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公開番号
2025096790
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212705
出願日
2023-12-18
発明の名称
制御装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人服部国際特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250623BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】異常発生時においても異常監視および制御対象の動作を継続可能な制御装置を提供する。
【解決手段】ECU15は、マイコン21、23と、電源ソースと、クロックソースと、を備える。マイコン21、23は、制御演算を行う演算コア211、212、231、232を有する。電源ソースは、マイコン21、23に電源を供給する。クロックソースは、演算コア211、212、231、232にクロックを供給する。演算コア211、212、231、232、電源ソース、および、クロックソースの少なくとも1つは、3以上の冗長構成となっており、3以上に冗長化されている箇所にて異常が生じた場合、異常箇所を特定し、正常である2以上を用いて異常監視および動作を継続する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
制御演算を行う演算回路(211、212、231、232、261~263)を有する制御部(21~24)と、
前記制御部に電源を供給する電源ソース(31~34)と、
前記演算回路における制御演算のクロックを供給するクロックソース(41~44、415)と、
を備え、
前記演算回路、前記電源ソース、および、前記クロックソースの少なくとも1つは、3以上の冗長構成となっており、
3以上に冗長化されている箇所にて異常が生じた場合、異常箇所を特定し、正常である2以上を用いて異常監視および動作を継続する制御装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記制御部は、3つ以上の異なる前記クロックソースからのクロックを取得可能であって、クロック異常を監視可能なクロックコントロール部(217)を有し、
前記クロックコントロール部は、正常時に用いている前記クロックソースからのクロックが異常となった場合、バックアップクロックに切り替えて動作を継続し、異常監視を行う請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は複数であって、クロック異常により前記バックアップクロックでの制御を行う前記制御部をクロック異常制御部、正常である前記制御部を正常制御部とすると、
前記正常制御部および前記クロック異常制御部は、演算に用いるクロックを一方から他方へ送信し、前記バックアップクロックと同期して前記演算回路での演算を行う請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、少なくとも3つの異なる前記電源ソースから電力が入力される電源コントロール部(213)を有し、正常時に用いている前記電源ソースが異常になった場合、バックアップ電源ソースからの電力を用いて前記演算回路の動作を継続する請求項1~3のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
それぞれ異なる前記クロックソースで動作する3以上の前記演算回路が設けられている請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
それぞれ異なる前記電源ソースで動作する3以上の前記演算回路が設けられている請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記演算回路は、複数のコアで同一の演算を行うことで異常監視するロックステップ機能を有する請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、同一の演算を行う3つ以上の前記演算回路(261~263)を有し、演算結果の相互比較結果に基づき、制御対象(11)を制御する請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
3つ以上の前記演算回路は、異なるタイミングで同一の演算を行い、同一の演算結果を比較可能なようにタイミング調整した値を用いて演算結果の比較を行う請求項8に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、2組のモータ巻線を有するモータを制御するモータ制御装置が知られている。例えば特許文献1では、モータ巻線に対応してインバータ回路および制御部が設けられる2系統の構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-129995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、1故障発生時の制御継続中に更なる故障が発生した場合、モータの駆動を継続できない虞がある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異常発生時においても異常監視および制御対象の動作を継続可能な制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の制御装置は、制御部(21~24)と、電源ソース(31~34)と、クロックソース(41~44、415)と、を備える。制御部は、制御演算を行う演算回路(211、212、231、232)を有する。電源ソースは、制御部に電源を供給する。クロックソースは、演算回路における制御演算のクロックを供給する。
【0007】
演算回路、電源ソース、および、クロックソースの少なくとも1つは、3以上の冗長構成となっている。3以上に冗長化されている箇所にて異常が生じた場合、異常箇所を特定し、正常である2以上を用いて異常監視および動作を継続する。3以上に冗長化することで、一部に異常が生じた場合であっても、2以上の構成が正常であれば、異常監視および制御対象の動作を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態による電動パワーステアリング装置を示す概略構成図である。
第1実施形態によるECUを示すブロック図である。
第1実施形態によるドライバ回路を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
図7のVIII-VIII線断面図である。
第1実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第1実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第1実施形態による基板配置を説明する模式図である。
2系統でのマイコンと部品との接続を説明する説明図である。
3系統でのマイコンと部品との接続を説明する説明図である。
第1実施形態による系統間接続線を示す説明図である。
第1実施形態によるアイソレータを示す説明図である。
第1実施形態によるマイコンとドライバ部品との通信構成を説明する説明図である。
第1実施形態によるマイコンとドライバ部品との通信構成を説明する説明図である。
第1実施形態によるデータ通信を説明するタイムチャートである。
モータ巻線を2系統とする場合の配置を示す模式図である。
モータ巻線を4系統とする場合の配置を示す模式図である。
第1実施形態による演算コアとプリドライバICとの通信を説明するタイムチャートである。
第1実施形態による一部の演算コアが故障した場合のプリドライバICとの通信を説明するタイムチャートである。
第1実施形態による系統間接続線を説明する説明図である。
第1実施形態による電源リレーおよび逆接保護リレーの駆動を説明するブロック図である。
第1実施形態によるマイコン内の冗長構成を説明するブロック図である。
第1実施形態によるクロック監視処理を説明するフローチャートである。
第1実施形態による電源監視処理を説明するフローチャートである。
第2実施形態による電源リレーおよび逆接保護リレーの駆動を説明するブロック図である。
第3実施形態による電源リレーおよび逆接保護リレーの駆動を説明するブロック図である。
第1実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第4実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第5実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第6実施形態によるECUを説明するブロック図である。
モータ巻線を3系統とする場合の配置を示す模式図である。
第7実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第8実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第9実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第9実施形態による演算タイミングを説明するブロック図である。
第10実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第10実施形態によるモータリレーの作動を説明するタイムチャートである。
第11実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第11実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第12実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第12実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第13実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第13実施形態によるモータリレーの作動を説明するタイムチャートである。
第13実施形態によるモータリレーの作動を説明するタイムチャートである。
第14実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第15実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第16実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
図50のLI-LI線断面図である。
図50のLII-LII線断面図である。
第17実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
図53のLIV-LIV線断面図である。
図53のLV-LV線断面図である。
第18実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明による制御装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態を図1~図28に示す。図1に示すように、駆動装置10は、モータ11と、通信装置としてのECU15と、を備え、例えば車両のステアリング操作を補助するための操舵装置である電動パワーステアリング装置5に適用される。図1は、電動パワーステアリング装置5を備えるステアリングシステム90の全体構成を示すものである。ステアリングシステム90は、操舵部材であるステアリングホイール91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置5等を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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