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公開番号2025105300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223759
出願日2023-12-29
発明の名称ハイブリッド車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 20/40 20160101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】領域走行支援制御と走行モード切換スイッチの操作との調整を図る。
【解決手段】ハイブリッド車の制御装置は、モータ走行すべき領域として予め設定されたモータ走行領域を走行する際にはモータ走行モードに切り換えてモータ走行を行なう領域走行支援制御を実行する。制御装置は、領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している最中に走行モード切換スイッチが操作された場合には、領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行用の動力を出力可能なエンジンと、
走行用の動力を出力可能なモータと、
前記モータと電力のやりとりが可能な蓄電装置と、
前記エンジンの運転を停止した状態で前記モータからの動力により走行するモータ走行を行なうモータ走行モードと、必要に応じて前記エンジンからの動力と前記モータからの動力とにより走行する通常走行を行なう通常走行モードとを切り換えて前記エンジンおよび前記モータを制御すると共に、モータ走行すべき領域として予め設定されたモータ走行領域を走行する際にはモータ走行モードに切り換えてモータ走行を行なう領域走行支援制御を実行する制御装置と、
を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、前記領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している最中に走行モード切換スイッチが操作された場合には、前記領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御する、
ことを特徴とするハイブリッド車。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
請求項1記載のハイブリッド車であって、
前記制御装置は、前記領域走行支援制御を実行中に走行モード切換スイッチが操作されたことにより前記領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御したときには、システム停止されるまで前記領域走行支援制御の停止を継続する、
ハイブリッド車。
【請求項3】
請求項1記載のハイブリッド車であって、
モータ走行モードによる走行中であることを表示するインジケータを有し、
前記制御装置は、前記領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している際に前記インジケータによりモータ走行モードによる走行が表示されているときに前記走行モード切換スイッチが操作された場合には、前記領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御する、
ハイブリッド車。
【請求項4】
請求項1記載のハイブリッド車であって、
モータ走行モードによる走行中であることを表示するインジケータを有し、
前記制御装置は、前記領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している際に前記インジケータによるモータ走行モードによる走行が表示されていないときに前記走行モード切換スイッチが操作された場合には前記領域走行支援制御によるモータ走行を継続すると共に前記インジケータによるモータ走行モードによる走行を表示する、
ハイブリッド車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ハイブリッド車に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のハイブリッド車としては、電動機単独走行の電動機モードと、エンジン単独走行のエンジンモードと、両者併用の併用モードとの各モードをモード切換車速に応じて切り換えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車では、モード切換車速を市街地や、郊外、高速道路、トンネル等の各種環境毎に切り換えることにより、環境に適合した走行を可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平06-187595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうしたハイブリッド車では、エンジンを停止してモータからの動力のみで走行するモータ走行により走行すべきモータ走行領域が地図情報中に予め定められており、モータ走行領域を走行する際には走行モードをモータ走行モードに切り換えてモータ走行するように制御する領域走行支援制御を実行する場合もある。また、こうしたハイブリッド車には、運転者により操作可能な走行モード切換スイッチが設けられている場合もある。領域走行支援制御を実行しているときに運転者により走行モード切換スイッチが操作されたときには、領域走行支援制御を優先するのか運転者による走行モード切換スイッチの操作を優先するのかの調整が必要となる。
【0005】
本開示のハイブリッド車は、領域走行支援制御と走行モード切換スイッチの操作との調整を図ることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のハイブリッド車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示のハイブリッド車は、
走行用の動力を出力可能なエンジンと、
走行用の動力を出力可能なモータと、
前記モータと電力のやりとりが可能な蓄電装置と、
前記エンジンの運転を停止した状態で前記モータからの動力により走行するモータ走行を行なうモータ走行モードと、必要に応じて前記エンジンからの動力と前記モータからの動力とにより走行する通常走行を行なう通常走行モードとを切り換えて前記エンジンおよび前記モータを制御すると共に、モータ走行すべき領域として予め設定されたモータ走行領域を走行する際にはモータ走行モードに切り換えてモータ走行を行なう領域走行支援制御を実行する制御装置と、
を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、前記領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している最中に走行モード切換スイッチが操作された場合には、前記領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示のハイブリッド車では、走行用の動力を出力可能なエンジンと、走行用の動力を出力可能なモータと、モータと電力のやりとりが可能な蓄電装置と、エンジンの運転を停止した状態でモータからの動力により走行するモータ走行を行なうモータ走行モードと、必要に応じてエンジンからの動力とモータからの動力とにより走行する通常走行を行なう通常走行モードとを切り換えてエンジンおよびモータを制御する制御装置とを備える。制御装置は、モータ走行すべき領域として予め設定されたモータ走行領域を走行する際にはモータ走行モードに切り換えてモータ走行を行なう領域走行支援制御を実行する。制御装置は、領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している最中に走行モード切換スイッチが操作された場合には、領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御する。即ち、運転者の意思である走行モード切換スイッチの操作を領域走行支援制御に優先させるのである。これにより、領域走行支援制御と走行モード切換スイッチの操作との調整を図ることができる。
【0009】
本開示のハイブリッド車において、前記制御装置は、前記領域走行支援制御を実行中に走行モード切換スイッチが操作されたことにより前記領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御したときには、システム停止されるまで前記領域走行支援制御の停止を継続するものとしてもよい。即ち、そのトリップの最中は領域走行支援制御の停止を継続するのであり、次のトリップ(システム起動後)は新たに領域走行支援制御を実行するのである。これにより、その後の領域走行支援制御と走行モード切換スイッチの操作との調整を図ることができる。
【0010】
本開示のハイブリッド車において、モータ走行モードによる走行中であることを表示するインジケータを有し、前記制御装置は、前記領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している際に前記インジケータによりモータ走行モードによる走行が表示されているときに前記走行モード切換スイッチが操作された場合には、前記領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御するものとしてもよい。領域走行支援制御によりモータ走行領域をモータ走行で走行している際にインジケータによりモータ走行モードによる走行が表示されているときには、モータ走行していることを運転者は認識することができるから、その際に走行モード切換スイッチが操作された場合には領域走行支援制御を停止して通常走行モードにより走行するよう制御することにより、運転者のモータ走行モードから通常走行モードに切り換えるという意思を優先することができ、領域走行支援制御と走行モード切換スイッチの操作との調整を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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