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公開番号
2025108055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001685
出願日
2024-01-10
発明の名称
情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理装置
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06V
40/70 20220101AFI20250715BHJP(計算;計数)
要約
【課題】誤差要因によらず高精度な生体認証を実現する。
【解決手段】クライアント端末は、認証生体情報に対応する自己属性情報を取得し、認証生体情報から抽出された認証特徴量と、認証生体情報に対応する自己属性情報と、をサーバに送信し、サーバは、登録生体情報から抽出された登録特徴量と、認証特徴量と、を含む特徴量集合から、複数の特徴量部分集合を作成し、特徴量集合に含まれる特徴量の組み合わせごとの類似度を算出し、複数の特徴量部分集合それぞれについて、特徴量の組み合わせの類似度と、特徴量に対応する自己属性情報と、に基づいて適合度を算出し、適合度に基づいて登録特徴量を更新する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クライアント端末とサーバとを備える情報処理システムであって、
前記クライアント端末は、
認証生体情報と、前記認証生体情報から抽出された認証特徴量と、を保持し、
前記認証生体情報に対応する自己属性情報を、入力装置への入力を受け付けることで、及び/又は前記認証生体情報若しくは前記認証特徴量から算出することで、取得し、
前記認証特徴量と、前記認証生体情報に対応する自己属性情報と、を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
登録生体情報から抽出された登録特徴量と、前記登録生体情報に対応する自己属性情報と、を保持し、
前記認証特徴量と、前記認証生体情報に対応する自己属性情報と、を前記サーバから受信し、
前記登録特徴量と、前記認証特徴量と、を含む特徴量集合から、複数の特徴量部分集合を作成し、
前記特徴量集合に含まれる特徴量の組み合わせごとの類似度を算出し、
前記複数の特徴量部分集合それぞれについて、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量の組み合わせの類似度と、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量に対応する自己属性情報と、に基づいて、認証精度を示す適合度を算出し、
前記算出した適合度に基づいて前記登録特徴量を更新し、
前記自己属性情報は、単独の生体情報又は単独の特徴量から抽出され、かつ前記認証精度に影響を及ぼす属性情報である、情報処理システム。
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【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記自己属性情報は、前記生体情報が取得された日時、前記生体情報が取得されたときの気温、前記生体情報が取得されたときの湿度、及び前記生体情報が取得されたときの照度の少なくとも1つを含む、情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記サーバは、
前記特徴量集合に含まれる特徴量を含む組み合わせそれぞれに対応する相互属性情報を算出し、
前記複数の特徴量部分集合それぞれについて、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量の組み合わせの類似度と、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量に対応する自己属性情報と、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量を含む組み合わせの相互属性情報と、に基づいて、前記適合度を算出し、
前記相互属性情報は、複数の特徴量の比較結果又は複数の特徴量それぞれに対応する生体情報の比較結果を示す属性情報である、情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記相互属性情報は、生体情報の位置の差及び角度の差の少なくとも1つを含む、情報処理システム。
【請求項5】
請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記サーバは、
未知の特徴量の事前分布を保持し、
前記事前分布から前記未知の特徴量を推測し、
前記特徴量集合に含まれる特徴量と、前記未知の特徴量と、の組み合わせそれぞれに対応する前記相互属性情報を算出する、情報処理システム。
【請求項6】
請求項1又は3に記載の情報処理システムであって、
前記適合度は、本人拒否率及び他人受入率の少なくとも1つを含む、情報処理システム。
【請求項7】
請求項6に記載の生体認証システムであって、
前記適合度は、前記本人拒否率及び前記他人受入率を含み、
前記サーバは、前記他人受入率が予め定められた制約条件を満たす特徴量部分集合から、前記本人拒否率に基づいて特徴量部分集合を選択し、
前記選択した特徴量部分集合を用いて、前記登録特徴量を更新する、情報処理システム。
【請求項8】
請求項6に記載の情報処理システムであって、
前記適合度は、前記他人受入率を含み、
前記サーバは、
前記登録特徴量と、前記認証特徴量と、を比較した比較結果と、ユーザごとの個別しきい値と、に基づいて、認証結果を決定し、
