TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025108223
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002002
出願日2024-01-10
発明の名称電線反転確認装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 21/952 20060101AFI20250715BHJP(測定;試験)
要約【課題】配列された2本のストライプ付き電線について、自動的にストライプ色の色順の反転確認を行うことができる電線反転確認装置を提供する。
【解決手段】電線反転確認装置1が、ストライプ色確認エリア11aにおける電線配列方向D13のストライプ色の色順について正規の色順が予め定められている電線配置部11と、ストライプ色確認エリア11aを延びる2本のストライプ付き電線W1それぞれのストライプW12を撮影範囲121aに収めるカメラ121が2台配置されたストライプ撮影部12と、2台のカメラ121による撮影画像を分析し、ストライプ色確認エリア11aにおける2本のストライプ付き電線W1が、電線配列方向D13について正規の色順に対してストライプ色が反転することなく配列されていることを確認する確認部13と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線被覆の表面に電線長手方向に延びるストライプが電線軸心回りに回転対称となるように複数本形成されたストライプ付き電線が、ストライプ色が互いに異なる2本配置される部位であって、所定のストライプ色確認エリアにおいて、前記電線長手方向と交差する電線配列方向に、互いに沿って延びるように2本の前記ストライプ付き電線が配列されるとともに、前記ストライプ色確認エリアにおける前記電線配列方向の前記ストライプ色の色順について正規の色順が予め定められている電線配置部と、
前記ストライプ色確認エリアを延びる2本の前記ストライプ付き電線それぞれの前記ストライプを撮影範囲に収めるカメラが、2本の前記ストライプ付き電線の相互間で前記電線配列方向と直交して延在する仮想境界面を挟むように2台配置されたストライプ撮影部と、
2台の前記カメラによる撮影画像を分析し、前記ストライプ色確認エリアにおける2本の前記ストライプ付き電線が、前記電線配列方向について前記正規の色順に対して前記ストライプ色が反転することなく配列されていることを確認する確認部と、
を備えたことを特徴とする電線反転確認装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記電線配置部は、所定の供給先へと前記電線長手方向に沿った電線繰出し方向に前記ストライプ付き電線を繰出す電線繰出し機構と前記供給先との間の供給ルート上に配置され、前記電線繰出し機構から前記供給先へと向かう2本の前記ストライプ付き電線が前記ストライプ色確認エリアを通るように通過する部位となっており、前記ストライプ色確認エリアよりも前記電線繰出し機構に近い電線受取り側となる位置に、前記電線繰出し機構からの2本の前記ストライプ付き電線の相互間を仕切るリブ状に形成されて当該ストライプ付き電線を前記電線配列方向に分岐した状態で整列させて前記ストライプ色確認エリアへと送り込むガイドリブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電線反転確認装置。
【請求項3】
前記電線配置部において前記ガイドリブが設けられた前記電線受取り側には、前記電線繰出し方向について前記ストライプ色確認エリアに近づくにつれて先細りとなった漏斗状に形成され、2本の前記ストライプ付き電線を受け入れて前記ストライプ色確認エリアへと向かわせる2つの電線受入れ口が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電線反転確認装置。
【請求項4】
前記電線配置部が、
前記電線長手方向及び前記電線配列方向の両方に沿って延在して2本の前記ストライプ付き電線が載置される底板部と、
前記底板部に対して前記ストライプ付き電線の太さに応じた間隔を開けて対面配置されるとともに前記ストライプ色確認エリアに対応した箇所に前記カメラから見て2本の前記ストライプ付き電線が見通せるように撮影窓が形成された天板部と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電線反転確認装置。
【請求項5】
前記ストライプ撮影部が、2台の前記カメラを、各撮影方向が前記ストライプ色確認エリアの前記ストライプ付き電線へと向くとともに前記仮想境界面を挟んで配置されるように支持するカメラ支持部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電線反転確認装置。
【請求項6】
前記カメラ支持部は、
前記仮想境界面の延在方向について前記ストライプ色確認エリアの上方へと、前記仮想境界面と交差して延在する板状に張り出した張出板部と、
前記張出板部における前記電線配列方向の両端縁それぞれから、2台の前記カメラそれぞれの前記撮影方向に応じた傾斜角で延出し、各々が前記カメラを支持する一対のカメラ支持舌片と、
を備えていることを特徴とする請求項5に記載の電線反転確認装置。
【請求項7】
2台の前記カメラが、前記仮想境界面に対して面対称となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電線反転確認装置。
【請求項8】
各前記ストライプ付き電線は、前記ストライプが前記電線軸心回りに180°離されて2本形成されたものとなっており、
