TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025108212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001978
出願日2024-01-10
発明の名称撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250715BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザーが所望の調整を簡単に設定することができるユーザビリティーに優れた撮像システムを提供する。
【解決手段】撮像システムが、撮像手段と、前記撮像手段により撮影された元映像に基づいて、出力映像を外部に出力可能な複数の出力部を有する出力手段と、前記複数の出力部からそれぞれ出力する複数の出力映像の領域を前記元映像から設定する第1の設定手段であって、互いに異なる領域を前記複数の出力映像の領域として設定可能な第1の設定手段と、前記複数の出力映像の領域毎に個別の設定値を設定する第2の設定手段と、前記複数の出力映像の領域のうちの第1の領域に対し設定された前記設定値を用いて前記元映像全体の調整を行う調整手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像手段と、
前記撮像手段により撮影された元映像に基づいて、出力映像を外部に出力可能な複数の出力部を有する出力手段と、
前記複数の出力部からそれぞれ出力する複数の出力映像の領域を前記元映像から設定する第1の設定手段であって、互いに異なる領域を前記複数の出力映像の領域として設定可能な第1の設定手段と、
前記複数の出力映像の領域毎に個別の設定値を設定する第2の設定手段と、
前記複数の出力映像の領域のうちの第1の領域に対し設定された前記設定値を用いて前記元映像全体の調整を行う調整手段と、
を備える撮像システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記複数の出力映像の領域の中から前記第1の領域をユーザーに選択させる選択手段をさらに有する、
請求項1に記載の撮像システム。
【請求項3】
前記複数の出力部の中から第1の出力部をユーザーに選択させる選択手段を有し、
前記第1の領域は、ユーザーに選択された前記第1の出力部から出力される出力映像の領域である、
請求項1に記載の撮像システム。
【請求項4】
前記設定値は、露出の調整に用いる露出補正値を含み、
前記調整手段は、前記第1の領域に対し設定された第1の露出補正値を用いて前記撮像手段の露出の調整を行う、
請求項1~3のいずれか1項に記載の撮像システム。
【請求項5】
前記調整手段は、前記第1の露出補正値に基づいて、前記撮像手段に対し、絞り、シャッター速度、および、ISO感度のうちの1つ以上の調整を行うことによって、前記撮像手段による前記元映像の撮影時の露出の調整を行う、
請求項4に記載の撮像システム。
【請求項6】
前記複数の出力映像の領域のうち前記第1の領域とは異なる第2の領域に対し設定された第2の露出補正値に基づいて、前記第2の領域内の映像に画像処理を施すことによって、前記第2の領域の出力映像の露出の調整を行う画像処理手段をさらに有する、
請求項5に記載の撮像システム。
【請求項7】
前記画像処理手段は、前記第2の領域の出力映像の輝度が、前記第2の露出補正値に基づいて前記調整手段により前記撮像手段の露出が調整された場合に撮影される映像の輝度に近づくように、前記第2の領域内の映像の輝度調整を行う、
請求項6に記載の撮像システム。
【請求項8】
前記画像処理手段は、前記第1の露出補正値と前記第2の露出補正値に基づいて、前記第2の領域内の映像に対する輝度調整量を決定する、
請求項7に記載の撮像システム。
【請求項9】
前記画像処理手段は、前記調整手段が前記第1の露出補正値に基づいて前記撮像手段に対する調整を行う前に、前記撮像手段により撮影された元映像に対し前記第1の露出補正値に基づく画像処理を施すことによって、調整結果の確認用の映像を生成する、
請求項6に記載の撮像システム。
【請求項10】
前記撮像手段により撮影された元映像に基づく映像データをメディアに記録する記録手段をさらに有し、
前記調整手段は、前記記録手段による前記映像データの記録中は、前記第1の露出補正値に基づく前記撮像手段の露出の調整を行わない、
請求項4に記載の撮像システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クロップ処理が可能な撮像システムに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
撮影映像の一部を切り出して利用するクロップ機能を備えた撮像システムがある。この撮像システムでは、通常、切り出した映像が好ましいものになるように、撮影映像全体に影響する焦点、露出、色バランス等の調整が行われる。その際に、これらの調整を自動で行う場合のセンシングの領域は、クロップ領域内に収めるのが好ましいと言える。特許文献1では、目的画像(クロップ領域)を広角画像(全体領域)から切り出して利用するシステムにおいて、目的画像を切り替える際の調整値の適用を素早くするため、広角画像の情報を利用して切替先の仮補正値を作って補正する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-222816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、1つの映像ソース(元映像)から異なるクロップ領域の出力映像を生成し、それらの出力映像を複数の出力端子を介して同時に外部に出力可能な機能をもつ撮像システムを開発している。このように複数の出力映像が同時に出力される場合は、焦点、露出、色バランス等の調整をどのように設定すれば良いのかを自動で決定することは難しい。クロップ領域毎に映像の輝度や被写体が異なるため、あるクロップ領域に合わせて調整すると、他のクロップ領域の映像品質が低下する可能性があるからである。また、ユーザーが複数の出力映像のうちのどの映像の品質を最重視しているかは、装置側で自動判定することもできない。
