TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025096795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212711
出願日
2023-12-18
発明の名称
モータ制御装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人服部国際特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250623BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】構成を簡素化可能なモータ制御装置を提供する。
【解決手段】ECU15は、モータ巻線121~124を有するモータ11の駆動を制御するモータ制御装置であって、ドライバ回路51~54と、プリドライバIC61~64と、マイコン21~24と、を備える。ドライバ回路51~54は、モータ巻線121~124の通電を切り替える複数のスイッチング素子511~516、521~526を有する。プリドライバIC61~64は、スイッチング素子511~516、521~526に駆動信号を出力するプリドライバ回路611を有し、デジタル通信可能である。マイコン21、23は、モータ11の駆動指令を演算し、駆動指令をデジタル通信にてプリドライバIC61~64に出力する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータ巻線(121~124)を有するモータ(11)の駆動を制御するモータ制御装置であって、
前記モータ巻線の通電を切り替える複数のスイッチング素子(511~516、521~526)を有するドライバ回路(51~54)と、
前記スイッチング素子に駆動信号を出力するプリドライバ回路(611)を有し、デジタル通信可能であるプリドライバIC(61~64)と、
前記モータの駆動指令を演算し、前記駆動指令をデジタル通信にて前記プリドライバICに出力する制御部(21~24)と、
を備えるモータ制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記プリドライバICは、モータ電流を検出する電流検出回路(612)を有し、前記制御部に検出値を出力する請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記プリドライバICは、前記プリドライバIC自身および前記ドライバ回路の異常を検出する異常検出部(614)を有し、前記制御部に異常検出結果を出力する請求項1または2に記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、複数の前記プリドライバICと通信可能に設けられており、
複数の前記プリドライバICは、前記制御部に対して順番に情報を送信する請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項5】
前記プリドライバICは、電源(501、502)と前記ドライバ回路との間、および、前記ドライバ回路と前記モータ巻線との間の少なくとも一方に設けられるリレー素子(131~134、551~554、556~559)を駆動するリレードライバ回路(621~624)を有する請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項6】
対応して設けられ通信線で接続される前記プリドライバICと前記制御部との組み合わせを制御系統とし、
前記制御部は、複数であって、
前記プリドライバICは、系統間で前記通信線を接続する系統間接続線(25)を経由して他系統の前記制御部からの指令により駆動可能である請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項7】
前記スイッチング素子には、高電位側に接続される複数の上アーム素子(511~512、521~523)、および、前記上アーム素子の低電位側に接続される複数の下アーム素子(514~516、521~523)が含まれ、
前記上アーム素子が内蔵されるハイサイドチップ(712)、前記下アーム素子が内蔵されるローサイドチップ(713)、および、前記プリドライバICが内蔵される制御チップ(711)は、封止部(749)にて一体に封止されている請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項8】
前記ローサイドチップは、対になる前記ハイサイドチップ(712)の一部が重ならないようにずらして積層されている請求項7に記載のモータ制御装置。
【請求項9】
前記ハイサイドチップまたは前記ローサイドチップには、電流検出素子(517~519)および温度検出素子の少なくとも一方が内蔵されている請求項7または8に記載のモータ制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ制御装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、2組のモータ巻線を有するモータを制御するモータ制御装置が知られている。例えば特許文献1では、モータ巻線に対応してインバータ回路および制御部が設けられる2系統の構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-129995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、マイコンからプリドライバへの指令はアナログ通信である。ここで、機能安全性の面から例えば4系統等、更なる冗長化をした場合、構成が複雑化し、装置が大型化する虞がある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成を簡素化可能なモータ制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のモータ制御装置は、モータ巻線(121~124)を有するモータ(11)の駆動を制御するものであって、ドライバ回路(51~54)と、プリドライバIC(61~64)と、制御部(21~24)と、を備える。ドライバ回路は、モータ巻線の通電を切り替える複数のスイッチング素子(511~516、521~526)を有する。プリドライバICは、スイッチング素子に駆動信号を出力するプリドライバ回路(611)を有し、デジタル通信可能である。制御部は、モータの駆動指令を演算し、駆動指令をデジタル通信にてプリドライバICに出力する。これにより、アナログ通信にて駆動指令を出力する場合よりも構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態による電動パワーステアリング装置を示す概略構成図である。
第1実施形態によるECUを示すブロック図である。
第1実施形態によるドライバ回路を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を説明する回路図である。
第1実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
図7のVIII-VIII線断面図である。
