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公開番号2025102432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219877
出願日2023-12-26
発明の名称コンデンサ装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電極接続部間の熱集中の抑制と小型化の両立が可能なコンデンサ装置を提供する。
【解決手段】コンデンサ装置は、複数のコンデンサ素子40と、複数の第1電極端子50と、複数の第2電極端子60と、を備えている。コンデンサ素子は幅方向に離間する第1端面40Aと第2端面40Bを有している。第1電極端子は、第1端面の第1電極41に接続される第1電極接続部を有している。第2電極端子は、第2端面の第2電極42に接続される第2電極接続部を有している。第1端面同士、および/または、第2端面同士が幅方向で向かい合うように、複数のコンデンサ素子が幅方向に沿って並んでいる。幅方向で向かい合う第1電極に各々接続された第1電極接続部、および/または、幅方向で向かい合う第2電極に各々接続された第2電極接続部が、幅方向に直交する方向の少なくとも1つに関して、ずれて配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
幅方向(X)に離間する第1端面(40A)と第2端面(40B)をそれぞれ有する複数のコンデンサ素子(40)と、
前記第1端面に形成された第1電極に接続される第1電極接続部(51、52)を有するとともに、各前記コンデンサ素子に個々に設けられている複数の第1電極端子(50)と、
前記第2端面に形成された第2電極に接続される第2電極接続部(61、62)を有するとともに、各前記コンデンサ素子に個々に設けられている複数の第2電極端子(60)と、を備え、
前記第1端面同士、および/または、前記第2端面同士が前記幅方向で向かい合うように、複数の前記コンデンサ素子が前記幅方向に沿って並び、
前記幅方向で向かい合う前記第1電極に各々接続された前記第1電極接続部、および/または、前記幅方向で向かい合う前記第2電極に各々接続された前記第2電極接続部が、前記幅方向に直交する方向の1つである高さ方向(Z)、および、前記幅方向と前記高さ方向の両方に直交する奥行方向(Y)の少なくとも一方に関して、ずれて配置されているコンデンサ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記幅方向で向かい合う前記第1電極に各々接続された前記第1電極接続部、および/または、前記幅方向で向かい合う前記第2電極に各々接続された前記第2電極接続部が、前記高さ方向、および、前記奥行方向の両方に関して、ずれて配置されている請求項1に記載のコンデンサ装置。
【請求項3】
前記コンデンサ素子は、前記第1端面と前記第2端面をつなぐ側面(40C)をさらに有し、
前記第1電極端子は、前記第1電極接続部に電気的に接続されるとともに前記側面に沿って前記第2端面に向かって延びる第1沿電部(55)と、前記第1沿電部に繋がるとともに外部機器(11)に接続される第1外部接続部(54)と、をさらに有し、
前記第2電極端子は、前記第2電極接続部に電気的に接続されるとともに前記第1沿電部が沿っている前記側面に沿って前記第1端面に向かって延びる第2沿電部(65)と、前記第2沿電部に繋がるとともに前記外部機器に接続される第2外部接続部(64)と、をさらに有し、
前記コンデンサ素子を介して前記第1外部接続部および前記第2外部接続部の一方から他方に向かって電流が流れており、
前記第1沿電部を流れる前記電流の向きと前記第2沿電部を流れる前記電流の向きとが逆向きである請求項2に記載のコンデンサ装置。
【請求項4】
前記第1電極端子は、前記第1電極接続部と前記第1沿電部とを接続し、前記第1端面に沿うように延びる第1アーム(53)をさらに有し、
前記第2電極端子は、前記第2電極接続部と前記第2沿電部とを接続し、前記第2端面に沿うように延びる第2アーム(63)をさらに有し、
前記幅方向で向かい合う前記第1電極に各々接続された前記第1アーム同士、および/または、前記幅方向で向かい合う前記第2電極に各々接続された前記第2アーム同士が、前記幅方向で接触している請求項3に記載のコンデンサ装置。
【請求項5】
前記第1沿電部および前記第2沿電部の少なくとも一方が前記側面に接触している請求項4に記載のコンデンサ装置。
【請求項6】
前記第1外部接続部、および、前記第2外部接続部を含む外部接続部(54、64)と、前記外部機器と、を接続するバスバー(110、120)をさらに備え、
前記外部接続部が、前記第1沿電部および前記第2沿電部を含む沿電部(55、65)から前記高さ方向に直立し、
前記バスバーにおける、前記外部接続部に接続される端子接続部(111、121)が、前記外部接続部に沿うように前記高さ方向に延び、
前記外部接続部と前記端子接続部とが前記奥行方向で接合されている請求項3~5のいずれか1項に記載のコンデンサ装置。
【請求項7】