【0005】
そこで本発明は、ユーザーが所望の調整を簡単に設定することができるユーザビリティに優れた撮像システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、撮像手段と、前記撮像手段により撮影された元映像に基づいて、出力映像を外部に出力可能な複数の出力部を有する出力手段と、前記複数の出力部からそれぞれ出力する複数の出力映像の領域を前記元映像から設定する第1の設定手段であって、互いに異なる領域を前記複数の出力映像の領域として設定可能な第1の設定手段と、前記複数の出力映像の領域毎に個別の設定値を設定する第2の設定手段と、前記複数の出力映像の領域のうちの第1の領域に対し設定された前記設定値を用いて前記元映像全体の調整を行う調整手段と、を備える撮像システムを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザーが所望の調整を簡単に設定することができるユーザビリティーに優れた撮像システムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1における撮像システムの構成を示す図
実施例1における撮像装置によって撮影された元映像の例
実施例1におけるクロップ設定画面の例
図2の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図2の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
クロップ2の露出が適正露出となるように調整して撮影された元映像
図6の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図6の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
実施例1におけるユーザー設定適用処理のフローチャート
実施例2における撮像システムの構成を示す図
実施例2におけるクロップ設定画面の例
露出補正処理のフローチャート
実施例2における各ブロックでの露出補正処理結果を示した図
実施例3における撮像システムの構成を示す図
実施例3における撮像装置によって撮影された元映像の例
実施例3におけるクロップ設定画面の例
図15の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図15の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
クロップ2の設定でオートフォーカス調整して撮影された元映像
図19の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図19の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
実施例3におけるユーザー設定適用処理のフローチャート
実施例4における撮像システムの構成を示す図
調整基準領域を変更した際の調整部の処理のフローチャート
実施例5における撮像システムの構成を示す図
実施例5における撮像装置によって撮影された元映像の例
実施例5におけるクロップ1選択時AF設定画面の例
実施例5におけるクロップ1選択時AF位置設定画面の例
実施例5におけるクロップ2選択時AF位置設定画面の例
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。実施例1では複数の出力部に異なるクロップ領域として選択された映像が出力可能な撮像システムにおける露出調整方法について説明する。
【0010】
図1は実施例1における撮像システムの構成を示す図である。撮像システムは撮像装置1とコントローラー装置2によって構成される。撮像装置1は、レンズ110、撮像部120、画像処理部130、出力部140、クロップ領域設定部150、割当設定部160、調整部170、カメラ通信部180を有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
27日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
顕微鏡
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
移動体
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
27日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
22日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
22日前
キヤノン株式会社
記憶装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
測距装置
28日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信端末
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
電源装置
27日前
キヤノン株式会社
電源装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
27日前
キヤノン株式会社
電子部品
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
続きを見る