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公開番号
2025106977
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024000627
出願日
2024-01-05
発明の名称
橋梁における補修構造
出願人
公益財団法人鉄道総合技術研究所
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250710BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】簡易な構成により支承部に挿入された間詰材が抜け出すことを防止することができる橋梁における補修構造を提供する。
【解決手段】橋梁における補修構造は、支承部2の橋脚側に設けられる下側沓部22と橋桁側に設けられる上側沓部21とに挟まれる間詰材50を備え、間詰材50は、橋桁3の延伸方向の一端側における上下方向の寸法よりも他端側における上下方向の寸法が相対的に大きく形成され、下面側に複数の鋭角突部51を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
橋脚上に支承部を介して橋桁を支持する橋梁における補修構造であって、
前記支承部の前記橋脚側に設けられる下側沓部と前記橋桁側に設けられる上側沓部とに挟まれる間詰材を備え、
前記間詰材は、前記橋桁の延伸方向の一端側における上下方向の寸法よりも他端側における上下方向の寸法が相対的に大きく形成され、下面側に複数の鋭角突部を有していることを特徴とする橋梁における補修構造。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記複数の鋭角突部同士の間には凹部が形成され、
前記凹部は、鉛直方向に延びる鉛直部と、前記鉛直部に連続して形成され斜め下方側に延びる傾斜部とを有することを特徴とする請求項1に記載の橋梁における補修構造。
【請求項3】
前記凹部は、前記一端側から前記他端側にかけて複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載の橋梁における補修構造。
【請求項4】
前記凹部は、前記橋桁の延伸方向と直交する方向において同じ断面で連続することを特徴とする請求項2又は3に記載の橋梁における補修構造。
【請求項5】
前記間詰材は、前記下側沓部と同じ金属材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の橋梁における補修構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁における補修構造に関し、特に橋脚上に支承部を介して橋桁を支持する橋梁における補修構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
橋梁は、一般的に橋脚等の下部構造と、橋桁等の上部構造と、橋脚の上に配置された橋桁を支持する支承部と、を有して構成されている。橋桁の上を列車等の車両が通過する場合、鉛直方向の荷重は支承部に伝達されるが、支承部に繰り返し荷重が作用すれば支承部の損傷につながる場合がある。支承部の損傷によって上下方向の隙間が発生することがあるが、支承部に隙間が生じてしまうと橋桁と支承部の接触面積が減少し、支承部において疲労亀裂が発生する可能性が高まる。しかし、隙間が発生した支承部を本格的に補修するためには多大な手間を要することから、隙間を埋めるための様々な提案がなされてきた。
【0003】
例えば、特許文献1には、橋梁などに設けられる支承部の支承構造において、上支承部材と下支承部材との間に形成された隙間を埋めることができる中間部材が開示されている。支承構造は、主桁に設けられた上支承部材としての上沓と、桁座に設けられた下支承部材としての下沓と、上沓と下沓の間のソール面に当接して設けられた中間部材などにより構成されている。また、中間部材は、その表面或いは裏面のうち少なくとも一方にフッ素樹脂が塗布されているので、上支承部材と下支承部材との間の潤滑性が持続するようになって、支承機能を維持させることが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-247133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1の手法にあっては、上沓と下沓の間の隙間に挿入された中間部材の端部には、ずれ落ち防止のためにずれ落ち防止金具が設けられている。ずれ落ち防止金具は、ボルトとナットからなり、中間部材の端部に設けられた孔に取り付けられている。そのため、金具全体として部品点数が多く、組付の際に多くの工数(手間)が発生するという不都合が生じていた。
【0006】
そこで、本発明は、簡易な構成により支承部に挿入された間詰材が抜け出すことを防止することができる橋梁における補修構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題に対して、本発明の橋梁における補修構造は、橋脚上に支承部を介して橋桁を支持する橋梁における補修構造であって、前記支承部の前記橋脚側に設けられる下側沓部と前記橋桁側に設けられる上側沓部とに挟まれる間詰材を備え、前記間詰材は、前記橋桁の延伸方向の一端側における上下方向の寸法よりも他端側における上下方向の寸法が相対的に大きく形成され、下面側に複数の鋭角突部を有していることを特徴とする。
【0008】
また、前記複数の鋭角突部同士の間には凹部が形成され、前記凹部は、鉛直方向に延びる鉛直部と、前記鉛直部に連続して形成され斜め下方側に延びる傾斜部とを有することが好ましい。更に、前記凹部は、前記一端側から前記他端側にかけて複数形成されていることが好ましい。
【0009】
ここで、前記凹部は、前記橋桁の延伸方向と直交する方向において同じ断面で連続することが好ましい。また、前記間詰材は、前記下側沓部と同じ金属材料で形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
このように構成された本発明の橋梁における補修構造では、上下の沓部に形成された隙間に挿入される間詰材は、挿入方向の一端側における上下方向の寸法よりも他端側における上下方向の寸法が相対的に大きく形成され、下面側に複数の鋭角突部を有しているため、簡易な構成により支承部に挿入された間詰材が抜け出すことを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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