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公開番号
2025102413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219847
出願日
2023-12-26
発明の名称
流体殺菌装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
A61L
2/10 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】所望の積算照量を確保することにより所望の殺菌性能を確保できる流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体殺菌装置1は、壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室60を有し、光源用開口14、流体を殺菌室60に流入するための室流入口12、および、流体を殺菌室60から流出するための室流出口13が殺菌室60に開口するように形成された殺菌室本体10と、光源用開口14を閉塞し、光源用開口14から殺菌室60に紫外光を出射するように構成された光源部20とを備える。室流入口12は、室流入口12の開口が光源用開口14を含む平面のうち殺菌室60側の面に対向するように配置され、光源用開口14の中心軸L1方向から見た場合において、室流入口12の開口の少なくとも一部が、光源用開口14に重ならないように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室を有し、光源用開口、前記流体を前記殺菌室に流入するための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出するための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記室流入口は、前記室流入口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置され、
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流入口の開口の少なくとも一部が、前記光源用開口に重ならないように配置されている、流体殺菌装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流入口の開口の全てが、前記光源用開口に重ならないように配置されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流入口の開口の他の一部が、前記光源用開口に重なるように配置されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記室流出口は、前記室流出口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置され、
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流出口の開口の少なくとも一部が、前記光源用開口に重ならないように配置されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流出口の開口の全てが、前記光源用開口に重ならないように配置されている、請求項4に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流出口の開口の他の一部が、前記光源用開口に重なるように配置されている、請求項4に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記室流出口の内径は、前記室流入口の内径よりも大きく形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
【請求項8】
前記室流入口および前記室流出口は、前記室流入口から流入した前記流体が前記殺菌室における前記凹球面状の壁面に沿って発生する螺旋流が、前記室流入口寄りから前記室流出口に進むに従って、前記螺旋流の中心軸の方向が変化するように、構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
【請求項9】
前記光源用開口の縁線は、円形に形成され、
前記殺菌室の直径Dと前記光源用開口の直径dの比率D/dは、1.8~2.2の範囲に設定されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
【請求項10】
前記殺菌室本体は、前記殺菌室を流通する前記流体の単位時間当たりの流量が、0.5~50L/secである場合に、前記殺菌室における前記流体の滞在時間が、0.02~2secとなるように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、紫外光を発光する発光素子を用いる流体殺菌装置が開示されている。この流体殺菌装置は、流体を収容するための略凹球面状の殺菌室(貯留部)と、殺菌室内に流体を流入するための室流入口(供給口)と、殺菌室内の流体を取り出すための室流出口(取出口)と、紫外光を照射するための光源部と、を有する。
【0003】
殺菌室は、室流入口における流体の流動方向において上流側に位置する略半凹球面状の第1殺菌室と、下流側に位置する略半凹球面状の第2殺菌室と、を含む。第1殺菌室の側に、室流入口が形成され、第2殺菌室の側には、室流出口が形成されている。光源部は、第2殺菌室の側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-6710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
流体殺菌装置において所望の殺菌性能を確保するためには、殺菌室内における紫外光の積算照量を確保することが必要となる。積算照量は、殺菌室内における紫外光の照度と、殺菌室内を流体が滞留する時間とに依存する。所望の殺菌性能を確保するためには、発光素子が発光する紫外光が殺菌室内において満遍なく照射されること、殺菌室内において流体が滞留することが求められる。
【0006】
しかし、特許文献1に記載の流体殺菌装置においては、室流入口と室流出口とが殺菌室の球中心に対して対称位置の近傍に位置している。そのため、室流入口から流入した流体の一部が、直ちに室流出口から流出し、滞留時間を確保することができなくなるおそれがある。そのうえ、光源用開口の開口面に平行で殺菌室の球中心を通る平面上に、室流入口および室流出口が位置している。この点からも、一部の流体に対して積算照量が少なくなるおそれがある。
【0007】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、所望の積算照量を確保することにより所望の殺菌性能を確保できる流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室を有し、光源用開口、前記流体を前記殺菌室に流入するための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出するための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記室流入口は、前記室流入口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置され、
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流入口の開口の少なくとも一部が、前記光源用開口に重ならないように配置されている、流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、光源用開口の中心軸方向から見た場合において、室流入口の開口の少なくとも一部が、光源用開口に重ならないように配置されている。従って、室流入口から流入した流体は、全てが光源用開口に向かって進むことがなく、流入した流体の少なくとも一部が、殺菌室における凹球面状の壁面に当たることになる。このように、流入した流体の少なくとも一部が凹球面状の壁面に当たることによって、殺菌室において螺旋流を発生することができる。そして、殺菌室に流入した直後に螺旋流を発生させることにより、凹球面状の殺菌室の全ての領域において螺旋流を維持させることができる。その結果、殺菌室における流体の圧損を小さくすることができ、殺菌効率を高めることができる。従って、所望の積算照量を確保することができ、所望の殺菌性能を確保できる。
【0010】
以上のように、上記態様によれば、所望の積算照量を確保することにより所望の殺菌性能を確保できる流体殺菌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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