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公開番号2025104620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222550
出願日2023-12-28
発明の名称路面補修版と、これを用いた路面補修方法
出願人ランデス株式会社
代理人弁理士法人森特許事務所
主分類E01C 23/00 20060101AFI20250703BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】一般道路の路面のほか、重量車両が通行する高速道路の路面や航空機が離着陸する滑走路の路面が事故や工事により欠損した場合の路面を仮復旧させる路面補修版を提供する。
【解決手段】事故や工事により欠損した路面5を仮復旧させるため、欠損した箇所51を囲って切除された平面視方形の施工区画4に嵌め込んだり、並べたりする平面視方形の路面補修版1において、突出量が調整自在な間隔調整具2を側面12から突出させたことを特徴とする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
事故や工事により欠損した路面を仮復旧させるため、欠損した箇所を囲って切除された平面視方形の施工区画に嵌め込んだり、並べたりする平面視方形の路面補修版において、
突出量が調整自在な間隔調整具を側面から突出させたことを特徴とする路面補修版。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
突出量が調整自在かつ着脱自在な間隔調整具を側面から突出させた請求項1記載の路面補修版。
【請求項3】
突出量が調整自在な高さ調整具を下面から突出させた請求項1又は2いずれか記載の路面補修版。
【請求項4】
上面から下面に貫通させた注入孔を設けた請求項1又は2いずれか記載の路面補修版。
【請求項5】
事故や工事により欠損した路面を仮復旧させるため、欠損した箇所を囲って切除された平面視方形の施工区画に、平面視方形の路面補修版を嵌め込んだり、並べたりする路面補修方法であって、
突出量が調整自在な間隔調整具を側面から突出させた路面補修版を施工区画内に置き、突出量を調整した間隔調整具の先端を施工区画の内壁面に当接させて路面補修版を位置固定した後、路面補修版の側面と施工区画の内壁面との隙間にグラウトを充填する路面補修方法。
【請求項6】
路面補修版を施工区画内に位置固定するに際して、路面補修版の下面から突出させた高さ調整具の突出量を調整し、高さ調整具の下端を施工区画の平面に当接させることにより、路面補修版の高さや傾きを調整する請求項5記載の路面補修方法。
【請求項7】
路面補修版の側面と施工区画の内壁面との隙間にグラウトを充填するに際して、路面補修版の上面から下面に貫通する注入孔からグラウトを注入することにより、路面補修版の下面と施工区画の平面との隙間にグラウトを充填する請求項5又は6いずれか記載の路面補修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、事故や工事により欠損した路面を仮復旧させる路面補修版と、これを用いた路面補修方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
事故や工事により欠損した路面を仮復旧させる路面補修版は、欠損した箇所を囲って切除された平面視方形の施工区画に嵌め込んだり、並べたりする平面視方形の扁平なブロックがある(特許文献1、特許文献2)。特許文献1が開示する路面補修版(道路仮復旧用ブロック)は、平面視方形の扁平なブロックで、嵌合関係にある凸条又は凹溝を相対する側面に設けている(特許文献1・実用新案登録請求の範囲)。施工区画(溝)に並べた隣り合う路面補修版は、対応する凸条及び凹溝を嵌合させることにより連結される。
【0003】
特許文献2が開示する路面補修版(仮復旧用ブロック)は、平面視方形の扁平なブロックで、施工区画(溝)に埋めた砂利や砕石が充填される底面(片面開口部分)が開放された中空構造(特許文献2・請求項3)で、側面を連結する補強用仕切板が設けられる(特許文献2・請求項4)。特許文献2が開示する路面補修版は、施工区画に嵌め込むと、砂利や砕石が充填されて安定に位置固定される。このほか、特許文献2が開示する路面補修版は、中空構造なので軽量化される利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実全昭60-111906号公報
特開昭63-000504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2が開示する路面補修版は、施工区画に嵌め込んだり、並べたりするだけで強固に位置固定しない。特許文献1が開示する路面補修版は、できるだけ隙間なく施工区画に嵌め込み、隣り合う路面補修版を連結させて、位置固定する。また、特許文献2が開示する路面補修版は、施工区画に撒いた砂利や砕石を充填させるほか、隣り合う路面補修版を連結させて、位置固定する。特許文献1及び特許文献2が開示する路面補修版は、普通車が通行する一般道路の路面の仮復旧を想定し、強固な位置固定より、仮復旧後の容易な撤去を考慮したものと思われる。
【0006】
このため、特許文献1及び特許文献2が開示する路面補修版は、重量車両が通行する高速道路の路面や航空機が離着陸する滑走路の路面のように、強固な位置固定が必要な路面の仮復旧に対応できない。仮復旧といえども、重量車両や航空機の走行により、路面補修版が位置ずれすることが許されないからである。そこで、重量車両が通行する高速道路の路面や航空機が離着陸する滑走路の路面が事故や工事により欠損した場合の路面を仮復旧させる路面補修版と、これを用いた路面補修方法について、検討した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
検討の結果開発したものが、事故や工事により欠損した路面を仮復旧させるため、欠損した箇所を囲って切除された平面視方形の施工区画に嵌め込んだり、並べたりする平面視方形の路面補修版において、突出量が調整自在な間隔調整具を側面から突出させたことを特徴とする路面補修版である。本発明の路面補修版は、突出量を調整させた間隔調整具を施工区画の内壁面に当接させた状態で施工区画に嵌め込んだり、並べたりされる。路面補修版の側面と施工区画の内壁面との隙間は、例えばグラウトを充填するとよい。
【0008】
路面補修版は、施工区画より小さい平面視方形の扁平なブロックである。施工区画に1枚嵌め込む大きさの路面補修版は、施工区画の四方の内壁面に対向する四方の側面全部から間隔調整具を突出させる。また、施工区画に複数並べる大きさの路面補修版は、隣り合う路面補修版の側面同士を面接触させて並べ、施工区画の内壁面に対向する側面のみから間隔調整具を突出させる。間隔調整具は、同一側面から複数突出させるとよい。複数の間隔調整具は、側面の長手方向に線対称な位置関係で突出させるとよい。
【0009】
本発明の路面補修版は、突出量が調整自在かつ着脱自在な間隔調整具を側面から突出させるとよい。間隔調整具は、側面に埋め込んだインサートに捩じ込むボルトがあり、インサートに捩じ込まれるボルトは着脱自在にもできる。側面から間隔調整具を突出させる路面補修版は、突出量が調整自在な高さ調整具を下面から突出させたり、上面から下面に貫通させた注入孔を設けたりするとよい。高さ調整具は、施工区画の平面に対する路面補修版の高さや傾きを調整し、位置固定させる。注入孔は、路面補修版の下面と施工区画の平面との間へグラウトの注入を可能にする。
【0010】
本発明の路面補修版を用いた路面補修方法は、事故や工事により欠損した路面を仮復旧させるため、欠損した箇所を囲って切除された平面視方形の施工区画に、平面視方形の路面補修版を嵌め込んだり、並べたりする路面補修方法であって、突出量が調整自在な間隔調整具を側面から突出させた路面補修版を施工区画内に置き、突出量を調整した間隔調整具の先端を施工区画の内壁面に当接させて路面補修版を位置固定した後、路面補修版の側面と施工区画の内壁面との隙間にグラウトを充填する路面補修方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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