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公開番号
2025107866
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001385
出願日
2024-01-09
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250714BHJP(車両一般)
要約
【課題】複数のモータを備える車両において、エネルギー効率の改善を図る。
【解決手段】車両100が、第1減速機を介して第1車輪に駆動力を付与する第1モータと、第2減速機を介して第2車輪に駆動力を付与する第2モータと、第1モータの駆動力および第2モータの駆動力を制御する制御装置500とを備える。第1モータが出力可能な最大駆動力は、第2モータが出力可能な最大駆動力よりも大きい。制御装置500は、第1減速機の温度および第2減速機の温度に相関する温度パラメータが所定温度よりも低い場合に、第1モータよりも第2モータを優先的に駆動する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1減速機を介して第1車輪に駆動力を付与する第1モータと、
第2減速機を介して第2車輪に駆動力を付与する第2モータと、
前記第1モータの駆動力および前記第2モータの駆動力を制御する制御装置と、
を備え、
前記第1モータが出力可能な最大駆動力は、前記第2モータが出力可能な最大駆動力よりも大きく、
前記制御装置は、前記第1減速機の温度および前記第2減速機の温度に相関する温度パラメータが所定温度よりも低い場合に、前記第1モータよりも前記第2モータを優先的に駆動する、車両。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、当該車両に要求される要求駆動力を、前記第1モータおよび前記第2モータによって発生させているときに、所定の第1条件が成立するか否かを判断し、前記第1条件が成立すると判断された場合に、前記第1モータを停止し、前記第2モータによって前記要求駆動力を発生させるように構成され、
前記第1条件は、前記温度パラメータが前記所定温度よりも低く、かつ、前記要求駆動力が前記第2モータの前記最大駆動力以下である場合に成立する、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記制御装置は、前記第1条件が成立しないと判断された場合に、所定の第2条件が成立するか否かを判断し、前記第2条件が成立すると判断された場合に、前記第2モータを停止し、前記第1モータによって前記要求駆動力を発生させるように構成され、
前記第2条件は、前記温度パラメータが前記所定温度よりも低く、かつ、前記要求駆動力が前記第2モータの前記最大駆動力よりも大きくて前記第1モータの前記最大駆動力以下である場合に成立する、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記制御装置は、前記第1モータおよび前記第2モータのうち、一方が停止状態であり、他方が作動状態である場合に、所定の第3条件が成立するか否かを判断し、前記第3条件が成立すると判断された場合に、前記第1モータおよび前記第2モータの両方を作動状態にするように構成され、
前記第3条件は、作動中のモータが出力可能な最大駆動力を、前記車両に要求される要求駆動力が超える場合に成立する、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記第1車輪および前記第2車輪のうち、一方は当該車両の前輪、他方は当該車両の後輪であり、
当該車両は、
前記第1減速機の潤滑油が循環する第1油回路と、
前記第2減速機の潤滑油が循環する第2油回路と、
前記第1減速機の前記潤滑油の温度を検出する第1温度センサと、
前記第2減速機の前記潤滑油の温度を検出する第2温度センサと、
前記第1減速機の前記潤滑油および前記第2減速機の前記潤滑油を冷却する冷却装置と、
をさらに備え、
前記制御装置は、前記第1温度センサによる検出結果と前記第2温度センサによる検出結果とを用いて、前記温度パラメータを取得し、
前記制御装置は、前記第1モータおよび前記第2モータのうち、一方が停止状態であり、他方が作動状態である間は、作動中のモータに機械的に連結される前記第1減速機または前記第2減速機の前記潤滑油が前記冷却装置によって冷却され、かつ、停止中のモータに機械的に連結される前記第2減速機または前記第1減速機の前記潤滑油が前記冷却装置によって冷却されないように、前記冷却装置を制御する、請求項1~4のいずれか1項に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のモータを備える車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2012-034433号公報(特許文献1)には、第1モータおよび第2モータを備える車両に関して、車両に要求される出力(要求駆動力)が第1モータの許容出力と第2モータの許容出力とのうち小さい方の許容出力以下である場合に、第1モータおよび第2モータのうち低温側のモータを選択して作動させる技術が開示されている。この技術では、第1モータと第2モータとの温度差が所定値に達しないときには、第1モータから第2モータへの切替または第2モータから第1モータへの切替が禁止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-034433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術によれば、第1モータおよび第2モータのうち低温側のモータのみを駆動することで、第1モータと第2モータとの温度差を小さくすることが可能になる。しかしながら、エネルギー効率の観点では、高温側のモータを停止して低温側のモータのみで駆動することが必ずしも好ましいとは限らない。また、特許文献1では、第1モータおよび第2モータの両方の温度が低くなっている場合に、各モータをどのように制御するかについて言及されていない。モータが減速機を介して車輪に駆動力を付与する車両において、減速機の温度が低くなり過ぎると、エネルギー損失が大きくなる傾向がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のモータを備える車両において、エネルギー効率の改善を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に従うと、次のような構成を有する車両が提供される。
当該車両は、第1減速機を介して第1車輪に駆動力を付与する第1モータと、第2減速機を介して第2車輪に駆動力を付与する第2モータと、第1モータの駆動力および第2モータの駆動力を制御する制御装置とを備える。第1モータが出力可能な最大駆動力は、第2モータが出力可能な最大駆動力よりも大きい。制御装置は、第1減速機の温度および第2減速機の温度に相関する温度パラメータが所定温度よりも低い場合に、第1モータよりも第2モータを優先的に駆動する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、複数のモータを備える車両において、エネルギー効率の改善を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に係る車両の概略構成を示す図である。
本実施の形態に係る第1のモータ制御について説明するための図である。
本実施の形態に係る第2のモータ制御について説明するための図である。
本実施の形態に係る車両によって奏される作用および効果について、参考例と対比して説明するための図である。
図1に示した車両の構成の第1変形例を示す図である。
図1に示した車両の構成の第2変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、この実施の形態に係る車両の概略構成を示す図である。図1を参照して、車両100は、モータ110,210と、インバータ120,220と、減速機130,230と、車軸140,240と、蓄電装置300と、潤滑装置10,20と、冷却装置30と、熱交換器41,42と、制御装置500と、車輪W1~W4とを備える。冷却装置30は、潤滑装置10,20の各々と熱交換可能に構成される。冷却装置30は、インバータ120,220および蓄電装置300を冷却するように構成される。制御装置500は、インバータ120,220、潤滑装置10,20、および冷却装置30を制御するように構成される。車両100は、例えば、蓄電装置300から出力される電力を用いて走行可能に構成される4輪のBEV(電気自動車)である。
(【0011】以降は省略されています)
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