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公開番号
2025101803
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218829
出願日
2023-12-26
発明の名称
反射型遮音壁
出願人
東京製綱株式会社
代理人
弁理士法人東京UIT国際特許
主分類
E01F
8/00 20060101AFI20250701BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】落下対策を講じた反射型遮音壁を提供する。
【解決手段】反射型遮音壁は,間隔をあけて立設された複数のH鋼支柱のフランジ間に両側部が嵌め込まれ,正面に凹凸11A,11Bが形成され,内部が中空の金属製の直方体状の反射型遮音パネル10を備える。反射型遮音パネル10は,その両側部のそれぞれにおいて高さ方向に通されるパネル落下防止用ワイヤロープ40が通る第1のワイヤロープ挿通路と,その上端部において幅方向に通される支柱回転防止用ワイヤロープ30が通る第2のワイヤロープ挿通路を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
間隔をあけて立設された複数のH鋼支柱,および上記H鋼支柱を構成するフランジ間に両側部が嵌め込まれ,正面に凹凸が形成され,内部が中空の金属製の直方体状の反射型遮音パネルを備え,
上記反射型遮音パネルが,その両側部のそれぞれにおいて高さ方向に通されるパネル落下防止用ワイヤロープが通る第1のワイヤロープ挿通路と,その上端部において幅方向に通される支柱回転防止用ワイヤロープが通る第2のワイヤロープ挿通路を備え,
上記H鋼支柱の上端部および下端部のそれぞれにおいてH鋼支柱を構成するウエブにワイヤロープが通る通し孔があけられており,
高さ方向に並ぶ複数の反射型遮音パネルに共通の1本のパネル落下防止用ワイヤロープが,上記H鋼支柱の上端部および下端部の通し孔および複数の反射型遮音パネルの第1のワイヤロープ挿通路に通されており,
複数のH鋼支柱に共通の1本の支柱回転防止用ワイヤロープが,複数のH鋼支柱の上端部の通し孔および幅方向に並ぶ複数の反射型遮音パネルの第2のワイヤロープ挿通路に通されている,
反射型遮音壁。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
上記パネル落下防止用ワイヤロープが,
上記H鋼支柱の上端部の通し孔を通され,上記H鋼支柱のウエブの一方がわに高さ方向に並ぶ複数の反射型遮音パネルの一側部の第1のワイヤロープ挿通路を下方に向けて通り,上記H鋼支柱の下端部の通し孔を通され,上記H鋼支柱の他方がわに高さ方向に並ぶ複数の反射型遮音パネルの他側部の第1のワイヤロープ挿通路を上方に向けて通り,上記H鋼支柱の上端部の通し孔を通されており,
上記パネル落下防止用ワイヤロープの先端部に,上記H鋼支柱の上端部の通し孔を通過しない大きさの端末具が固定されている,
請求項1に記載の反射型遮音壁。
【請求項3】
上記支柱回転防止用ワイヤロープの先端部に,上記H鋼支柱の上端部の通し孔を通過しない大きさの端末具が固定されている,
請求項1または2に記載の反射型遮音壁。
【請求項4】
内部が中空の金属製の直方体状の反射型遮音パネルであって,
正面に凹凸が形成されており,
両側部のそれぞれにおいて高さ方向に通されるパネル落下防止用ワイヤロープが通る第1のワイヤロープ挿通路,および
上端部において幅方向に通される支柱回転防止用ワイヤロープが通る第2のワイヤロープ挿通路を備えている,
反射型遮音パネル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は反射型遮音壁および反射型遮音パネルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
車両等からの騒音や路面音を外に出さないために,高速道路,自動車専用道路,大型国道などの路側に遮音壁が設置される。遮音壁は,音を壁にあてて跳ね返す反射型(主としてコンクリート製)のものと,音を吸音材によって吸音する吸音型(主として金属製で,吸音材が収納される)のものとに大別される。反射型遮音壁は主に土工部で使用され,吸音型遮音壁は主に橋梁部で使用されている。
【0003】
土工部に設置される反射型遮音壁は,橋梁部に設置される吸音型遮音壁と異なり,一般には落下防止対策が施されない。反射型遮音壁が設置される土工部は周囲に民家等がほとんどないからである。
【0004】
近年では,土工部に設置される反射型遮音壁にも,条件によっては落下防止対策が要求されるケースが生じている。しかしながら反射型遮音壁の多くを占めるコンクリート製遮音壁は重量が大きく,落下防止対策自体を講じることが難しい。
【0005】
特許文献1は金属製の反射型遮音壁を開示する。金属製遮音壁はコンクリート製遮音壁に比べて重量は軽い。しかしながら特許文献1の遮音壁には落下防止対策は講じられてない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-111979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は,落下対策を講じた反射型遮音壁および遮音パネルを提供することを目的とする。
【0008】
この発明による反射型遮音壁は,間隔をあけて立設された複数のH鋼支柱,および上記H鋼支柱を構成するフランジ間に両側部が嵌め込まれ,正面に凹凸が形成され,内部が中空の金属製の直方体状の反射型遮音パネルを備え,上記反射型遮音パネルが,その両側部のそれぞれにおいて高さ方向に通されるパネル落下防止用ワイヤロープが通る第1のワイヤロープ挿通路と,その上端部において幅方向に通される支柱回転防止用ワイヤロープが通る第2のワイヤロープ挿通路を備え,上記H鋼支柱の上端部および下端部のそれぞれにおいてH鋼支柱を構成するウエブにワイヤロープが通る通し孔があけられており,高さ方向に並ぶ複数の反射型遮音パネルに共通の1本のパネル落下防止用ワイヤロープが,上記H鋼支柱の上端部および下端部の通し孔および複数の反射型遮音パネルの第1のワイヤロープ挿通路に通されており,複数のH鋼支柱に共通の1本の支柱回転防止用ワイヤロープが,複数のH鋼支柱の上端部の通し孔および幅方向に並ぶ複数の反射型遮音パネルの第2のワイヤロープ挿通路に通されているものである。
【0009】
この発明は,上記反射型遮音壁を構成する反射型の遮音パネルも提供する。この発明による反射型遮音パネルは,内部が中空の金属製の直方体状のものであって,正面に凹凸が形成されており,両側部のそれぞれにおいて高さ方向に通されるパネル落下防止用ワイヤロープが通る第1のワイヤロープ挿通路,および上端部において幅方向に通される支柱回転防止用ワイヤロープが通る第2のワイヤロープ挿通路を備えている。
【0010】
反射型遮音パネルは直方体状であり,正面,背面,上面,底面(下面)および左右の側面を持つ。反射型遮音パネルはその正面が車両等が走行する道路側に向けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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