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公開番号
2025108871
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002356
出願日
2024-01-11
発明の名称
プログラマブルゲインアンプ及び回路装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03F
1/26 20060101AFI20250716BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】可変のゲインでの増幅と低ノイズ化を実現できるプログラマブルゲインアンプ等の提供。
【解決手段】プログラマブルゲインアンプ50は、入力信号VI1、VI2の入力ノードとノードN1の間に設けられる入力用のスイッチSI1、SI2と、演算増幅器OPと、ノードN1と演算増幅器OPの入力端子T1の間に設けられるサンプリング用のキャパシターCS1と、入力端子T1と出力端子TQ1の間に設けられるフィードバック用のキャパシターCF1と、入力端子T1と出力端子TQ1の間にフィードバック用のキャパシターCF1と並列に設けられたリセット用のスイッチSR1と、入力端子T1と出力端子TQ1の間においてフィードバック用のキャパシターCF1及びリセット用のスイッチSR1と並列に設けられ、直列接続されたノイズキャンセル用のキャパシターCC1及びスイッチSC1を含むノイズキャンセル回路52を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1入力信号と第2入力信号の電圧差を可変のゲインで増幅するプログラマブルゲインアンプであって、
前記第1入力信号の第1入力ノードと第1ノードとの間に設けられる第1入力用スイッチと、
前記第2入力信号の第2入力ノードと前記第1ノードとの間に設けられる第2入力用スイッチと、
演算増幅器と、
前記第1ノードと前記演算増幅器の第1入力端子との間に設けられる第1サンプリング用キャパシターと、
前記演算増幅器の前記第1入力端子と第1出力端子との間に設けられ、前記ゲインに応じて容量値が可変となる第1フィードバック用キャパシターと、
前記第1入力端子と前記第1出力端子との間に、前記第1フィードバック用キャパシターと並列に設けられた第1リセット用スイッチと、
前記第1入力端子と前記第1出力端子との間において前記第1フィードバック用キャパシター及び前記第1リセット用スイッチと並列に設けられ、直列接続された第1ノイズキャンセル用キャパシター及び第1ノイズキャンセル用スイッチを含む第1ノイズキャンセル回路と、
を含むことを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のプログラマブルゲインアンプにおいて、
サンプリング期間では、前記第1入力用スイッチがオンになり、前記第2入力用スイッチがオフになり、前記第1リセット用スイッチ及び前記第1ノイズキャンセル用スイッチがオンになり、
前記サンプリング期間の後のノイズキャンセル期間では、前記第1リセット用スイッチがオフになり、
前記ノイズキャンセル期間の後の増幅期間では、前記第1入力用スイッチがオフになり、前記第2入力用スイッチがオンになり、前記第1ノイズキャンセル用スイッチがオフになることを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
【請求項3】
請求項1に記載のプログラマブルゲインアンプにおいて、
前記第1入力端子と前記第1出力端子との間において前記第1フィードバック用キャパシターと直列に設けられる第1フィードバック用スイッチを含むことを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラマブルゲインアンプにおいて、
サンプリング期間では、前記第1入力用スイッチがオンになり、前記第2入力用スイッチがオフになり、前記第1リセット用スイッチ、前記第1ノイズキャンセル用スイッチ及び前記第1フィードバック用スイッチがオンになり、
前記サンプリング期間の後のノイズキャンセル期間では、前記第1リセット用スイッチ及び前記第1フィードバック用スイッチがオフになり、
前記ノイズキャンセル期間の後の増幅期間では、前記第1入力用スイッチがオフになり、前記第2入力用スイッチがオンになり、前記第1ノイズキャンセル用スイッチがオフになり、前記第1フィードバック用スイッチがオンになることを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
【請求項5】
請求項1に記載されたプログラマブルゲインアンプにおいて、
前記第1入力ノードと第2ノードとの間に設けられる第3入力用スイッチと、
前記第2入力ノードと前記第2ノードとの間に設けられる第4入力用スイッチと、
前記第2ノードと、前記演算増幅器の第2入力端子との間に設けられる第2サンプリング用キャパシターと、
前記演算増幅器の前記第2入力端子と第2出力端子との間に設けられ、前記ゲインに応じて容量値が可変となる第2フィードバック用キャパシターと、
前記第2入力端子と前記第2出力端子との間に、前記第2フィードバック用キャパシターと並列に設けられた第2リセット用スイッチと、
前記第2入力端子と前記第2出力端子との間に前記第2フィードバック用キャパシター及び前記第2リセット用スイッチと並列に設けられ、直列接続された第2ノイズキャンセル用キャパシター及び第2ノイズキャンセル用スイッチを含む第2ノイズキャンセル回路と、
を含むことを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラマブルゲインアンプにおいて、
サンプリング期間では、前記第1入力用スイッチ及び前記第4入力用スイッチがオンになり、前記第2入力用スイッチ及び前記第3入力用スイッチがオフになり、前記第1リセット用スイッチ、前記第2リセット用スイッチ、前記第1ノイズキャンセル用スイッチ及び前記第2ノイズキャンセル用スイッチがオンになり、
前記サンプリング期間の後のノイズキャンセル期間では、前記第1リセット用スイッチ及び前記第2リセット用スイッチがオフになり、
前記ノイズキャンセル期間の後の増幅期間では、前記第1入力用スイッチ及び前記第4入力用スイッチがオフになり、前記第2入力用スイッチ及び前記第3入力用スイッチがオンになり、前記第1ノイズキャンセル用スイッチ及び前記第2ノイズキャンセル用スイッチがオフになることを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
【請求項7】
請求項5に記載のプログラマブルゲインアンプにおいて、
