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公開番号2025106331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025051589,2023518692
出願日2025-03-26,2022-04-28
発明の名称通信装置、基地局、及び通信方法
出願人株式会社デンソー,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小澤知的財産事務所
主分類H04W 72/232 20230101AFI20250708BHJP(電気通信技術)
要約【課題】セルグループSSSG切り替えを適切に行うことを可能とする。
【課題手段】基地局(200)によって1つ又は複数のセルグループが設定される通信装置(100)は、前記1つ又は複数のセルグループのいずれかのセルグループに属するサービングセルにおいて、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドを含む下りリンク制御情報(DCI)を前記基地局(200)から受信する受信部(110)と、前記情報フィールドにセットされる値に基づいて、前記PDCCHの監視に関する手順を実行する制御部(120)と、を備える。前記PDCCHの監視に関する手順は、前記DCIが受信された前記サービングセルが属する前記セルグループ内の全てのサービングセルに対して適用される。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)のスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報(DCI)フォーマットに物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドが存在するかを判定するための情報を含むRRCメッセージを基地局(200)から受信する受信部(110)と、
サービングセルの下りリンクBWPにおける前記PDCCHの監視を制御する制御部(120)と、を備え、
前記制御部(120)は、
前記情報に基づいて前記DCIフォーマットに前記PDCCHの監視に関する情報フィールドが存在すると判定した場合、前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる第1の値に基づいて前記PDCCHの監視に対するサーチスペースセットのグループの切り替えを実行し、前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる第2の値に基づいて前記PDCCHの監視のスキッピングを実行する
通信装置(100)。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記情報に基づいて、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)のスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに前記PDCCHの監視に関する情報フィールドが存在するかを判定し、
前記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに含まれる前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる前記第1の値に基づいて、前記PDCCHの監視に対するサーチスペースセットのグループの切り替えを実行し、
前記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに含まれる前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる前記第2の値に基づいて、前記PDCCHの監視のスキッピングを実行する
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットは、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)、MCS-C-RNTI(Modulation and Coding Scheme-C-RNTI)、及び、CS-RNTI(Configured Scheduling-RNTI)のいずれかがスクランブルされたCRCパリティビットが付加される
請求項1に記載の通信装置(100)。
【請求項4】
前記RRCメッセージは、1つ又は複数のセルグループを設定するための情報を含む、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信装置(100)。
【請求項5】
物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)のスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報(DCI)フォーマットに物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドが存在するかを判定するための情報を含むRRCメッセージを通信装置(100)に送信する送信部(210)と、
サービングセルの下りリンクBWPにおける前記PDCCHの監視を制御する制御部(230)と、を備え、
前記制御部(230)は、
前記情報に基づいて前記DCIフォーマットに前記PDCCHの監視に関する情報フィールドが存在すると指示した場合、前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる第1の値に基づいて前記PDCCHの監視に対するサーチスペースセットのグループの切り替えを指示し、前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる第2の値に基づいて前記PDCCHの監視のスキッピングを指示する
基地局(200)。
【請求項6】
前記情報は、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)のスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに前記PDCCHの監視に関する情報フィールドが存在するかを判定するために用いられ、
前記制御部は、
前記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに含まれる前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる前記第1の値に基づいて、前記PDCCHの監視に対するサーチスペースセットのグループの切り替えを指示し、
前記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに含まれる前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる前記第2の値に基づいて、前記PDCCHの監視のスキッピングを指示する
請求項5に記載の基地局(200)。
【請求項7】
前記PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットは、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)、MCS-C-RNTI(Modulation and Coding Scheme-C-RNTI)、及び、CS-RNTI(Configured Scheduling-RNTI)のいずれかがスクランブルされたCRCパリティビットが付加される
請求項5に記載の基地局(200)。
【請求項8】
前記RRCメッセージは、1つ又は複数のセルグループを設定するための情報を含む、
請求項5から請求項7のいずれかに記載の基地局(200)。
【請求項9】
通信装置(100)で用いられる通信方法であって、
物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)のスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報(DCI)フォーマットに物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドが存在するかを判定するための情報を含むRRCメッセージを基地局(200)から受信するステップと、
サービングセルの下りリンクBWPにおける前記PDCCHの監視を制御するステップと、を有し、
前記PDCCHの監視を制御するステップにおいて、前記情報に基づいて前記DCIフォーマットに前記PDCCHの監視に関する情報フィールドが存在すると判定した場合、前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる第1の値に基づいて前記PDCCHの監視に対するサーチスペースセットのグループの切り替えを実行し、前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる第2の値に基づいて前記PDCCHの監視のスキッピングを実行する
