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公開番号2025106754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000345
出願日2024-01-04
発明の名称磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類G11B 5/31 20060101AFI20250709BHJP(情報記憶)
要約【課題】特性の向上が可能な磁気ヘッド及び磁気記録装置を提供する。
【解決手段】磁気ヘッド110は、媒体対向面10Fを含む再生部70を含む。再生部70は、第1磁気素子10Aを含む。第1磁気素子10Aは、第1磁性層11と、第2磁性層12と、第3磁性層13と、を含む。媒体対向面10Fに沿う第1方向D1において、第1磁性層11は、第3磁性層13と第2磁性層12との間に設けられる。第1磁性層11の第1磁性層磁化は、媒体対向面10Fと交差する第2方向D2に沿う第1成分を含む。第2磁性層12の第2磁性層磁化は、第2方向D2に沿う第2成分を含む。第2成分の向きは、第1成分の向きと逆である。第3磁性層13の第3磁性層磁化は、第1方向D1及び第2方向D2を含む平面と交差する第3方向D3に沿う第3成分を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
媒体対向面を含む再生部を備え、
前記再生部は、第1磁気素子を含み、前記第1磁気素子は、
第1磁性層と、
第2磁性層と、
第3磁性層であって、前記媒体対向面に沿う第1方向において、前記第1磁性層は、前記第3磁性層と前記第2磁性層との間に設けられた、前記第3磁性層と、
を含み、
前記第1磁性層の第1磁性層磁化は、前記媒体対向面と交差する第2方向に沿う第1成分を含み、
前記第2磁性層の第2磁性層磁化は、前記第2方向に沿う第2成分を含み、
前記第2成分の向きは、前記第1成分の向きと逆であり、
前記第3磁性層の第3磁性層磁化は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第3成分を含む、磁気ヘッド。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第2磁性層は、前記第1磁性層と反強磁性結合している、請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項3】
前記第1磁気素子は、前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に設けられた第1非磁性層をさらに含み、
前記第1非磁性層は、第1条件及び第2条件の一方を満たし、
前記第1条件において、前記第1非磁性層はRuを含み、前記第1非磁性層の前記第1方向おける第1非磁性層厚は、0.1nm以上1nm以下であり、
前記第2条件において、前記第1非磁性層はIrを含み、前記第1非磁性層厚は、0.3nm以上0.8nm以下である、請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項4】
前記第1磁気素子は、前記第3磁性層と前記第1磁性層との間に設けられた第2非磁性層をさらに含む、請求項3に記載の磁気ヘッド。
【請求項5】
前記第2非磁性層は、MgO、Al



、Cu及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項4に記載の磁気ヘッド。
【請求項6】
前記第1非磁性層厚は、前記第2非磁性層の前記第1方向おける第2非磁性層厚よりも薄い、請求項4に記載の磁気ヘッド。
【請求項7】
前記再生部は、第2磁気素子をさらに含み、
前記第1磁気素子から前記第2磁気素子への方向は、前記第1方向の成分を含み、
前記第2磁気素子は、
第4磁性層と、
第5磁性層と、
第6磁性層と、
を含み、
前記第1方向において、前記第4磁性層は、前記第6磁性層と前記第5磁性層との間に設けられ、
を含み、
前記第4磁性層の第4磁性層磁化は、前記第3方向に沿う第4成分を含み、
前記第5磁性層の第5磁性層磁化は、前記第3方向に沿う第5成分を含み、
前記第5成分の向きは、前記第4成分の向きと逆であり、
前記第6磁性層の第6磁性層磁化は、前記第2方向に沿う第6成分を含む、請求項1~6のいずれか1つに記載の磁気ヘッド。
【請求項8】
前記第2磁気素子は、前記第4磁性層と前記第5磁性層との間に設けられた第5非磁性層をさらに含み、
前記第5非磁性層は、第3条件及び第4条件の一方を満たし、
前記第3条件において、前記第5非磁性層はRuを含み、前記第5非磁性層の前記第1方向おける第5非磁性層厚は、0.1nm以上1nm以下であり、
前記第4条件において、前記第5非磁性層はIrを含み、前記第5非磁性層厚は、0.3nm以上0.8nm以下である、請求項7に記載の磁気ヘッド。
【請求項9】
前記第2磁気素子は、前記第6磁性層と前記第4磁性層との間に設けられた第6非磁性層をさらに含み、
前記第6非磁性層は、MgO、Al