2台の前記カメラは、各撮影方向が前記仮想境界面から45°傾斜して前記ストライプ色確認エリアの前記ストライプ付き電線へと向くように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電線反転確認装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2本のストライプ付き電線が正規の色順に対してストライプ色が反転することなく配列されていることを確認する電線反転確認装置に関するものとなっている。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電線被覆の表面に用途を色で示すストライプが形成されたストライプ付き電線が広く用いられている。このようなストライプ付き電線を2本、互いに沿うように配列して例えばコネクタへの接続作業に供給する等といったことがしばしば行われる。このような場面では、2本のストライプ付き電線が各用途に応じた正しい供給先へと向かうように、電線配列方向について各用途に応じた正規の色順に対してストライプ色が反転することなく配列されていることが望ましい。現状では、多くの場合、ストライプ付き電線の供給時におけるストライプ色の色順の反転確認が作業者の視認によって行われている。このような作業は、作業者にとって負担となりがちであるため、自動的にストライプ色の色順の反転確認を行えることが望ましい。
【0003】
ここで、対象はストライプ付き電線ではないが、円筒状の対象物に対し、当該対象物を軸心回りに回転させながら周面をカメラ撮影することで周面の状態を確認する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ストライプ付き電線は円筒状の対象物と捉えることができるため、上記のようなカメラ撮影による確認技術を利用し、自動的にストライプ色の色順の反転確認を行うことが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-060500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、特許文献1に記載の技術では、カメラ撮影時に対象物を回転させる必要がある。しかしながら、ストライプ付き電線を2本配列して供給するような場面ではストライプ付き電線を電線軸心回りに回転させることが困難であり、特許文献1に記載の技術を利用しても自動的にストライプ色の色順の反転確認を行うことは難しい。
【0006】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、配列された2本のストライプ付き電線について、自動的にストライプ色の色順の反転確認を行うことができる電線反転確認装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、電線反転確認装置は、電線被覆の表面に電線長手方向に延びるストライプが電線軸心回りに回転対称となるように複数本形成されたストライプ付き電線が、ストライプ色が互いに異なる2本配置される部位であって、所定のストライプ色確認エリアにおいて、前記電線長手方向と交差する電線配列方向に、互いに沿って延びるように2本の前記ストライプ付き電線が配列されるとともに、前記ストライプ色確認エリアにおける前記電線配列方向の前記ストライプ色の色順について正規の色順が予め定められている電線配置部と、前記ストライプ色確認エリアを延びる2本の前記ストライプ付き電線それぞれの前記ストライプを撮影範囲に収めるカメラが、2本の前記ストライプ付き電線の相互間で前記電線配列方向と直交して延在する仮想境界面を挟むように2台配置されたストライプ撮影部と、2台の前記カメラによる撮影画像を分析し、前記ストライプ色確認エリアにおける2本の前記ストライプ付き電線が、前記電線配列方向について前記正規の色順に対して前記ストライプ色が反転することなく配列されていることを確認する確認部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述の電線反転確認装置によれば、配列された2本のストライプ付き電線について、自動的にストライプ色の色順の反転確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る電線反転確認装置を示す斜視図である。
図1に示されている電線反転確認装置におけるストライプ色確認エリアを拡大して示した拡大斜視図である。
図1に示されている電線反転確認装置を、図1中の矢印V11方向から見た平面拡大図である。
図3中のエリアA11の拡大図である。
ストライプ色確認エリアにおける2本のストライプ付き電線それぞれについて、2台のカメラを用いることで電線軸線回りに撮影可能となる周面の範囲を示す図である。
図5中のエリアA12の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、電線反転確認装置の一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
治具
19日前
矢崎総業株式会社
端子台
20日前
矢崎総業株式会社
組立体
2か月前
矢崎総業株式会社
端子台
2か月前
矢崎総業株式会社
端子台
2か月前
矢崎総業株式会社
導電体
25日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
2か月前
矢崎総業株式会社
回路構造
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
26日前
矢崎総業株式会社
給電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
端子金具
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
27日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
続きを見る