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公開番号
2025125921
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022195
出願日
2024-02-16
発明の名称
内燃機関の排気浄化装置及びその制御方法
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F01N
3/025 20060101AFI20250821BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】多種燃料が用いられる場合においても適正なDPF再生を実施可能な内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】エンジンECU100は、DPF再生処理の実行前に、燃料添加弁80を用いた燃料添加処理を実行する。燃料添加処理について、エンジンECU100は、燃料の給油が実施された後、排気温度が燃料添加実施温度として予め設定された温度T1psetよりも低い温度T2に達した場合に(S10にてYES)、燃料添加弁80からの燃料添加を実施する(S20)。そして、排気温度がしきい温度ΔT以上上昇した場合に(S40にてYES)、エンジンECU100は、燃料添加実施温度をT1psetからT2に変更する(S50)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関の排気浄化装置であって、
前記内燃機関の排気通路に設けられ、前記排気通路を流れる排気ガスに含まれる粒状物質を捕集するフィルタと、
前記排気通路において前記フィルタの上流に設けられる酸化触媒と、
前記酸化触媒の上流の前記排気通路内に燃料を添加するための燃料添加手段と、
前記酸化触媒の下流の前記排気ガスの温度を検出する温度センサと、
前記粒状物質の堆積量に応じた実行条件が成立し、かつ、前記温度が燃料添加実施温度よりも高い場合に、前記燃料添加手段による燃料添加を実施することにより、前記フィルタに堆積した前記粒状物質を燃焼させる再生処理を実行する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記再生処理の実行前に前記燃料添加を実施する燃料添加処理をさらに実行し、
前記燃料添加処理は、
前記燃料の給油が実施された後、前記温度が前記燃料添加実施温度として予め設定された第1の温度よりも低い第2の温度に達した場合に、前記燃料添加を実施する第1の処理と、
前記第1の処理により前記温度がしきい温度以上上昇した場合に、前記燃料添加実施温度を前記第1の温度から前記第2の温度に変更する第2の処理とを含む、内燃機関の排気浄化装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記燃料添加処理は、
前記第1の処理による前記温度の上昇が前記しきい温度よりも小さい場合に、前記温度が前記第1の温度に達すると、前記燃料添加を実施する第3の処理と、
前記第3の処理による前記温度の上昇が前記しきい温度よりも小さい場合に、前記燃料添加実施温度を前記第1の温度よりも高い第3の温度に変更する第4の処理とをさらに含む、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項3】
前記制御装置は、
燃料タンク内の燃料のセタン価を推定する推定処理をさらに実行し、
前記推定処理により推定されるセタン価がしきい値以上の場合に、前記燃料添加処理を実行する、請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項4】
前記燃料添加処理は、
前記セタン価が前記しきい値よりも小さい場合に、前記温度が前記第1の温度に達すると、前記燃料添加を実施する第5の処理と、
前記第5の処理による前記温度の上昇が前記しきい温度よりも小さい場合に、前記燃料添加実施温度を前記第1の温度よりも高い第4の温度に変更する第6の処理とをさらに含む、請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項5】
前記第1の処理は、前記給油が実施された後、前記温度が前記第2の温度に達した場合に、前記燃料添加を複数回実施する処理を含み、
前記第2の処理は、前記第1の処理による前記しきい温度以上の温度上昇が複数回検知された場合に、前記燃料添加実施温度を前記第2の温度に変更する処理を含む、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項6】
前記温度センサは、
前記酸化触媒と前記フィルタとの間の前記排気ガスの温度を検出する第1の温度センサと、
前記フィルタの下流の前記排気ガスの温度を検出する第2の温度センサとを含む、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項7】
前記燃料添加手段は、前記酸化触媒の上流の前記排気通路に設けられる燃料添加弁を含む、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記燃料添加処理において前記燃料添加実施温度を前記第1の温度から前記第2の温度に変更した場合に、前記燃料添加実施温度を変更しない場合よりも、前記再生処理の実行時の、前記燃料添加弁による燃料添加量を増量する、請求項7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項9】
