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公開番号2025103024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2025064745,2021103357
出願日2025-04-10,2021-06-22
発明の名称放射線撮影システム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類A61B 6/00 20240101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】放射線照射装置と放射線撮影装置が無線通信接続された接続されていない状態であっても、複数のフレーム画像を生成する動態撮影をより好適に行えるようにする。
【解決手段】放射線照射装置(照射装置1)は、動態画像データを生成する放射線撮影装置(撮影装置2)と無線通信接続され、放射線撮影装置が発する第1パルス信号及び当該第1パルス信号をカウントアップした第1カウント値と同期した第2パルス信号及び当該第2パルス信号をカウントアップした第2カウント値を生成する信号生成部(照射側制御部11)と、放射線撮影装置から無線送信された放射線照射装置が放射線を照射することを許可する照射許可信号の発信タイミングを示す第1タイミングカウント値と、照射許可信号を受信したタイミングを示す第2タイミングカウント値に基づいて、放射線の照射を開始するか否かを判断する第1判断部(照射側制御部11)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
動態画像データを生成する放射線撮影装置と無線通信接続され、被写体に対して放射線を順次照射するための制御を行う放射線照射装置であって、
前記放射線撮影装置が発する第1パルス信号及び当該第1パルス信号をカウントアップした第1カウント値と同期した第2パルス信号及び当該第2パルス信号をカウントアップした第2カウント値を生成する信号生成部と、
前記放射線撮影装置から無線送信された前記放射線照射装置が放射線を照射することを許可する照射許可信号の発信タイミングを示す第1タイミングカウント値と、前記照射許可信号を受信したタイミングを示す第2タイミングカウント値との差である遅延時間に基づいて、放射線の照射を開始するか否かを判断する第1判断部と、
を備える放射線照射装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1判断部は、前記第2タイミングカウント値が、前記第1タイミングカウント値に前記放射線撮影装置が前記動態画像データの生成を開始した時から前記放射線照射装置が放射線を照射するまでの上限時間に対応する第3タイミングカウント値を加えた値以下である場合に、放射線の照射を開始すると判断する請求項1に記載の放射線照射装置。
【請求項3】
前記第1判断部は、前記放射線撮影装置から無線送信された前記放射線撮影装置が前記動態画像データの生成を開始するタイミングを示す第4タイミングカウント値と前記第2タイミングカウント値のどちらが大きいかを判断し、前記第4タイミングカウント値が前記第2タイミングカウント値より大きい場合、前記第2カウント値が前記第4タイミングカウント値に達したときに放射線の照射を開始すると判断する請求項1または2に記載の放射線照射装置。
【請求項4】
放射線の照射を開始したタイミングの情報を所定の外部装置に送信する第1送信部を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線照射装置。
【請求項5】
請求項4に記載の放射線照射装置と通信接続される放射線撮影装置において、
前記放射線の照射を開始したタイミングの情報に基づいて、生成した動態画像データのうち、放射線が照射された状態で生成された露光画像データを特定する第1特定部を備える放射線撮影装置。
【請求項6】
光、音、および振動のいずれかにより報知する第1報知部と、
前記第1特定部により前記露光画像データを特定できたか否かを判断する第1特定判断部と、
前記第1特定判断部による判断結果に基づいて、前記第1報知部により報知する第1報知制御部と、を備える請求項5に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記第1特定判断部による判断結果を所定の外部装置に送信する第2送信部を備える請求項6に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
被写体に対して放射線を順次照射するための制御を行う放射線照射装置と無線通信接続され、動態画像データを生成する放射線撮影装置であって、
前記放射線照射装置が放射線の照射を開始したタイミングの情報を所定期間内に受信したかを判断する第2判断部と、
前記第2判断部により前記所定期間内に、前記放射線の照射を開始したタイミングの情報を受信したと判断された場合、前記放射線の照射を開始したタイミング以降に生成した動態画像データを所定の外部装置に送信し、前記所定期間内に、前記放射線の照射を開始したタイミングの情報が受信されないと判断された場合に、動態画像データの生成を開始したタイミング以降に生成した動態画像データ、及び前記動態画像データに未露光画像データが含まれる情報を所定の外部装置に送信する第3送信部と、を備える放射線撮影装置。
【請求項9】
回診車に収納することが可能であって、可搬型である請求項5から8のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線照射装置と通信接続されるコンソールにおいて、
