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公開番号2025109241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024002954
出願日2024-01-12
発明の名称ハイブリッド車両
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類B60W 20/14 20160101AFI20250717BHJP(車両一般)
要約【課題】駆動用バッテリへの充電量が制限された状態で回生強度が切り替えられても、エンジンの回転数の増減を抑制することができるハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両は、運動エネルギの回生強度を切り替えるシフト装置と、駆動用バッテリへの充電量が制限された状態で、前記回生強度が強められた場合にエンジンの吸気スロットルの開度を前記エンジンの回転数に対して前記回生強度ごとに予め定められた開度よりも減小させる一方、前記回生強度が弱められた場合に前記吸気スロットルの開度を前記回転数に対して前記回生強度ごとに予め定められた開度よりも増大させるスロットル制御装置と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンによって駆動されるジェネレータと、
前記ジェネレータによって発電された電気を充電する駆動用バッテリと、
前記ジェネレータ又は前記駆動用バッテリから供給された電気によって駆動される駆動用モータと、
を備え、
前記駆動用モータにおいて運動エネルギから回生された電気エネルギは前記駆動用バッテリに充電され、前記駆動用バッテリへの充電量が制限される場合には、前記駆動用モータにおいて運動エネルギから回生された電気エネルギ、又は前記駆動用バッテリから前記ジェネレータに放電された電気によって、前記ジェネレータが前記エンジンを回転させるハイブリッド車両であって、
前記運動エネルギの回生強度を切り替えるシフト装置と、
前記駆動用バッテリへの充電量が制限された状態で、前記回生強度が強められた場合に前記エンジンの吸気スロットルの開度を前記エンジンの回転数に対して前記回生強度ごとに予め定められた開度よりも減小させる一方、前記回生強度が弱められた場合に前記吸気スロットルの開度を前記回転数に対して前記回生強度ごとに予め定められた開度よりも増大させるスロットル制御装置と、
を備えた、ハイブリッド車両。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記スロットル制御装置は、前記エンジンの回転数に対して予め定められた前記吸気スロットルの最小開度に基づいて前記吸気スロットルの開度を制限する、請求項1に記載のハイブリッド車両。
【請求項3】
前記スロットル制御装置は、前記シフト装置の予め定められた操作によって前記制限を解除する、請求項2に記載のハイブリッド車両。
【請求項4】
ステアリングにパドル式の回生レベルセレクタを付設した、請求項1から3のいずれか一項に記載のハイブリッド車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ハイブリッド車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、駆動用モータの回生電力でジェネレータを駆動しつつエンジンへの燃料供給を遮断するモータリング制御を実施する制御部を備えたハイブリッド車両が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-114206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたハイブリッド車両では、駆動用バッテリへの充電量が制限された状態で回生強度が切り替えられると、エンジンの回転数が増減するので、ハイブリッド車両にバイブレーションが生じる虞がある。
【0005】
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、駆動用バッテリへの充電量が制限された状態で回生強度が切り替えられても、エンジンの回転数の増減を抑制することができるハイブリッド車両を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るハイブリッド車両は、エンジンと、前記エンジンによって駆動されるジェネレータと、前記ジェネレータによって発電された電気を充電する駆動用バッテリと、前記ジェネレータ又は前記駆動用バッテリから供給された電気によって駆動される駆動用モータと、を備え、前記駆動用モータにおいて運動エネルギから回生された電気エネルギは前記駆動用バッテリに充電され、前記駆動用バッテリへの充電量が制限される場合には、前記駆動用モータにおいて運動エネルギから回生された電気エネルギ、又は前記駆動用バッテリから前記ジェネレータに放電された電気によって、前記ジェネレータが前記エンジンを回転させるハイブリッド車両であって、前記運動エネルギの回生強度を切り替えるシフト装置と、前記駆動用バッテリへの充電量が制限された状態で、前記回生強度が強められた場合に前記エンジンの吸気スロットルの開度を前記エンジンの回転数に対して前記回生強度ごとに予め定められた開度よりも減小させる一方、前記回生強度が弱められた場合に前記吸気スロットルの開度を前記回転数に対して前記回生強度ごとに予め定められた開度よりも増大させるスロットル制御装置と、を備える。
【0007】
上記(1)の構成によれば、駆動用バッテリの充電量が制限された状態で、回生強度が強められた場合にエンジンの吸気スロットルの開度をエンジンの回転数に対して回生強度ごとに予め定められた開度よりも減小させるので、エンジンのポンピングロス(機械損失)が大きくなる。これにより、ジェネレータで消費される電気量が増加するので、回生強度を強めることによるエンジンの回転数の増加を抑制することができる。一方、駆動用バッテリの充電量が制限された状態で、回生強度が強められた場合にエンジンの吸気スロットルの開度をエンジンの回転数に対して回生強度ごとに予め定められた開度よりも増大させるので、エンジンのポンピングロスが小さくなる。これにより、ジェネレータで消費される電気量が減少するので、回生強度を弱めることによるエンジンの回転数の減少を抑制することができる。これにより、駆動用バッテリへの充電量が制限された状態で回生強度が切り替えられても、エンジンの回転数の増減を抑制することができる。
【0008】
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記スロットル制御装置は、前記エンジンの回転数に対して予め定められた前記吸気スロットルの最小開度に基づいて前記吸気スロットルの開度を制限する。
【0009】
上記(2)の構成によれば、エンジンの回転数に対して予め定められた吸気スロットルの最小開度を、エンジンの排気通路に設置された排気空燃比センサの汚損が起きにくい開度とすることで、エンジンの排気通路に設置された排気空燃比センサの汚損を抑制することができる。
【0010】
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記スロットル制御装置は、前記シフト装置の予め定められた操作によって前記制限を解除する。
(【0011】以降は省略されています)

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