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公開番号
2025104614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222538
出願日
2023-12-28
発明の名称
麹菌の菌糸体の製造方法、及び食肉様菌糸体
出願人
エバラ食品工業株式会社
代理人
弁理士法人みなとみらい特許事務所
主分類
C12N
1/14 20060101AFI20250703BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】本発明は、短期間で効率よく菌糸体を産生させることができる、新規な技術を提供することを課題とする。
【解決手段】
上記課題を解決するための本発明は、穀物を含む培養液中で、麹菌を液体培養する培養工程と、
前記培養工程で得られた菌糸体を回収する回収工程と、
を含む、麹菌の菌糸体の製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
穀物を含む培養液中で、麹菌を液体培養する培養工程と、
前記培養工程で得られた菌糸体を回収する回収工程と、
を含む、麹菌の菌糸体の製造方法。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記培養工程における前記麹菌の培養期間は、48時間以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記穀物が、イネ科作物の種子、マメ科作物の種子、及びそれらの加工品から選択される1種又は2種以上である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記穀物が、米、大豆、小麦、大麦、粟、小豆、トウモロコシ及びそれらの加工品から選択される1種又は2種以上を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記穀物が、おから、精米粕、玄米、小麦粉、脱脂米胚芽、脱脂大豆、酒粕、及びビール粕から選択される1種又は2種以上を含む、請求項1記載の製造方法。
【請求項6】
前記培養液は、乾燥質量で、前記穀物を6w/v%以上含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記培養液は、前記穀物以外の原料を含み、
前記の穀物以外の原料は、糖類及び/又は窒素源である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
前記糖類は、単糖類、二糖類、及びオリゴ糖から選択される1種又は2種以上である、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
前記窒素源は、タンパク質及びその加水分解物、並びに動物由来エキスから選択される1種又は2種以上である、請求項7に記載の製造方法。
【請求項10】
前記回収工程で得られた前記菌糸体を洗浄及び脱水する洗浄工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、麹菌の菌糸体の製造方法、及び該製造方法により製造された食肉様菌糸体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、糸状菌を培養して得た菌糸体を食肉代替食品として加工する技術が開発されている。得られた菌糸体は、「マイコプロテイン」とも呼ばれ、主にヨーロッパ等で盛んに製造販売されている。例えば、マイコプロテイン製造のパイオニアであるQuorn社は、Fusarium属細菌を用いてマイコプロテインを生産している。
【0003】
また、食用として知られる麹菌を用いたマイコプロテインの製造も行われている。例えば特許文献1には、麹菌を液体培養培地で培養し、増殖した菌体を回収し、食肉代替用麹菌体とすることが記載されている。特許文献2には、蒸煮穀物に種麹を植菌して麹菌を固体培養し、得られた固体培養物を加水混合して麹菌体を回収する、食肉用麹菌体の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-23172号公報
特許7264556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の先行技術にかかる麹菌体の製造方法では、食品に加工可能な量の菌体を得るために3日間以上の長時間培養を継続する必要があった。
上記事情に鑑み、本発明は、短期間で効率よく菌糸体を産生させることができる、新規な技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明、及びその好ましい形態は、以下の通りである。
[1]穀物を含む培養液中で、麹菌を液体培養する培養工程と、
前記培養工程で得られた菌糸体を回収する回収工程と、
を含む、麹菌の菌糸体の製造方法。
【0007】
上記本発明は、穀物を含む培養液中で麹菌を液体培養することで、効率よく菌糸体を産生することができる。
【0008】
[2]前記培養工程における前記麹菌の培養期間は、48時間以下である、[1]に記載の製造方法。
上記形態の本発明は、培養期間が48時間以下であっても、十分量の菌糸体を製造することができ、生産効率が良い。
【0009】
[3]前記穀物が、イネ科作物の種子、マメ科作物の種子、及びそれらの加工品から選択される1種又は2種以上である、[1]又は[2]に記載の製造方法。
かかる形態とすることで、菌糸体の生産効率を向上させることができる。
【0010】
[4]前記穀物が、米、大豆、小麦、大麦、粟、小豆、トウモロコシ及びそれらの加工品から選択される1種又は2種以上を含む、[1]~[3]の何れか一つに記載の製造方法。
かかる形態とすることで、菌糸体の生産効率を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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