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公開番号
2025106665
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024000061
出願日
2024-01-04
発明の名称
ポリプロピレン系樹脂組成物
出願人
理研ビタミン株式会社
代理人
主分類
C08L
23/10 20060101AFI20250709BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】セルロースナノファイバーによる凝集物が低減されたポリプロピレン系樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記成分(A)~(D)を含有する、ポリプロピレン系樹脂組成物。
成分(A):ポリプロピレン系樹脂
成分(B):セルロースナノファイバー
成分(C):無水マレイン酸変性ポリプロピレン及び/又はシラン変性ポリプロピレン
成分(D):ヒマシ硬化油及び/又はグリセリンと12-ヒドロキシステアリン酸とのエステル
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(A)~(D)を含有する、ポリプロピレン系樹脂組成物。
成分(A):ポリプロピレン系樹脂
成分(B):セルロースナノファイバー
成分(C):無水マレイン酸変性ポリプロピレン及び/又はシラン変性ポリプロピレン
成分(D):ヒマシ硬化油及び/又はグリセリンと12-ヒドロキシステアリン酸とのエステル
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルロースナノファイバーによる凝集物が低減されたポリプロピレン系樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリプロピレンは、その優れた物性や安価であることから、自動車、家電、文房具、フィルム、食品容器等の様々な分野に使われている。しかしながら、ポリプロピレンは、強度に関しては十分に満足できるものではなく、強い力を加えると非可逆的な変形をすることがある。
【0003】
そのため、ポリプロピレンを含有する樹脂組成物を製造する際に、無水マレイン酸変性ポリプロピレンと共にタルクやガラス繊維等のフィラーをポリプロピレンに混ぜ込むことで樹脂組成物の物性を向上させる方法がとられている。しかしながら、これらのフィラーは、製造時のエネルギー負荷が大きく、また、これらのフィラーを使用して得られた樹脂組成物は、廃棄時にも埋め立てるしかない等、環境負荷が大きいという問題がある。
【0004】
その問題に対し、植物由来のセルロースを主体としたナノ材料であるセルロースナノファイバーを樹脂組成物の物性向上に用いることで、焼却処分が可能であり、環境負荷の少ない樹脂組成物を製造できることから、セルロースナノファイバーを用いた樹脂組成物の開発が進められている。
【0005】
セルロースナノファイバーを用いた樹脂組成物に関する技術としては、例えば、特許文献1では、(A)セルロースナノファイバー100質量部に対する(B)炭素原子数4~60のアルコール系化合物の含有量が、0.01~100質量部であることを特徴とする添加剤組成物が提案されている。しかし、この添加剤組成物を樹脂組成物に混合した際に、フィラーの凝集物が生じやすく、外観不良が起きるという問題があった。
【0006】
その問題を解決するため、特許文献2では、(ポリ)グリセリン誘導体を用いてセルロースファイバーをポリプロピレン等の疎水性物質に分散させる技術が提案されている(請求項1、明細書段落[0029]等)。しかし、この技術をもってしても、成形方法によっては、樹脂組成物中にセルロースナノファイバーが十分に分散せずに凝集物となり、やはり外観不良を生じることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2020/145398号
特開2021-116368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、セルロースナノファイバーによる凝集物が低減されたポリプロピレン系樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、無水マレイン酸変性ポリプロピレン等と共にヒマシ硬化油等を添加することにより、上記課題を解決できることを見出した。本発明者らは、これらの知見に基づき更に研究を重ね、本発明を完成するに至った。
【0010】
即ち、本発明は、下記成分(A)~(D)を含有する、ポリプロピレン系樹脂組成物、からなっている。
成分(A):ポリプロピレン系樹脂
成分(B):セルロースナノファイバー
成分(C):無水マレイン酸変性ポリプロピレン及び/又はシラン変性ポリプロピレン
成分(D):ヒマシ硬化油及び/又はグリセリンと12-ヒドロキシステアリン酸とのエステル
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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