前記登録特徴量に対応する前記他人受入率に基づいて、前記個別しきい値を決定する、情報処理システム。
【請求項9】
請求項1又は3に記載の情報処理システムであって、
前記サーバは、
前記属性情報を説明変数として含み、前記適合度を目的変数とする学習済みモデルを保持し、
前記適合度の算出において、前記複数の特徴量部分集合それぞれについて、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量に対応する前記属性情報を前記学習済みモデルに代入し、
前記学習済みモデルは、学習用特徴量と、前記学習用特徴量に対応する前記属性情報と、に基づいて、生成されたものである、情報処理システム。
【請求項10】
請求項1又は3に記載の情報処理システムであって、
前記サーバは、追加認証用登録データを保持し、
前記クライアント端末と、前記サーバと、の間で、認証処理と、追加認証処理と、の少なくとも一方を実行し、
前記認証処理と、前記追加認証処理と、の少なくとも一方において、認証に成功した場合、前記登録特徴量を更新し、
前記認証処理において、前記サーバは、前記登録特徴量と、前記認証特徴量と、を比較して認証結果を決定し、
前記追加認証処理において、
前記クライアント端末は、追加認証データを取得し、
前記追加認証データを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記追加認証用登録データと、前記追加認証データと、を比較して認証結果を決定する、情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
個人認証は利用者が予め登録した本人であることを確認する処理であり、様々なIT(Information Technology)システムにおいて行われる。個人認証の中でも個人の身体的行動的特徴に基づき本人であることを確認する生体認証は、パスワードの暗記やIC(Integrated Circuit)カードのような持ち物の携帯が不要であるため利便性が高く、確実な本人確認手段として注目されている。
【0003】
生体認証において用いられる特徴としては、指紋、顔、虹彩、静脈、及び掌紋などが挙げられる。生体認証では、登録時と認証時とに取得される生体情報の誤差が一定未満であれば、登録時の生体情報と認証時の生体情報とが同一人物のものとみなされ、認証成功と判定される。このため、生体認証において、当該誤差が一定以上であると、登録時の生体情報と認証時の生体情報とが同一人物のものであったとしても、他人のものであるとみなされて認証失敗と判定される。
【0004】
この誤差を抑制して認証精度を向上させる方法として、複数の生体情報を登録して認証精度を向上させる方法が知られている。
【0005】
特開2006-72540号公報(特許文献1)には、登録されている複数の生体情報を用いて個人の認証を行う個人認証システムが、新たに認証された生体情報に基づくデータと記憶媒体に登録されている複数の生体情報に基づくデータとの中で照合度合いが低いものを残して当該記憶媒体に更新登録する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-72540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、照合度合いのみを参照して登録する生体情報を判定しており、様々な誤差要因を直接考慮していない。例えば、人の生体情報は経年変化するため、生体情報の取得日時によって誤差が生じる。このため、生体情報の登録の際には、生体情報の取得日時等の誤差要因を考慮して登録を行うことが望ましいが、特許文献1に記載の技術では生体情報の登録において照合度合いのみが参照されているため、十分な認証精度が得られないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明の一態様は以下の構成を採用する。情報処理システムは、クライアント端末とサーバとを備え、前記クライアント端末は、認証生体情報と、前記認証生体情報から抽出された認証特徴量と、を保持し、前記認証生体情報に対応する自己属性情報を、入力装置への入力を受け付けることで、及び/又は前記認証生体情報若しくは前記認証特徴量から算出することで、取得し、前記認証特徴量と、前記認証生体情報に対応する自己属性情報と、を前記サーバに送信し、前記サーバは、登録生体情報から抽出された登録特徴量と、前記登録生体情報に対応する自己属性情報と、を保持し、前記認証特徴量と、前記認証生体情報に対応する自己属性情報と、を前記サーバから受信し、前記登録特徴量と、前記認証特徴量と、を含む特徴量集合から、複数の特徴量部分集合を作成し、前記特徴量集合に含まれる特徴量の組み合わせごとの類似度を算出し、前記複数の特徴量部分集合それぞれについて、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量の組み合わせの類似度と、当該特徴量部分集合に含まれる特徴量に対応する自己属性情報と、に基づいて、認証精度を示す適合度を算出し、前記算出した適合度に基づいて前記登録特徴量を更新し、前記自己属性情報は、単独の生体情報又は単独の特徴量から抽出され、かつ前記認証精度に影響を及ぼす属性情報である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、誤差要因によらず高精度な生体認証を実現することができる。
【0010】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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