前記放射線撮影装置から送信された動態画像データ内の信号値の増減、あるいは形状に基づいて、当該動態画像データのうち、放射線が照射された状態で生成された露光画像データを特定する第2特定部を備えるコンソール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線照射装置、放射線撮影装置、コンソール及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、放射線を発生させる放射線照射装置と、受けた放射線に基づく放射線画像の画像データを生成する放射線撮影装置と、を備えた放射線撮影システムを用いて、被検体を一定間隔で連続して撮影を行って複数のフレーム画像を得る動態撮影により、被検体の動的な挙動(動態)を解析し、診断を行っている。
動態撮影においては、放射線照射装置に放射線曝射を示す信号が入力されるタイミングと、それに応じて放射線照射装置から放射線曝射が開始されるタイミングとのずれ(放射線曝射開始遅延時間)が発生し得る。また、放射線照射装置に放射線曝射の停止を示す信号が入力されるタイミングと、それに応じて放射線照射装置からの放射線曝射が停止されるタイミングとのずれ(放射線曝射停止遅延時間)が発生し得る。これらの遅延時間が撮影される画像の画像品質に影響を及ぼし得る。
【0003】
これに関して、特許文献1には、X線曝射を示す信号入力から実際にX線が曝射されるまでのX線曝射開始遅延時間、及びX線曝射の停止を示す信号入力から実際にX線曝射が停止するまでのX線曝射停止遅延時間を測定し、当該遅延時間に基づいてX線曝射を制御する制御装置について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5597055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、放射線照射装置と放射線撮影装置が無線通信接続された状態で、互いに同期をとって動作する放射線撮影システムにおいては、放射線撮影装置が画像の生成を開始したタイミングから放射線照射装置が放射線の曝射を開始するタイミングまでの曝射許可通知遅延時間と、放射線照射装置が放射線の曝射を停止したタイミングから放射線撮影装置が画像の生成を終了するタイミングまでの曝射停止通知遅延時間が発生し得る。曝射許可通知遅延時間及び曝射停止通知遅延時間は、放射線照射装置と放射線撮影装置が無線通信接続されているので、通信環境によって不安定となる。
特に、曝射許可通知遅延時間が長くなると、予定したフレーム数の動態撮影ができなくなるケースがあり、動態撮影を好適に実施できなくなる。
特許文献1に記載された制御装置では、曝射許可通知遅延時間及び曝射停止通知遅延時間についての記載がないため、上記した課題を解決することはできない。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、放射線を発生させる放射線照射装置と、放射線画像を生成する放射線撮影装置と、が無線通信接続された状態であっても、複数のフレーム画像を生成する動態撮影をより好適に行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の問題を解決するため、請求項1に記載の発明の放射線照射装置は、
動態画像データを生成する放射線撮影装置と無線通信接続され、被写体に対して放射線を順次照射するための制御を行う放射線照射装置であって、
前記放射線撮影装置が発する第1パルス信号及び当該第1パルス信号をカウントアップした第1カウント値と同期した第2パルス信号及び当該第2パルス信号をカウントアップした第2カウント値を生成する信号生成部と、
前記放射線撮影装置から無線送信された前記放射線照射装置が放射線を照射することを許可する照射許可信号の発信タイミングを示す第1タイミングカウント値と、前記照射許可信号を受信したタイミングを示す第2タイミングカウント値との差である遅延時間に基づいて、放射線の照射を開始するか否かを判断する第1判断部と、
を備える。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線照射装置において、
前記第1判断部は、前記第2タイミングカウント値が、前記第1タイミングカウント値に前記放射線撮影装置が前記動態画像データの生成を開始した時から前記放射線照射装置が放射線を照射するまでの上限時間に対応する第3タイミングカウント値を加えた値以下である場合に、放射線の照射を開始すると判断する。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の放射線照射装置において、
前記第1判断部は、前記放射線撮影装置から無線送信された前記放射線撮影装置が前記動態画像データの生成を開始するタイミングを示す第4タイミングカウント値と前記第2タイミングカウント値のどちらが大きいかを判断し、前記第4タイミングカウント値が前記第2タイミングカウント値より大きい場合、前記第2カウント値が前記第4タイミングカウント値に達したときに放射線の照射を開始すると判断する。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線照射装置において、
放射線の照射を開始したタイミングの情報を所定の外部装置に送信する第1送信部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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