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公開番号2025127295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023951
出願日2024-02-20
発明の名称搬送方法および搬送装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250825BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】上面セルの変形や破損の発生を抑制した電池モジュールの搬送方法を提供すること。
【解決手段】搬送方法は、電池モジュール2(図1参照)に吸着する吸着パッド11と、電解液注液口22を押圧する注液口押え部12と、注液口押え部12に負圧を発生させる負圧発生部13と、を有し、注液口押え部12により電解液注液口22を押圧した状態で、負圧発生部13の動作に応じて注液口押え部12に負圧を発生させて、電解液注液口22を介して電池モジュール2内のエアを吸い出すステップと、注液口押え部12により電解液注液口22を押圧しながら、エアの吸い出しによって電池モジュール2内を低圧にした状態で、吸着パッド11が電池モジュール2に吸着し、電池モジュール2の搬送を行うステップと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電解液注液口を有する電池モジュールを搬送する搬送方法であって、
電池モジュールに吸着する吸着パッドと、
前記電解液注液口を押圧する注液口押え部と、
前記注液口押え部に負圧を発生させる負圧発生部と、を有し、
前記注液口押え部により前記電解液注液口を押圧した状態で、前記負圧発生部の動作に応じて前記注液口押え部に負圧を発生させて、前記電解液注液口を介して前記電池モジュール内のエアを吸い出すステップと、
前記注液口押え部により前記電解液注液口を押圧しながら、前記エアの吸い出しによって前記電池モジュール内を低圧にした状態で、前記吸着パッドが前記電池モジュールに吸着し、前記電池モジュールの搬送を行うステップと、を備える、
搬送方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
電解液注液口を有する電池モジュールを搬送する搬送装置であって、
電池モジュールに吸着する吸着パッドと、
前記電解液注液口を押圧する注液口押え部と、
前記注液口押え部に負圧を発生させる負圧発生部と、を備え、
前記負圧発生部は、
前記電解液注液口を押圧する前記注液口押え部に負圧を発生させて、前記電解液注液口を介して前記電池モジュール内のエアを吸い出し、
前記吸着パッドは、
前記注液口押え部が前記電解液注液口を押圧しながら、前記エアの吸い出しによって前記電池モジュール内を低圧にした状態において、前記電池モジュールに吸着して、前記電池モジュールの搬送を実行する、
搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、搬送方法および搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、大型リチウム(Li)電池の電池モジュールを搬送する際に、吸着パッドを利用して搬送することが考えられている。特許文献1には、包装紙を介して吸着パッドを収容物に押し当て、吸引を開始して吸着保持することについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-194745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸着パッドのみを用い電池モジュールを固定して搬送する場合には、電解液注入前のリチウム電池モジュールの上面を吸着することが考えられる。この場合、注液口からのエアの吸い込みに起因して、電池モジュールの上面に設けられている上面セルが変形、破損することを防止するために、注液口を弾性体シートにより防ぐ機構を設けることができる。しかしながら、注液口形状の精度が低いと弾性体シートで塞ぎきることが出来ず、エアの吸い込みが発生する場合や、電池モジュール内に残留しているエアの影響によって、上面セルの変形や破損のリスクがある。
【0005】
本開示は、電池モジュールの上面側に配されたセルの変形や破損の発生を抑制した電池モジュールの搬送方法および搬送装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる搬送方法は、電解液注液口を有する電池モジュールを搬送する搬送方法であって、電池モジュールに吸着する吸着パッドと、前記電解液注液口を押圧する注液口押え部と、前記注液口押え部に負圧を発生させる負圧発生部と、を有し、前記注液口押え部により前記電解液注液口を押圧した状態で、前記負圧発生部の動作に応じて前記注液口押え部に負圧を発生させて、前記電解液注液口を介して前記電池モジュール内のエアを吸い出すステップと、前記注液口押え部により前記電解液注液口を押圧しながら、前記エアの吸い出しによって前記電池モジュール内を低圧にした状態で、前記吸着パッドが前記電池モジュールに吸着し、前記電池モジュールの搬送を行うステップと、を備える。
これにより、電解液注液口に負圧をかけてエアを電池モジュールから吸い出しながら搬送することができる。
【0007】
また、本開示にかかる搬送装置は、電解液注液口を有する電池モジュールを搬送する搬送装置であって、電池モジュールに吸着する吸着パッドと、前記電解液注液口を押圧する注液口押え部と、前記注液口押え部に負圧を発生させる負圧発生部と、を備え、前記負圧発生部は、前記電解液注液口を押圧する前記注液口押え部に負圧を発生させて、前記電解液注液口を介して前記電池モジュール内のエアを吸い出し、前記吸着パッドは、前記注液口押え部が前記電解液注液口を押圧しながら、前記エアの吸い出しによって前記電池モジュール内を低圧にした状態において、前記電池モジュールに吸着して、前記電池モジュールの搬送を実行する。
これにより、電解液注液口に負圧をかけてエアを電池モジュールから吸い出しながら搬送することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示よれば、電池モジュールの上面側に配されたセルの変形や破損の発生を抑制した電池モジュールの搬送方法および搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかる搬送装置と電池モジュールの構成を示す図である。
実施の形態1にかかる搬送にかかるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1
以下、図面を参照して本実施の形態に係る搬送装置1および搬送方法について説明する。ここで、搬送装置1による搬送対象を大型リチウム電池の電池モジュール2とする。図1(a)及び図1(b)は、搬送装置1と電池モジュール2の配置および構成の一例を示した図であり、図1(a)は上面図であり、図1(a)の図における上下を電池モジュール2の前後方向、左右を電池モジュールの左右方向とする。図1(b)は、図1(a)のA-A断面図である。また、図1(c)は、図1(a)のB-B断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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