前記外部接続部と前記端子接続部とを前記奥行方向で接合する接合機器の前記幅方向の移動が妨げられない程度に、前記幅方向に並ぶ複数の前記コンデンサ素子に渡り、前記第1沿電部および前記第2沿電部の前記高さ方向の位置が揃っている請求項6に記載のコンデンサ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、コンデンサ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のケースモールド型コンデンサは、第1ブロックと、第1P極バスバーと、第1N極バスバーと、第2ブロックと、第2P極バスバーと、第2N極バスバーと、を有する。第1ブロック、および、第2ブロックは、P極、および、N極をそれぞれ有する複数の金属化フィルムコンデンサで構成されている。第1ブロックにおける各コンデンサのN極と第2ブロックにおける各コンデンサのN極とは対向している。
【0003】
第1P極バスバーは、第1ブロックにおけるコンデンサのP極に接続されるとともに、一端に外部接続用の第1P極端子部を有する。第1N極バスバーは、第1ブロックにおけるコンデンサのN極に接続されるとともに、一端に外部接続用の第1N極端子部24Aを有する。第2P極バスバーは、第2ブロックにおけるコンデンサのP極に接続されるとともに、一端に外部接続用の第2P極端子部を有する。第2N極バスバーは、第2ブロックにおけるコンデンサのN極に接続されるとともに、一端に外部接続用の第2N極端子部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5376070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成においては、第1ブロックと第2ブロックが並ぶ方向に関して、第1N極端子部と第2N極端子部とが重なっている。そのために第1N極端子部と第2N極端子部間において熱集中が起こる。また第1ブロックと第2ブロックが並ぶ方向に関して、少なくとも第1N極端子部と第2N極端子部の厚さ分、第1ブロックと第2ブロックを離す必要がある。ケースモールド型コンデンサがその分大型化する。特許文献1の構成においては、第1N極端子部と第2N極端子部間の熱集中の抑制とケースモールド型コンデンサの小型化を両立することが難しかった。
【0006】
本開示の目的は、電極接続部間の熱集中の抑制と小型化の両立が可能なコンデンサ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によるコンデンサ装置は、
幅方向(X)に離間する第1端面(40A)と第2端面(40B)をそれぞれ有する複数のコンデンサ素子(40)と、
第1端面に形成された第1電極に接続される第1電極接続部(51、52)を有するとともに、各コンデンサ素子に個々に設けられている複数の第1電極端子(50)と、
第2端面に形成された第2電極に接続される第2電極接続部(61、62)を有するとともに、各コンデンサ素子に個々に設けられている複数の第2電極端子(60)と、を備え、
第1端面同士、および/または、第2端面同士が幅方向で向かい合うように、複数のコンデンサ素子が幅方向に沿って並び、
幅方向で向かい合う第1電極に各々接続された第1電極接続部、および/または、幅方向で向かい合う第2電極に各々接続された第2電極接続部が、幅方向に直交する方向の1つである高さ方向(Z)、および、幅方向と高さ方向の両方に直交する奥行方向(Y)の少なくとも一方に関して、ずれて配置されている。
【0008】
これによれば幅方向(X)で向かい合う電極に設けられた、第1電極接続部(51、52)同士、および/または、第2電極接続部(61、62)同士が、幅方向で重なることが抑制される。そのために、第1電極接続部間、および/または、第2電極接続部間において熱集中が起こることが抑制される。また幅方向で隣合うコンデンサ素子(40)の距離を近づけることができる。それに伴いコンデンサ装置の小型化ができる。電極接続部間の熱集中の抑制とコンデンサ装置の小型化が両立できる。
【0009】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電力変換装置の電気回路図である。
電力変換装置の側面図である。
コンデンサ装置の分解斜視図である。
コンデンサ装置の一部の斜視図である。
コンデンサの平面図である。
コンデンサの一部の斜視図である。
コンデンサの一部の斜視図である。
コンデンサの一部の模式図である。
コンデンサの一部の斜視図である。
コンデンサの一部の斜視図である。
コンデンサの側面図である。
コンデンサケースの斜視図である。
バスバーモジュールの模式図である。
第2実施形態を説明するコンデンサの一部の側面図である。
第3実施形態を説明するコンデンサの一部の斜視図である。
第4実施形態を説明するコンデンサ装置の一部の斜視図である。
第5実施形態を説明する電力変換装置の側面図である。
第6実施形態を説明するコンデンサの一部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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