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公開番号
2025097675
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214010
出願日
2023-12-19
発明の名称
電子装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250624BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】異物の侵入抑制効果が向上された電子装置を提供すること。
【解決手段】電子装置100は、コネクタ53を備えた回路基板50と、回路基板を収容するケース10とを備えている。ケースは、コネクタが配置される開口部が設けられたカバー40と、カバーとともに回路基板の収容空間24を形成する収容部20,30とを備えている。カバーは、第1開口部41hが設けられた軟質材である第1カバー部41と、第1カバー部に接しており、第1開口部よりも開口面積が広い第2開口部42hが設けられた硬質材である第2カバー部42とを有している。第1開口部を形成する部位は、コネクタ53の外周に沿って環状に設けられており、少なくとも一部に収容空間24の外側に突出した突出部412を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外部接続用コネクタ(53)を備えた回路基板(50)と、前記回路基板を収容するケースとを備えた電子装置であって、
前記ケースは、
前記外部接続用コネクタが配置される開口部が設けられたカバー(40,40b~40d)と、
前記カバーとともに前記回路基板の収容空間(24)を形成する収容部(20,30,30a)と、を備え、
前記カバーは、
前記開口部の一部である第1開口部(41h)が設けられた軟質材である第1カバー部(41,41c)と、
前記第1カバー部に接しており、前記開口部の一部であり前記第1開口部よりも開口面積が広い第2開口部(42h)が設けられた硬質材である第2カバー部(42,42d)と、を有し、
前記第1開口部を形成する部位は、前記外部接続用コネクタの外周に沿って環状に設けられており、少なくとも一部に前記収容空間の外側に突出した突出部(412)を有していることを特徴とする電子装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記第1カバー部の一部は、前記第2カバー部と前記収容部とに接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1カバー部は、前記第2カバー部と前記収容部とで挟み込まれていることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1カバー部は、前記収容部の一部と接する部位に、周辺よりも突出したリブ(413)を有していることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記第2カバー部は、導電性を有する硬質材である請求項1~4のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項6】
前記カバーと前記収容部は、スナップフィットで固定されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項7】
前記外部接続用コネクタは、前記収容空間から前記外側に亘って配置されており、
前記突出部は、前記外部接続用コネクタの前記外側に配置された部位の外側端部(EF3)よりも、前記収容空間から遠ざかる方に突出していることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項8】
前記外部接続用コネクタは、ハーネス(210)が設けられた相手側コネクタ(200)が接続されるものであり、
前記突出部は、前記相手側コネクタにおけるハーネス側端部(EF2)よりも前記収容空間側に配置されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項9】
前記第1カバー部は、導電性を有する軟質材である請求項1~4のいずれか1項に記載の電子装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コネクタと筐体とを備えた電子装置が開示されてる。電子装置は、筐体のコネクタ挿入口とコネクタ外周との隙間から塵や埃等のダストが筐体内に入り込む事を防ぐために、コネクタとコネクタの挿入口との間に防塵カバーが設けられている。防塵カバーは、不織布、またはゴムやスポンジなどの弾性部材からなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4736833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記電子装置は、塵や埃程度の異物であれば、筐体の外部から筐体内に入り込む事を防ぐ効果は期待できる。しかしながら、電子装置は、異物から防塵カバーに印加される荷重によっては、防塵カバーがめくれて筐体内に侵入する虞がある。上記観点において、または言及されていない他の観点において、電子装置にはさらなる改良が求められている。
【0005】
開示される一つの目的は、異物の侵入抑制効果が向上された電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された電子装置は、
外部接続用コネクタ(53)を備えた回路基板(50)と、回路基板を収容するケースとを備えた電子装置であって、
ケースは、
外部接続用コネクタが配置される開口部が設けられたカバー(40,40b~40d)と、
カバーとともに回路基板の収容空間(24)を形成する収容部(20,30,30a)と、を備え、
カバーは、
開口部の一部である第1開口部(41h)が設けられた軟質材である第1カバー部(41,41c)と、
第1カバー部に接しており、開口部の一部であり第1開口部よりも開口面積が広い第2開口部(42h)が設けられた硬質材である第2カバー部(42,42d)と、を有し、
第1開口部を形成する部位は、外部接続用コネクタの外周に沿って環状に設けられており、少なくとも一部に収容空間の外側に突出した突出部(412)を有していることを特徴とする。
【0007】
このように、電子装置は、第1開口部を形成する部位が外部接続用コネクタの外周に沿って環状に設けられた構成を有している。そして、第1開口部を形成する部位は、少なくとも一部に収容空間の外側に突出した突出部を有している。そのため、電子装置は、収容空間内に異物が侵入しようとしても突出部がめくれることを抑制できる。よって、電子装置は、収容空間への異物の侵入抑制効果を向上できる。
【0008】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態における電子装置の概略構成を示す斜視図である。
図1のII-II線に沿う断面図である。
図1の矢印III方向から見た外側平面図である。
フロントカバーの概略構成を示す内側平面図である。
図3のV-V線に沿う断面図である。
第2実施形態における電子装置の概略構成を示す断面図である。
第3実施形態における電子装置の概略構成を示す断面図である。
変形例1のフロントカバーの概略構成を示す断面図である。
変形例2のフロントカバーの概略構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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