前記第1入力端子と前記第1出力端子との間において前記第1フィードバック用キャパシターと直列に設けられる第1フィードバック用スイッチと、
前記第2入力端子と前記第2出力端子との間において前記第2フィードバック用キャパシターと直列に設けられる第2フィードバック用スイッチを含むことを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラマブルゲインアンプにおいて、
サンプリング期間では、前記第1入力用スイッチ及び前記第4入力用スイッチがオンになり、前記第2入力用スイッチ及び前記第3入力用スイッチがオフになり、前記第1リセット用スイッチ、前記第2リセット用スイッチ、前記第1ノイズキャンセル用スイッチ、前記第2ノイズキャンセル用スイッチ、前記第1フィードバック用スイッチ及び前記第2フィードバック用スイッチがオンになり、
前記サンプリング期間の後のノイズキャンセル期間では、前記第1リセット用スイッチ、前記第2リセット用スイッチ、前記第1フィードバック用スイッチ及び前記第2フィードバック用スイッチがオフになり、
前記ノイズキャンセル期間の後の増幅期間では、前記第1入力用スイッチ及び前記第4入力用スイッチがオフになり、前記第2入力用スイッチ及び前記第3入力用スイッチがオンになり、前記第1ノイズキャンセル用スイッチ及び前記第2ノイズキャンセル用スイッチがオフになり、前記第1フィードバック用スイッチ及び前記第2フィードバック用スイッチがオンになることを特徴とするプログラマブルゲインアンプ。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプログラマブルゲインアンプと、
前記プログラマブルゲインアンプの出力信号をA/D変換するA/D変換回路と、
を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項10】
請求項9に記載の回路装置において、
前記プログラマブルゲインアンプに対して前記第1入力信号又は前記第2入力信号として検出信号を出力するセンサー回路を含むことを特徴とする回路装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラマブルゲインアンプ及び回路装置等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来よりゲインが可変の増幅を行うプログラマブルゲインアンプが知られている。例えば特許文献1には、入力された画素情報をプログラマブルゲインアンプで増幅し、デジタル値に変換する半導体装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-114641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プログラマブルゲインアンプにおいては、入力段のキャパシターに生じるkT/Cノイズが、増幅器によって増幅されてしまう。このため、kT/Cノイズを小さくするために入力段のキャパシターの容量値をできる限り大きくする必要があるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、第1入力信号と第2入力信号の電圧差を可変のゲインで増幅するプログラマブルゲインアンプであって、前記第1入力信号の第1入力ノードと第1ノードとの間に設けられる第1入力用スイッチと、前記第2入力信号の第2入力ノードと前記第1ノードとの間に設けられる第2入力用スイッチと、演算増幅器と、前記第1ノードと前記演算増幅器の第1入力端子との間に設けられる第1サンプリング用キャパシターと、前記演算増幅器の前記第1入力端子と第1出力端子との間に設けられ、前記ゲインに応じて容量値が可変となる第1フィードバック用キャパシターと、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間に、前記第1フィードバック用キャパシターと並列に設けられた第1リセット用スイッチと、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間において前記第1フィードバック用キャパシター及び前記第1リセット用スイッチと並列に設けられ、直列接続された第1ノイズキャンセル用キャパシター及び第1ノイズキャンセル用スイッチを含む第1ノイズキャンセル回路とを含むプログラマブルゲインアンプに関係する。
【0006】
本開示の他の態様は、上記に記載のプログラマブルゲインアンプと、前記プログラマブルゲインアンプの出力信号をA/D変換するA/D変換回路とを含む回路装置に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態のプログラマブルゲインアンプの構成例。
プログラマブルゲインアンプの動作説明図。
サンプリング期間での動作説明図。
ノイズキャンセル期間での動作説明図。
増幅期間での動作説明図。
差動型のプログラマブルゲインアンプの構成例。
差動型のプログラマブルゲインアンプの動作説明図。
サンプリング期間での動作説明図。
ノイズキャンセル期間での動作説明図。
増幅期間での動作説明図。
比較例の構成例。
ノイズ特性例。
本実施形態の回路装置の構成例。
A/D変換の動作説明図。
電源ノイズの問題の説明図。
プログラマブルゲインアンプとA/D変換回路の動作説明図。
出力ノイズ特性例。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲の記載内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.プログラマブルゲインアンプ
図1に本実施形態のプログラマブルゲインアンプ50の構成例を示す。プログラマブルゲインアンプ50は、入力信号VI1と入力信号VI2の電圧差を可変のゲインで増幅するアンプである。例えば入力信号VI1、VI2の電圧をV1、V2とし、ゲインをGとした場合に、プログラマブルゲインアンプ50は、V1-V2の電圧差をゲインGで増幅したG×(V1-V2)の電圧差の信号を出力する。図1ではグランドGNDを基準にして、G×(V1-V2)の電圧の出力信号VQ1が出力される。
【0010】
プログラマブルゲインアンプ50は、入力用のスイッチSI1、SI2と、サンプリング用のキャパシターCS1と、演算増幅器OPと、フィードバック用のキャパシターCF1と、ノイズキャンセル回路52と、リセット用のスイッチSR1を含む。またプログラマブルゲインアンプ50はフィードバック用のスイッチSF1を含むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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