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公開番号2025139524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024057862
出願日2024-03-12
発明の名称物体表面洗浄装置
出願人個人
代理人
主分類B08B 3/02 20060101AFI20250918BHJP(清掃)
要約【課題】環境負荷の高い洗浄剤を使わず、超微細気泡と回転ブラシとにより、高い洗浄能力を備えた物体表面洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄水の流路を内蔵した長尺ロッド部21と、前記長尺ロッド部21の一方の端部に設けられた首振り部22と、前記首振り部22に着脱自在に取り付けられた回転ブラシ部71と、前記長尺ロッド部21の他方の端部に設けられた接続部23と、前記長尺ロッド部21の所定位置に取り付けられた水流調整スイッチ41と、前記長尺ロッド部21の所定位置に取り付けられた超微細気泡生成装置と、前記回転ブラシ部71に取り付けられた水圧調整弁32と、からなる物体表面洗浄装置11。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
洗浄水の流路を内蔵した長尺ロッド部と、
前記長尺ロッド部の一方の端部に設けられた首振り部と、
前記首振り部に着脱自在に取り付けられた回転ブラシ部と、
前記長尺ロッド部の他方の端部に設けられた接続部と、
前記長尺ロッド部の所定位置に取り付けられた水流調整スイッチと、
前記長尺ロッド部の所定位置に取り付けられた超微細気泡生成装置と、
前記回転ブラシ部に取り付けられた水圧調整弁と、
からなる物体表面洗浄装置であって、
前記物体表面洗浄装置は、前記接続部を介して、水道水、河川くみ上げ式ポンプ、貯水タンクその他の洗浄水供給手段に接続され、
前記洗浄水供給手段から前記長尺ロッド部に供給された洗浄水は、前記流路を通過する際に、前記超微細気泡生成装置を介して超微細気泡が添加され、前記回転ブラシ部から物体表面に噴射されるようにしたことを特徴とする物体表面洗浄装置。
続きを表示（約 300 文字）【請求項２】
前記回転ブラシ部が、１つまたは複数の円盤状のブラシからなることを特徴とする請求項１に記載の物体表面洗浄装置。
【請求項３】
前記回転ブラシ部が、１つまたは複数の円筒状のブラシからなることを特徴とする請求項１に記載の物体表面洗浄装置。
【請求項４】
前記ブラシを構成する毛の毛先に、前記毛の太さよりも細い極細毛を形成させたことを特徴とする請求項３または４に記載の物体表面洗浄装置。
【請求項５】
前記ブラシを構成する毛を、硬質毛と軟質毛を所定の間隔で交互に配置させたことを特徴とする請求項３または４に記載の物体表面洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、壁面、屋根、路面、太陽光パネル、その他洗浄が必要な物体の表面を、回転ブラシによるブラッシングと、超微細気泡水を物体表面に噴射することにより洗浄する装置に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
一般住宅、産業用施設、モニュメント等のあらゆる構造物において、その構造物を含む物体表面を洗浄し、綺麗な状態を保つことが求められている。しかし、その物体の表面の洗浄は、例えば界面活性剤のような洗浄剤を使用してしまうと、十分な洗浄能力を発揮できるものの、自然環境への負荷が高い。一方で、自然環境に配慮を優先し、洗浄効果の低い液剤を使用すると、十分な洗浄能力を発揮することができないという問題も存在する。
【０００３】
そこで、自然環境へ配慮しつつ、物体表面を十分に洗浄することができる方法として、微細気泡を含む液体を用いる方法が提案されている。
特許第６７８０１７２号公報（特許文献１参照）では、水系洗浄剤として、（ａ）ジエチレングリコールモノアルキルエーテルと、（ｂ）三級アミンと、（ｃ）乳酸エステルと、（ｄ）ヒドロキシカルボン酸と、（ｅ）水とを含有することを特徴とし、かかる水系洗浄剤は、界面活性剤を実質的に含有していないにもかかわらず、高い洗浄性能を発揮できるため、界面活性剤の残留による悪影響を生じさせることなく、種々の汚れを好適に除去でき、また、この水系洗浄剤は、人体への影響が比較的に少ない乳酸エステルを使用しているため、取扱いや廃棄が容易という利点も有することを特徴とする水系洗浄剤を用いた洗浄方法が提案されている。
【０００４】
超微細気泡を含有させた洗浄水および該洗浄水を用いた物体表面の洗浄方法としては、特開２０２１－０４９４９０号公報（特許文献２参照）において、軟水Ｗｓをバブリング処理してファインバブルが含まれる軟水Ｗｐとする第１工程と、軟水を電気分解処理することにより軟水の中に１ｐｐｍ以上の濃度を持つオゾンバブルとファインバブルとが混在する洗浄水Ｗｍを得る第２工程とを含むトイレ内の設備Ｔに散布されてその清掃に利用される洗浄水Ｗｍを製造する洗浄水の製造方法および洗浄水散布システムが提案されている。
【０００５】
しかしながら、これら技術を用いたとしても、いまだ、環境配慮と物体表面の十分な洗浄との両立は難しく、環境配慮を前提とした中でも、さらに高い洗浄能力の洗浄装置が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特許第６７８０１７２号
特開２０２１－０４９４９０号公報
特開２０１３－１３９９５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
そこで本発明が解決しようとする課題は、環境負荷の高い洗浄剤を使わず、超微細気泡と回転ブラシとにより、高い洗浄能力を備えた物体表面洗浄装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上述の課題を解決するための手段として、本発明の物体表面洗浄装置は、洗浄水の流路を内蔵した長尺ロッド部と、前記長尺ロッド部の一方の端部に設けられた首振り部と、前記首振り部に着脱自在に取り付けられた回転ブラシ部と、前記長尺ロッド部の他方の端部に設けられた接続部と、前記長尺ロッド部の所定位置に取り付けられた水流調整スイッチと、前記長尺ロッド部の所定位置に取り付けられた超微細気泡生成装置と、前記回転ブラシ部に取り付けられた水圧調整弁と、からなる物体表面洗浄装置であって、前記物体表面洗浄装置は、前記接続部を介して、水道水、河川くみ上げ式ポンプ、貯水タンクその他の洗浄水供給手段に接続され、前記洗浄水供給手段から前記長尺ロッド部に供給された洗浄水は、前記流路を通過する際に、前記超微細気泡生成装置を介して超微細気泡が添加され、前記回転ブラシ部から物体表面に噴射されるようにしたことを特徴とする。
【０００９】
また、本発明の物体表面洗浄装置において、前記回転ブラシ部が、１つまたは複数の円盤状のブラシからなることを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の物体表面洗浄装置において、前記回転ブラシ部が、１つまたは複数の円筒状のブラシからなることを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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