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公開番号
2025098377
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214471
出願日
2023-12-20
発明の名称
調速機及びエレベーター
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人信友国際特許事務所
主分類
B66B
7/06 20060101AFI20250625BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】調整作業を容易に行うことができる調速機及びエレベーターを提供する。
【解決手段】調速機13は、調速機ロープ15と、上部プーリと、下部プーリ14と、テンションウエイト21と、支持部材23と、持ち上げ機構30と、を備えている。持ち上げ機構30は、反力受部32と、持ち上げロッド31と、を有している。反力受部32は、テンションウエイト21に固定される。持ち上げロッド31は、反力受部32に上下方向に移動可能に支持され、軸方向の一端部がピット101の床面と対向して配置される。そして、反力受部32は、持ち上げロッド31がピット101の床面に当接し、持ち上げロッド31が床面から受けた反力をテンションウエイト21に伝達する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベーターの昇降体の昇降速度を監視する調速機において、
前記昇降体に連結部を介して連結され、前記昇降体の昇降動作に合わせて循環移動する調速機ロープと、
前記調速機ロープが巻き掛けられる上部プーリと、
前記上部プーリの上下方向の下方に配置され、前記調速機ロープが巻き掛けられる下部プーリと、
前記下部プーリを介して前記調速機ロープに張力を付与するテンションウエイトと、
前記下部プーリ及び前記テンションウエイトを支持する支持部材と、
前記テンションウエイトに設けられた持ち上げ機構と、を備え、
前記持ち上げ機構は、
前記テンションウエイトに固定される反力受部と、
前記反力受部に上下方向に移動可能に支持され、軸方向の一端部が昇降路のピットの床面と対向して配置される持ち上げロッドと、を有し、
前記反力受部は、前記持ち上げロッドが前記ピットの床面に当接し、前記持ち上げロッドが前記床面から受けた反力を前記テンションウエイトに伝達する
調速機。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記反力受部は、前記テンションウエイトに固定されたナットであり、
前記持ち上げロッドの外周面には、前記ナットに螺合する雄ネジが形成されている
請求項1に記載の調速機。
【請求項3】
前記持ち上げロッドの軸方向の一端部は、前記ピットの床面と対向して配置され、
前記持ち上げロッドの軸方向の他端部には、治具が挿入可能な溝が形成されている
請求項2に記載の調速機。
【請求項4】
前記支持部材は、前記昇降路に設置した固定ブラケットに揺動軸を介して揺動可能に支持され、
前記下部プーリは、前記支持部材に回転可能に支持され、
前記テンションウエイトは、前記支持部材において、前記揺動軸とは反対側の端部に固定され、
前記持ち上げ機構は、前記テンションウエイトにおける前記支持部材とは反対側の端部に設けられる
請求項1に記載の調速機。
【請求項5】
前記支持部材を上下方向に移動可能に支持するウエイトガイドレールを備え、
前記持ち上げ機構の前記持ち上げロッドは、複数配置される
請求項1に記載の調速機。
【請求項6】
昇降路内を昇降移動する昇降体と、
前記昇降体の昇降速度を監視する調速機と、を備え、
前記調速機は、
前記昇降体に連結部を介して連結され、前記昇降体の昇降動作に合わせて循環移動する調速機ロープと、
前記調速機ロープが巻き掛けられる上部プーリと、
前記上部プーリの上下方向の下方に配置され、前記調速機ロープが巻き掛けられる下部プーリと、
前記下部プーリを介して前記調速機ロープに張力を付与するテンションウエイトと、
前記下部プーリ及び前記テンションウエイトを支持する支持部材と、
前記テンションウエイトに設けられた持ち上げ機構と、を備え、
前記持ち上げ機構は、
前記テンションウエイトに固定される反力受部と、
前記反力受部に上下方向に移動可能に支持され、軸方向の一端部が昇降路のピットの床面と対向して配置される持ち上げロッドと、を有し、
前記反力受部は、前記持ち上げロッドがピットの床面に当接し、前記持ち上げロッドが前記床面から受けた反力を前記テンションウエイトに伝達する
エレベーター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調速機及びエレベーターに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エレベーターは、乗りかごと、釣合錘と、乗りかごと釣合錘とを連結するロープと、このロープが巻回される巻上機とを備えている。また、エレベーターには、乗りかごの昇降速度を常時監視して、所定の速度以上の速度に達した乗りかごに設けた非常止め装置を作動させるための調速機が備えられている。
【0003】
また、調速機を構成する調速機ロープが経年劣化等により伸びが発生するため、定期的に調速機を構成する下部プーリの位置や調速機ロープの長さ等を調整する必要がある。このような技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
【0004】
特許文献1には、ベルト状保持具をレールブラケットとウエートとの間に介設し、作業者が片手でウエートを持ち上げながら、他方の手で保持具の調整ベルトの自由端を引張して調整ベルトの固定端側を短くする技術が記載されている。そして、特許文献1には、カムバックルの係止により調整ベルトを保持し、このようにしてベルト状保持具でウエートを吊上げた状態に保ち、ブラケットの移動やガバナロープの切り詰めによりウエートの傾き調整を行なうことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-100076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、調速機の下部プーリの位置や調速機ロープの長さを調整する際に、保持ベルトを用いてテンションウエイトを持ち上げていた。そのため、特許文献1に記載された技術では、保持ベルトを昇降路内に搬送する作業や、保持ベルトをテンションウエイトに設置する作業が必要となり、調整作業が大変煩雑なものとなっていた。
【0007】
本目的は、上記の問題点を考慮し、調整作業を容易に行うことができる調速機及びエレベーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決し、目的を達成するため、調速機は、エレベーターの昇降体の昇降速度を監視する調速機である。調速機は、調速機ロープと、上部プーリと、下部プーリと、テンションウエイトと、支持部材と、持ち上げ機構と、を備えている。調速機ロープは、昇降体に連結部を介して連結され、昇降体の昇降動作に合わせて循環移動する。上部プーリには、調速機ロープが巻き掛けられる。下部プーリは、上部プーリの上下方向の下方に配置され、調速機ロープが巻き掛けられる。テンションウエイトは、下部プーリを介して調速機ロープに張力を付与する。支持部材は、下部プーリ及びテンションウエイトを支持する。持ち上げ機構は、テンションウエイトに設けられる。また、持ち上げ機構は、反力受部と、持ち上げロッドと、を有している。反力受部は、テンションウエイトに固定される。持ち上げロッドは、反力受部に上下方向に移動可能に支持され、軸方向の一端部が昇降路のピットの床面と対向して配置される。そして、反力受部は、持ち上げロッドがピットの床面に当接し、持ち上げロッドが床面から受けた反力をテンションウエイトに伝達する。
【0009】
また、エレベーターは、昇降路内を昇降移動する昇降体と、昇降体の昇降速度を監視する調速機と、を備えている。また、調速機としては、上述した調速機が用いられる。
【発明の効果】
【0010】
上記構成の調速機及びエレベーターによれば、調整作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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