第1実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第1実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第1実施形態による基板配置を説明する模式図である。
2系統でのマイコンと部品との接続を説明する説明図である。
3系統でのマイコンと部品との接続を説明する説明図である。
第1実施形態による系統間接続線を示す説明図である。
第1実施形態によるアイソレータを示す説明図である。
第1実施形態によるマイコンとドライバ部品との通信構成を説明する説明図である。
第1実施形態によるマイコンとドライバ部品との通信構成を説明する説明図である。
第1実施形態によるデータ通信を説明するタイムチャートである。
モータ巻線を2系統とする場合の配置を示す模式図である。
モータ巻線を4系統とする場合の配置を示す模式図である。
第1実施形態による演算コアとプリドライバICとの通信を説明するタイムチャートである。
第1実施形態による一部の演算コアが故障した場合のプリドライバICとの通信を説明するタイムチャートである。
第1実施形態による系統間接続線を説明する説明図である。
第1実施形態による電源リレーおよび逆接保護リレーの駆動を説明するブロック図である。
第1実施形態によるマイコン内の冗長構成を説明するブロック図である。
第1実施形態によるクロック監視処理を説明するフローチャートである。
第1実施形態による電源監視処理を説明するフローチャートである。
第2実施形態による電源リレーおよび逆接保護リレーの駆動を説明するブロック図である。
第3実施形態による電源リレーおよび逆接保護リレーの駆動を説明するブロック図である。
第1実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第4実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第5実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第6実施形態によるECUを説明するブロック図である。
モータ巻線を3系統とする場合の配置を示す模式図である。
第7実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第8実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第9実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第9実施形態による演算タイミングを説明するブロック図である。
第10実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第10実施形態によるモータリレーの作動を説明するタイムチャートである。
第11実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第11実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第12実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第12実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第13実施形態によるECUを説明するブロック図である。
第13実施形態によるモータリレーの作動を説明するタイムチャートである。
第13実施形態によるモータリレーの作動を説明するタイムチャートである。
第14実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第15実施形態による基板配置を説明する模式図である。
第16実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
図50のLI-LI線断面図である。
図50のLII-LII線断面図である。
第17実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
図53のLIV-LIV線断面図である。
図53のLV-LV線断面図である。
第18実施形態によるドライバ部品を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明によるモータ制御を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0009】
(第1実施形態)
第1実施形態を図1~図28に示す。図1に示すように、駆動装置10は、モータ11と、通信装置としてのECU15と、を備え、例えば車両のステアリング操作を補助するための操舵装置である電動パワーステアリング装置5に適用される。図1は、電動パワーステアリング装置5を備えるステアリングシステム90の全体構成を示すものである。ステアリングシステム90は、操舵部材であるステアリングホイール91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置5等を備える。
【0010】
ステアリングホイール91は、ステアリングシャフト92と接続される。ステアリングシャフト92には、操舵トルクを検出するトルクセンサ93が設けられる。ステアリングシャフト92の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96は、ラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社デンソーエレクトロニクス
発音器
5日前
株式会社デンソー
電子装置
5日前
株式会社デンソー
電子装置
5日前
株式会社デンソー
通信装置
6日前
株式会社デンソーウェーブ
決済端末
12日前
株式会社デンソー
冷却装置
6日前
株式会社デンソー
熱交換器
13日前
株式会社デンソー
熱交換器
6日前
株式会社デンソー
撮像装置
6日前
株式会社デンソー
検出装置
10日前
株式会社デンソー
電子装置
6日前
株式会社デンソー
受電装置
3日前
株式会社デンソー
電子装置
6日前
株式会社デンソー
制御装置
6日前
株式会社デンソー
受電装置
11日前
株式会社デンソー
半導体装置
10日前
株式会社デンソー
圧電センサ
12日前
株式会社デンソー
電流センサ
17日前
株式会社デンソー
レーダ装置
10日前
株式会社デンソー
電源切替回路
17日前
株式会社デンソーウェーブ
情報読取装置
10日前
株式会社デンソー
電子制御装置
5日前
株式会社デンソー
燃料噴射装置
11日前
株式会社デンソー
データ処理装置
11日前
株式会社デンソー
モータ制御装置
6日前
株式会社デンソー
モータ制御装置
6日前
株式会社デンソー
スパークプラグ
6日前
株式会社デンソー
ブラシレスモータ
13日前
株式会社デンソーウェーブ
作業管理システム
4日前
株式会社デンソーウェーブ
食事管理システム
3日前
株式会社デンソー
半導体装置の製造方法
5日前
株式会社デンソー
タイヤ空気圧監視システム
5日前
株式会社デンソーウェーブ
携帯端末及び管理システム
13日前
ダイハツ工業株式会社
恒温装置
17日前
株式会社デンソー
方位推定装置および方位推定方法
10日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
4日前
続きを見る
他の特許を見る