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公開番号
2025107493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025082240,2024109487
出願日
2025-05-15,2020-12-24
発明の名称
微小構造体移載用スタンプ部品、凸型部、移載方法、電気機器の製造方法、電子機器の製造方法、LEDディスプレイの製造方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/677 20060101AFI20250710BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】シリコーン系ゴム膜スタンプ表面の仮接着力を短時間で最適化できる微小構造体移載用スタンプ部品を提供すること。
【解決手段】基板上にシリコーン系ゴム膜が形成されており、前記基板と反対側の前記シリコーン系ゴム膜表面が、表面開口部以外が閉じた凹部を一つ以上有しているものであることを特徴とする微小構造体移載用スタンプ部品。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上にゴム膜を有する微小構造体移載用スタンプ部品であって、
前記基板と反対側の前記ゴム膜の表面は、一つ以上の凸型部を有し、
前記凸型部は、高さ方向に沿って第一セクション及び第二セクションを有し、
前記第一セクションは、前記ゴム膜と前記第二セクションの間に位置し、
前記第一セクションは、錐台であり、
前記錐台における面積が大きい方の底面は、前記ゴム膜に連結している、微小構造体移載用スタンプ部品。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記第一セクションは、円錐台又は多角錐台である請求項1記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項3】
前記第二セクションは、円柱、多角柱又は錐台である請求項1又は2記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項4】
前記第一セクションを構成する錐台における面積が小さい方の底面は、前記第二セクションにおける前記基板側の面と実質的に同じ大きさである請求項1~3いずれか一項記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項5】
前記第一セクションを構成する錐台における面積が小さい方の底面は、前記第二セクションにおける前記基板側の面よりも大きい請求項1~3いずれか一項記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項6】
前記第一セクションを構成する錐台の側面と前記第二セクションの側面とが、前記凸型部の内側に凸になるように連結している請求項4記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項7】
前記第一セクションを構成する錐台の側面と前記第二セクションの側面とが、前記凸型部の外側に凸になるように連結している請求項4記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項8】
前記第二セクションの前記基板側とは反対側に第三セクションを有する請求項1~7いずれか一項記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項9】
基板上にゴム膜を有する微小構造体移載用スタンプ部品であって、
前記基板と反対側の前記ゴム膜の表面は、一つ以上の凸型部を有し、
前記凸型部の前記基板に垂直な方向における断面図において、
前記凸型部は、高さ方向に沿って第一領域及び第二領域を有し、
前記第一領域は、前記ゴム膜と前記第二領域の間に位置し、
前記第一領域は、台形であり、
前記台形における下底は、前記ゴム膜に連結し、
前記台形における上底は、前記第二領域に連結している、微小構造体移載用スタンプ部品。
【請求項10】
前記第二領域は、長方形又は台形である請求項9記載の微小構造体移載用スタンプ部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタンプ法により微小構造体を移載するためのスタンプ部品に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子の微小化に伴い、半導体素子を用いた電気・電子応用製品の組み立て手段として、スタンプを用いた微小構造体移載技術が注目されている(非特許文献1)。特に、この技術を用いて、一度に一つ、あるいは複数、さらには何万個という大量のミニLED(短辺が100μm以上~数100μmのLED)、あるいは、マイクロLED(短辺が100μm以下、さらには、50μm以下)を移載することにより、サイネージ、TV、医療用、車載、Pad、スマートフォン、スマートウォッチ等のディスプレイ、AR/VRなど用のLEDディスプレイを製造する技術開発が活発になってきている。
【0003】
半導体チップ及び各種電気・電子素子の微小化・薄膜化に伴い、半導体実装や電子機器の組み立てにおいて、従来の真空吸着を用いた素子の移載に代えて、スタンプを用いた微小構造体の移載が使用されようとしている。例えば、各種高機能LSI/ICチップ、微小な抵抗体、キャパシタ、インダクタ、SAWフィルタ素子、加速度センサ等のMEMSチップ等々の多種多彩な微細素子が移載対象物となる。
【0004】
このように、スタンプを用いた微小構造体の移載は、今後我々の生活を豊かに多様化するための機器の製造にはなくてはならない技術と成長してきている。
【0005】
スタンプ法に用いる粘着層には、例えばPDMS(ポリジメチルシロキサン)等のシリコーンを主成分とするゴムスタンプ用いて、大量の素子を供給基板から受け取り基板へ輸送ができることが報告されている(特許文献1)。これをより実用的な形態として、チップ実装装置に適応させ進化させたスタンプ構造が特許文献2において示されている。
【0006】
図20は、従来技術の微小構造体移載用スタンプ部品の一例の構造説明図を示すものである。
図20を用いて、特許文献2に示される従来のスタンプの一例の構造及び特徴について簡単に説明する。図20において、41は石英基板であり、42はシリコーン系ゴム膜である。43はシリコーン系ゴム膜であり、44~48はシリコーン系ゴム膜43の表面に設けられたシリコーン系ゴム膜からなる凸型部である。
【0007】
図20(a)は、石英基板41上にシリコーン系ゴム膜42が形成された平板スタンプ200であり、複数あるいは大量の微小構造体を一気に移載するのに用いられる。図20(b)~(f)は、石英基板41上にシリコーン系ゴム膜43が形成されている。シリコーン系ゴム膜43の石英基板41と反対側の表面には凸型部44~48が設けられている。これらの凸型部を備えたスタンプ200は、1個乃至複数個の移載対象物を移載する際に使用される。
【0008】
移載対象物は、シリコーン系ゴム膜42の表面、または、凸型部44~48の凸形部最上部の表面に、シリコーン系ゴムの有する感圧接着力により仮接着し、所定の位置に移動し配置先に接触させた後、移載対象物からシリコーン系ゴム表面を引きはがし、所定位置に配置される。例えば、所定配置先表面にシリコーン系ゴム膜表面の仮接着力よりも強い接着力を持つ樹脂等を配置しておくことにより、所定配置先表面で移載対象物を受け取り、移載対象物からシリコーン系ゴム膜42の表面、または、凸型部44~48の凸形部最上部の表面を引き剥がすことができる。その際、移載能力を決定付けるシリコーン系ゴム膜表面の仮接着力は主に感圧接着力であり、シリコーン系ゴム膜の固さ、表面粘着力、タック力等に依存するため、移載対象物の大きさ、表面モホロジー、重さ等の特徴、あるいは、移載装置の移載速度・加速度等のプロセス条件からくる要求に適合するようにシリコーン系ゴム膜の物性を調整・最適化しなければならなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
米国特許第7943491号明細書
特開2020-129638号公報
【非特許文献】
【0010】
Matthew A. Meitl, Zheng-Tao Zhu, Vipan Kumar, Keon Jae Lee, Xue Feng, Yonggang Y. Huang, Ilesanmi Adesida, Ralph G. Nuzzo & John A. Rogers,”Transfer printing by kinetic control of adhesion to an elastomeric stamp”, Nature Materials Volume 5, 33-38 (2006).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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