、Cu及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項8に記載の磁気ヘッド。
【請求項10】
請求項1に記載の磁気ヘッドと、
前記媒体対向面と対向する磁気記録媒体と、
を備え、
前記再生部は、前記磁気記録媒体に記録された情報を再生可能であり 前記磁気記録媒体は、第1トラック及び第2トラックを含み、
前記第1トラックは、第1領域と、第2領域と、を含み、
前記第2トラックは、第3領域と、第4領域と、を含み、
前記第1領域から前記第2領域への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第3領域から前記第4領域への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第1領域から前記第3領域への方向は、前記第3方向に沿い、
前記第2領域から前記第4領域への方向は、前記第3方向に沿い、
前記再生部は、前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域、及び、前記第4領域のそれぞれの磁化の状態に応じた信号を出力するように構成された、磁気記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気ヘッド、及び、磁気記録装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
磁性層を用いた磁気センサを含む磁気ヘッドを用いて、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体に記録された情報が再生される。磁気ヘッドにおいて、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10311897号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、特性の向上が可能な磁気ヘッド、及び、磁気記録装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、磁気ヘッドは、媒体対向面を含む再生部を含む。前記再生部は、第1磁気素子を含む。前記第1磁気素子は、第1磁性層と、第2磁性層と、第3磁性層と、を含む。前記媒体対向面に沿う第1方向において、前記第1磁性層は、前記第3磁性層と前記第2磁性層との間に設けられる。前記第1磁性層の第1磁性層磁化は、前記媒体対向面と交差する第2方向に沿う第1成分を含む。前記第2磁性層の第2磁性層磁化は、前記第2方向に沿う第2成分を含む。前記第2成分の向きは、前記第1成分の向きと逆である。前記第3磁性層の第3磁性層磁化は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第3成分を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図3は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図5は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図6(a)~図6(d)は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図7は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図8は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図9は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図10は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図11は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図12は、第2実施形態に係る磁気ヘッド及び磁気記録装置を例示する模式的斜視図である。
図13は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図14は、実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的斜視図である。
図15(a)及び図15(b)は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1~図4は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的断面図である。
図1は、図2のA1-A2線断面図である。図3は、図2のB1-B2線断面図である。図4は、図2のB3-B4線断面図である。
図1に示すように、実施形態に係る磁気ヘッド110は、再生部70を含む。再生部70は、媒体対向面10Fを含む。媒体対向面10Fは、磁気記録媒体80に対向する。再生部70は、磁気記録媒体80に記録された情報を再生するように構成されている。磁気記録媒体80は、例えば、垂直記録媒体である。
【0009】
再生部70は、第1磁気素子10Aを含む。第1磁気素子10Aは、第1磁性層11と、第2磁性層12と、第3磁性層13と、を含む。媒体対向面10Fに沿う第1方向D1において、第1磁性層11は、第3磁性層13と第2磁性層12との間に設けられる。第1磁性層11、第2磁性層12及び第3磁性層13は、例えば、再生素子10Eに含まれる。
【0010】
媒体対向面10Fに対して垂直な方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。Z軸方向は、例えばハイト方向に対応する。X軸方向は、例えばダウントラック方向に対応する。Y軸方向は、例えばクロストラック方向に対応する。第1方向D1は、例えば、X軸方向で良い。
(【0011】以降は省略されています)

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