前記燃料添加手段は、前記内燃機関の膨張行程において前記内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するポスト噴射を行うことを含む、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前記燃料添加処理において前記燃料添加実施温度を前記第1の温度から前記第2の温度に変更した場合に、前記燃料添加実施温度を変更しない場合よりも、前記再生処理の実行時の、前記ポスト噴射の燃料噴射量を増量する、請求項9に記載の内燃機関の排気浄化装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、内燃機関の排気浄化装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2023-159546号公報(特許文献1)には、DPF(Diesel Particulate Filter)を備える内燃機関の排気浄化装置が開示されている。この排気浄化装置では、DPFの上流に酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)が設けられ、DPFの再生時に、DOCの上流の排気通路内に燃料を添加(噴射)することによりDPFを昇温し、DPFに蓄積された粒状物質(PM:Particulate Matter)を燃焼させる。この特許文献1には、カーボンニュートラルで環境負荷の小さいバイオ燃料を使用することが記載されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-159546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、カーボンニュートラルで環境負荷の小さい燃料として、従来の石油由来の燃料ではなく、上記のバイオ燃料や、水素由来の燃料、或いはガス由来の燃料等が注目されている。これらの燃料は、単体で使用される場合もあれば、従来の石油由来の燃料に混合されて使用される場合もある(以下では、これらの燃料を、従来の石油由来の燃料と区別して「多種燃料」とも称する。)。しかしながら、このような多種燃料は、従来の石油由来の燃料とは性状が大きく異なり、また、燃料毎の性状の振れ幅も大きいため、DPFを適切に昇温できずにDPFの再生不良が生じる可能性がある。
【0005】
本開示は、かかる問題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、多種燃料が用いられる場合においても適正なDPF再生を実施可能な内燃機関の排気浄化装置及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の排気浄化装置は、内燃機関の排気浄化装置であって、DPFと、DOCと、燃料添加手段と、温度センサと、制御装置とを備える。DPFは、内燃機関の排気通路に設けられ、排気通路を流れる排気ガスに含まれるPMを捕集する。DOCは、排気通路においてDPFの上流に設けられる。燃料添加手段は、DOCの上流の排気通路内に燃料を添加する。温度センサは、DOCの下流の排気ガスの温度を検出する。制御装置は、PMの堆積量に応じた実行条件が成立し、かつ、上記温度が燃料添加実施温度よりも高い場合に、燃料添加手段による燃料添加を実施することにより、DPFに堆積したPMを燃焼させる再生処理を実行する。制御装置は、再生処理の実行前に上記の燃料添加を実施する燃料添加処理をさらに実行する。燃料添加処理は、第1の処理と、第2の処理とを含む。第1の処理は、燃料の給油が実施された後、上記温度が燃料添加実施温度として予め設定された第1の温度よりも低い第2の温度に達した場合に、燃料添加を実施する処理である。第2の処理は、第1の処理により上記温度がしきい温度以上上昇した場合に、燃料添加実施温度を第1の温度から第2の温度に変更する処理である。
【0007】
また、本開示の制御方法は、内燃機関の排気浄化装置の制御方法であって、排気浄化装置は、DPFと、DOCと、燃料添加手段と、温度センサとを含む。DPFは、内燃機関の排気通路に設けられ、排気通路を流れる排気ガスに含まれるPMを捕集する。DOCは、排気通路においてDPFの上流に設けられる。燃料添加手段は、DOCの上流の排気通路内に燃料を添加する。温度センサは、DOCの下流の排気ガスの温度を検出する。そして、制御方法は、PM堆積量に応じた実行条件が成立し、かつ、上記温度が燃料添加実施温度よりも高い場合に、燃料添加手段による燃料添加を実施することにより、DPFに堆積したPMを燃焼させる再生処理を実行するステップと、再生処理の実行前に燃料添加を実施する燃料添加処理を実行するステップとを含む。燃料添加処理は、第1の処理と、第2の処理とを含む。第1の処理は、燃料の給油が実施された後、上記温度が燃料添加実施温度として予め設定された第1の温度よりも低い第2の温度に達した場合に、燃料添加を実施する処理である。第2の処理は、第1の処理により上記温度がしきい温度以上上昇した場合に、燃料添加実施温度を第1の温度から第2の温度に変更する処理である。
【0008】
上記の排気浄化装置及び制御方法では、再生処理の実行前に燃料添加処理が実行される。燃料添加処理では、排気ガスの温度が、燃料添加実施温度として予め設定された第1の温度よりも低い第2の温度に達した場合に、燃料添加手段による燃料添加が実施され、DOC下流の排気温度がしきい温度以上上昇した場合に、燃料添加実施温度が第1の温度から第2の温度に変更される。これにより、燃料の給油が実施された後の燃料性状に応じた適切な条件(温度)でDOC及びDPFを昇温させることができる。したがって、多種燃料が用いられる場合においても、適正なDPF再生を実施することができる。
【0009】
燃料添加処理は、第3の処理と、第4の処理とをさらに含んでもよい。第3の処理は、第1の処理による上記温度の上昇がしきい温度よりも小さい場合に、上記温度が第1の温度に達すると、燃料添加を実施する処理である。第4の処理は、第3の処理による上記温度の上昇がしきい温度よりも小さい場合に、燃料添加実施温度を第1の温度よりも高い第3の温度に変更する処理である。
【0010】
この排気浄化装置では、第1の処理による排気温度の上昇がしきい温度よりも小さい場合に、排気温度が第1の温度に達すると、燃料添加手段による燃料添加が再度実施される。そして、第3の処理による排気温度の上昇がしきい温度よりも小さい場合に、燃料添加実施温度が第1の温度から第1の温度よりも高い第3の温度に変更される。これにより、DOCでの酸化開始温度が高い燃料についても、燃料性状に応じた適切な条件(温度)でDOC及びDPFを昇温させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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