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公開番号
2025106736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024000304
出願日
2024-01-04
発明の名称
半導体装置及び半導体モジュール
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H10D
30/66 20250101AFI20250709BHJP()
要約
【課題】電流ノイズを低減しつつ、ターンオン損失を低減できる半導体装置及び半導体モジュールの提供。
【解決手段】半導体装置は、互いに独立して制御される第1ゲート電極、第2ゲート電極、及び第3ゲート電極であって、第1ゲート電極がターンオンしてからターンオフするまでの期間において、第2ゲート電極のオン期間は第1ゲート電極のオン期間よりも短く、第3ゲート電極のオン期間は第2ゲート電極のオン期間よりも短い、第1ゲート電極、第2ゲート電極、及び第3ゲート電極を備える。第3ゲート電極の第3ゲート電圧が第3しきい値電圧に達する時点、及び第3ゲート電圧の第3ミラー期間の開始時点が、第1ゲート電極の第1ゲート電圧の第1ミラー期間の間、及び第2ゲート電極の第2ゲート電圧の第2ミラー期間の間にある。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに独立して制御される第1ゲート電極、第2ゲート電極、及び第3ゲート電極であって、前記第1ゲート電極がターンオンしてからターンオフするまでの期間において、前記第2ゲート電極のオン期間は、前記第1ゲート電極のオン期間よりも短く、前記第3ゲート電極のオン期間は、前記第2ゲート電極のオン期間よりも短い、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、及び前記第3ゲート電極を備え、
前記第3ゲート電極の第3ゲート電圧が第3しきい値電圧に達する時点、及び前記第3ゲート電圧の第3ミラー期間の開始時点が、前記第1ゲート電極の第1ゲート電圧の第1ミラー期間の間、及び前記第2ゲート電極の第2ゲート電圧の第2ミラー期間の間にある、半導体装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記第3ゲート電極のゲート時定数は、前記第1ゲート電極のゲート時定数及び前記第2ゲート電極のゲート時定数よりも小さい、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
互いに独立して制御される第1ゲート電極及び第2ゲート電極であって、前記第1ゲート電極がターンオンしてからターンオフするまでの期間において、前記第2ゲート電極のオン期間は、前記第1ゲート電極のオン期間よりも短い、前記第1ゲート電極及び前記第2ゲート電極を備え、
前記第2ゲート電極の第2ゲート電圧が第2しきい値電圧に達する時点、及び前記第2ゲート電圧の第2ミラー期間の開始時点が、前記第1ゲート電極の第1ゲート電圧の第1ミラー期間の間にある、半導体装置。
【請求項4】
前記第2ゲート電極のゲート時定数は、前記第1ゲート電極のゲート時定数よりも小さい、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を含む、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項6】
請求項1に記載の半導体装置と、
前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、及び前記第3ゲート電極と電気的に接続された駆動回路と、
を備える、半導体モジュール。
【請求項7】
前記半導体装置は、電圧源とグラウンドとの間に直列接続された第1半導体装置及び第2半導体装置を有し、
前記第1半導体装置及び前記第2半導体装置のそれぞれが、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、及び前記第3ゲート電極を有する、請求項6に記載の半導体モジュール。
【請求項8】
請求項3に記載の半導体装置と、
前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、及び前記第3ゲート電極と電気的に接続された駆動回路と、
を備える、半導体モジュール。
【請求項9】
前記半導体装置は、電圧源とグラウンドとの間に直列接続された第1半導体装置及び第2半導体装置を有し、
前記第1半導体装置及び前記第2半導体装置のそれぞれが、前記第1ゲート電極及び前記第2ゲート電極を有する、請求項8に記載の半導体モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置及び半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
高耐圧、大電流を制御するパワー半導体装置としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が広く用いられている。スイッチング素子として用いられるIGBTには、ターンオン時の損失が低いことが望まれる。そこで、ゲート電極を3系統に分け、3系統目のゲート電極をターンオン時のみ駆動させることでターンオン損失の低減を可能としたトリプルゲート構造のIGBTが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-141304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、電流ノイズを低減しつつ、ターンオン損失を低減できる半導体装置及び半導体モジュールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、半導体装置は、互いに独立して制御される第1ゲート電極、第2ゲート電極、及び第3ゲート電極であって、前記第1ゲート電極がターンオンしてからターンオフするまでの期間において、前記第2ゲート電極のオン期間は、前記第1ゲート電極のオン期間よりも短く、前記第3ゲート電極のオン期間は、前記第2ゲート電極のオン期間よりも短い、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、及び前記第3ゲート電極を備え、前記第3ゲート電極の第3ゲート電圧が第3しきい値電圧に達する時点、及び前記第3ゲート電圧の第3ミラー期間の開始時点が、前記第1ゲート電極の第1ゲート電圧の第1ミラー期間の間、及び前記第2ゲート電極の第2ゲート電圧の第2ミラー期間の間にある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の半導体モジュールの構成を示す模式図である。
実施形態の半導体装置の断面斜視図である。
(a)~(c)は、第1実施形態の半導体装置のゲート電圧のタイミングチャートである。
図4(a)は、第1実施形態の半導体装置のターンオン時のゲート電圧のタイミングチャートであり、図4(b)は、第1実施形態の半導体装置のターンオン時の電流Ic及び電圧Vceの時間変化を示すグラフである。
図5(a)は、IGBTのターンオン損失Eonと、dIc/dtの測定結果を示すグラフであり、図5(b)は、IGBTのターンオン損失Eonと、電流のリンギングの最大値Ic_maxの測定結果を示すグラフである。
図6(a)及び(b)は、第1実施形態の半導体装置のターンオン時のゲート電圧のタイミングチャートである。
図7(a)及び(b)は、第2実施形態の半導体装置のゲート電圧のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、同一または同様の要素には、同じ符号を付している。
【0008】
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の半導体モジュール1は、第1半導体装置101と、第2半導体装置102と、第1半導体装置101及び第2半導体装置102を駆動する駆動装置50とを備える。
【0009】
第1半導体装置101及び第2半導体装置102は、例えば、IGBTを含み、同じ構成を有する。本明細書において、第1半導体装置101と第2半導体装置102とを区別せずに、単に半導体装置100と言う場合もある。
【0010】
第1半導体装置101及び第2半導体装置102のそれぞれは、コレクタ電極22、エミッタ電極21、第1ゲート電極MG、第2ゲート電極CGp、及び第3ゲート電極CGs1を有する。第1ゲート電極MG、第2ゲート電極CGp、及び第3ゲート電極CGs1は、互いに電気的に独立して制御される。
(【0011】以降は省略されています)
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