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公開番号2025105113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223422
出願日2023-12-28
発明の名称電池の処理方法および電池の処理システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B09B 3/70 20220101AFI20250703BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】本開示は、電池を良好に失活させることが可能な電池の処理方法を提供することを主目的とする
【解決手段】
本開示においては、Al端子を含む電池を、処理液に浸漬させ、上記処理液を介した外部短絡により、上記電池の電圧を低下させる、浸漬工程を有し、上記処理液は、水、支持塩、および、上記Al端子の溶出を抑制する添加剤を含有し、上記処理液における上記添加剤の濃度は、上記Al端子の溶出を抑制可能な最低濃度CMIN以上である、電池の処理方法を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
Al端子を含む電池を、処理液に浸漬させ、前記処理液を介した外部短絡により、前記電池の電圧を低下させる、浸漬工程を有し、
前記処理液は、水、支持塩、および、前記Al端子の溶出を抑制する添加剤を含有し、
前記処理液における前記添加剤の濃度は、前記Al端子の溶出を抑制可能な最低濃度C
MIN
以上である、電池の処理方法。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記添加剤は、アニオン成分として、リン酸系アニオン、ケイ酸系アニオン、イミド系アニオンまたはカルボン酸系アニオンを含む、請求項1に記載の電池の処理方法。
【請求項3】
前記リン酸系アニオンが、リン酸イオン、亜リン酸イオン、次亜リン酸イオンまたはポリリン酸イオンである、請求項2に記載の電池の処理方法。
【請求項4】
前記ケイ酸系アニオンが、オルトケイ酸イオン、メタケイ酸イオンまたはポリケイ酸イオンである、請求項2に記載の電池の処理方法。
【請求項5】
前記添加剤は、カチオン成分として、アルカリ金属イオンを含む、請求項2に記載の電池の処理方法。
【請求項6】
前記アルカリ金属イオンは、カリウムイオンである、請求項5に記載の電池の処理方法。
【請求項7】
前記処理液における前記添加剤の濃度は、0.5mol/kg以上である、請求項1に記載の電池の処理方法。
【請求項8】
前記処理液における前記添加剤の濃度は、1.0mol/kg以上である、請求項1に記載の電池の処理方法。
【請求項9】
前記浸漬工程において、前記処理液の温度は、0℃以上、60℃以下である、請求項1に記載の電池の処理方法。
【請求項10】
前記電池は、ラミネート型外装体を有する、請求項1に記載の電池の処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池の処理方法および電池の処理システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
電池は、通常、発電要素である電極体から電気を取り出すための端子を有する。例えば、特許文献1には、正極端子リードおよび負極端子リードを有するラミネート外装扁平形電池を有する電池モジュールが開示され、正極端子リードがアルミニウム製であることが開示されている。また、特許文献2には、廃棄電池の放電方法において、充電された廃棄電池の少なくとも正極端子と負極端子とをアルカリ金属弱酸塩を溶解した水溶液中に浸漬して放電する廃棄電池の放電方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-257849号公報
特開2005-347162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池のリサイクルにあたり、電池の残存電圧を低下させ、電池を失活させることが望まれる。電池の失活方法として、例えば、電池を処理液(例えば塩水)に浸漬させることで、外部短絡させる方法が挙げられる。アルミニウム端子(Al端子)を含む電池では、処理液によりAl端子が劣化し、電池を良好に失活させることが難しい場合がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電池を良好に失活させることが可能な電池の処理方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]
Al端子を含む電池を、処理液に浸漬させ、上記処理液を介した外部短絡により、上記電池の電圧を低下させる、浸漬工程を有し、
上記処理液は、水、支持塩、および、上記Al端子の溶出を抑制する添加剤を含有し、
上記処理液における上記添加剤の濃度は、上記Al端子の溶出を抑制可能な最低濃度C
MIN
以上である、電池の処理方法。
【0007】
[2]
上記添加剤は、アニオン成分として、リン酸系アニオン、ケイ酸系アニオン、イミド系アニオンまたはカルボン酸系アニオンを含む、[1]に記載の電池の処理方法。
【0008】
[3]
上記リン酸系アニオンが、リン酸イオン、亜リン酸イオン、次亜リン酸イオンまたはポリリン酸イオンである、[2]に記載の電池の処理方法。
【0009】
[4]
上記ケイ酸系アニオンが、オルトケイ酸イオン、メタケイ酸イオンまたはポリケイ酸イオンである、[2]に記載の電池の処理方法。
【0010】
[5]
上記添加剤は、カチオン成分として、アルカリ金属イオンを含む、[1]から[4]までのいずれかに記載の電池の処理方法。
(【0011】以降は省略されています)

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