通信方法。
【請求項10】
前記情報に基づいて、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)のスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに前記PDCCHの監視に関する情報フィールドが存在するかを判定するステップと、
前記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに含まれる前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる前記第1の値に基づいて、前記PDCCHの監視に対するサーチスペースセットのグループの切り替えを実行するステップと、
前記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに含まれる前記PDCCHの監視に関する情報フィールドにセットされる前記第2の値に基づいて、前記PDCCHの監視のスキッピングを実行するステップと、を有する
請求項9に記載の通信方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動通信システムで用いる通信装置、基地局、及び方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、無線リソース制御(RRC)コネクティッド状態にあるユーザ装置の消費電力を低減するパワーセービング技術を第5世代(5G)システムに導入することが検討されている。例えば、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)が配置される候補タイミングに相当するサーチスペースの周期を長くすることにより、PDCCHの監視に必要な消費電力を低減できる。
【0003】
このような技術として、通常のサーチスペース周期を有するサーチスペースセットグループ(SSSG)と、通常のサーチスペース周期よりもサーチスペース周期が長い又はサーチスペースが存在しないパワーセービング用のSSSGとを含む複数のSSSGをユーザ装置に設定し、基地局がSSSGの切り替えをユーザ装置に動的に指示する技術が提案されている(非特許文献1乃至3参照)。これにより、ユーザ装置のトラフィック状態に応じて最適なSSSGを適用可能としつつ、ユーザ装置の消費電力を低減できる。
【0004】
また、SSSGを一斉に切り替え可能な複数のセルからなるセルグループをユーザ装置に設定し、セルグループ内のすべてのサービングセルについてSSSGを一斉に切り替えるSSSG切り替え(以下、「セルグループSSSG切り替え」と称する)の技術も存在する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP寄書 R1-2100170 “DCI-based power saving adaptation solutions”
3GPP寄書 R1-2100593 “On enhancements to DCI-based UE power saving during DRX active time”
3GPP寄書 R1- 2101476 “DCI-based power saving adaptation during DRX Active Time”
【発明の概要】
【0006】
第1の態様に係る通信装置は、基地局によって1つ又は複数のセルグループが設定される通信装置であって、前記1つ又は複数のセルグループのいずれかのセルグループに属するサービングセルにおいて、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドを含む下りリンク制御情報(DCI)を前記基地局から受信する受信部と、前記情報フィールドにセットされる値に基づいて、前記PDCCHの監視に関する手順を実行する制御部と、を備える。前記PDCCHの監視に関する手順は、前記DCIが受信された前記サービングセルが属する前記セルグループ内の全てのサービングセルに対して適用される。
【0007】
第2の態様に係る基地局は、通信装置に対して1つ又は複数のセルグループを設定する基地局であって、前記1つ又は複数のセルグループのいずれかのセルグループに属するサービングセルにおいて、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドを含む下りリンク制御情報(DCI)を前記通信装置へ送信する送信部と、前記情報フィールドにセットされる値に基づいて、前記PDCCHの監視に関する手順を制御する制御部と、を備える。前記PDCCHの監視に関する手順は、前記DCIが受信された前記サービングセルが属する前記セルグループ内の全てのサービングセルに対して適用される。
【0008】
第3の態様に係る方法は、基地局によって1つ又は複数のセルグループが設定される通信装置で実行する方法であって、前記1つ又は複数のセルグループのいずれかのセルグループに属するサービングセルにおいて、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドを含む下りリンク制御情報(DCI)を前記基地局から受信するステップと、前記情報フィールドにセットされる値に基づいて、前記PDCCHの監視に関する手順を実行するステップと、を有する。前記PDCCHの監視に関する手順は、前記DCIが受信された前記サービングセルが属する前記セルグループ内の全てのサービングセルに対して適用される。
【0009】
第4の態様に係る方法は、通信装置に対して1つ又は複数のセルグループを設定する基地局で実行する方法であって、前記1つ又は複数のセルグループのいずれかのセルグループに属するサービングセルにおいて、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の監視に関する情報フィールドを含む下りリンク制御情報(DCI)を前記通信装置へ送信するステップと、前記情報フィールドにセットされる値に基づいて、前記PDCCHの監視に関する手順を制御するステップと、を有する。前記PDCCHの監視に関する手順は、前記DCIが受信された前記サービングセルが属する前記セルグループ内の全てのサービングセルに対して適用される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示についての上記目的およびその他の目的、特徴や利点は、添付の図面を参照しながら下記の詳細な記述により、明確になる。その図面は、
図1は、実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図であり、
図2は、実施形態に係るプロトコルスタックの構成例を示す図であり、
図3は、実施形態に係るサーチスペース及びSSSG切り替えについて説明するための図であり、
図4は、実施形態に係るサーチスペース及びSSSG切り替えについて説明するための図であり、
図5は、実施形態に係るサーチスペース及びSSSG切り替えについて説明するための図であり、
図6は、実施形態に係るUEの構成を示す図であり、
図7は、実施形態に係る基地局の構成を示す図であり、
図8は、第1実施形態に係るセルグループSSSG切り替えの第1動作例を示す図であり、
図9は、第1実施形態に係るセルグループSSSG切り替えの第2動作例を示す図であり、
図10は、第1実施形態に係るSSSG切り替えMAC CEの構成例を示す図であり、
図11は、第2実施形態に係る動作を示す図であり、
図12は、第2実施形態に係る動作を下りリンクに着目して示す図であり、
図13は、第2実施形態に係る動作を上りリンクに着目して示す図であり、
図14は、第3実施形態に係る動作を示す図であり、
図15は、第4実施形態に係る動作を示す図であり、
図16は、第4実施形態に係るRRCメッセージに含まれる情報要素の第1構成例を示す図であり、
図17は、第4実施形態に係るRRCメッセージに含まれる情報要素の第1構成例を示す図であり、
図18は、第4実施形態に係るRRCメッセージに含まれる情報要素の第2構成例を示す図であり、
図19は、第4実施形態に係るRRCメッセージに含まれる情報要素の第2構成例を示す図であり、
図20は、第5実施形態に係る動作を示す図であり、
図21は、第5実施形態に係る切り替えタイマを用いた動作の具体例1を示す図であり、
図22は、第5実施形態に係る切り替えタイマを用いた動作の具体例2を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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