586号公報
特開2022-187728号公報
特開2004-225271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、カーテンウォールには、上階延焼を防止するため、スパンドレル部に耐火ボード(以下、「カーテンウォール用耐火ボード」という)を設けることが一般的である。床面積が一定以上の大きさになると上下階で防火区画することが建築基準法により求められる。上下階での防火区画を成立させるためには、耐火性能のある跳ね出しスラブ(跳ね出し長さ500mm以上)を設置するか、耐火性能のある壁材(高さ900mm以上)でスパンドレル部を形成するかのいずれかが必要となるが、設計上の理由から、大部分の建物では後者を選択することが多い。本発明は後者を選択した場合を対象としている。スパンドレル部のカーテンウォール用耐火ボードは、方立(縦枠材)と無目(横枠材)によって四周を挟み込むことで支持される。窓ガラスを支持するだけなら床スラブ付近にのみ無目を設ければよいが、スパンドレル部にカーテンウォール用耐火ボードを設置する場合はスパンドレル部の下部位置にも無目が必要となり、無目の数が増えることでカーテンウォール用耐火ボードがない場合に比べてデザイン性が損なわれる。
【0007】
また、スパンドレル部の方立には外壁としての耐火性能が求められるため、屋内側から方立を耐火被覆する必要がある。しかし、カーテンウォールと、鉄骨梁や鉄骨柱等の鉄骨部材との間隔が狭い場合、作業スペースを確保することができず、方立に耐火被覆を施工することが困難になることがよくある。また、方立と同様に、鉄骨梁や鉄骨柱等の鉄骨部材の外壁側の部分についても作業スペースを確保することができず、耐火被覆を施工することが困難となる。
【0008】
本発明は、上記の事実を考慮し、鉄骨部材の耐火性能を確保しつつ、カーテンウォール用耐火ボードを省略可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の構造物は、カーテンウォールと、前記カーテンウォールと対向する鉄骨部材と、前記鉄骨部材における前記カーテンウォール側に壁状に設けられ、前記鉄骨部材の前記カーテンウォール側を耐火被覆する耐火被覆材と、前記耐火被覆材から前記カーテンウォール側へ張り出す張出し耐火材と、を備える。
【0010】
請求項1に係る構造物によれば、鉄骨部材は、カーテンウォールと対向する。また、鉄骨部材におけるカーテンウォール側には、耐火被覆材が設けられる。耐火被覆材は、壁状に設けられ、鉄骨部材のカーテンウォール側を耐火被覆する。
(【0011】以降は省略されています)
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