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公開番号
2025119262
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014049
出願日
2024-02-01
発明の名称
バルブ制御装置
出願人
株式会社アイシン
,
マブチモーター株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F16K
11/076 20060101AFI20250806BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】適切に弁体を回動させることが可能なバルブ制御装置を提供する。
【解決手段】樹脂製の入力軸を有する回動自在な弁体と、弁体を収容するハウジングと、ハウジングに設けられ、弁体の回動時に弁体が摺動するシール部材と、入力軸に回動力を伝達する出力軸を回動させるアクチュエータと、を有するバルブ装置100を制御するバルブ制御装置1は、弁体とシール部材との間で生じる摺動トルクと弁体の回動時に入力軸が捩れる捩れ角の補正量との関係を示す複数のマップを記憶する記憶部10と、弁体を回動させる際の目標位置を示す目標位置情報に基づいて複数のマップのうちの一つを選択するマップ選択部11と、選択されたマップに基づいてアクチュエータの作動を制御する制御部12と、を備える。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂製の入力軸を有する回動自在な弁体と、前記弁体を収容するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記弁体の回動時に前記弁体が摺動するシール部材と、前記入力軸に回動力を伝達する出力軸を回動させるアクチュエータと、を有するバルブ装置を制御するバルブ制御装置であって、
前記弁体と前記シール部材との間で生じる摺動トルクと前記弁体の回動時に前記入力軸が捩れる捩れ角の補正量との関係を示す複数のマップを記憶する記憶部と、
前記弁体を回動させる際の目標位置を示す目標位置情報に基づいて複数の前記マップのうちの一つを選択するマップ選択部と、
選択された前記マップに基づいて前記アクチュエータの作動を制御する制御部と、を備えるバルブ制御装置。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記捩れ角は、温度に応じて最大値と最小値とが設定されており、
前記補正量は、前記最大値と前記最小値とに基づいて決定される請求項1に記載のバルブ制御装置。
【請求項3】
前記バルブ装置に流通する流体の温度を検出する温度検出部を更に備え、
前記制御部は、前記流体の前記温度に基づいて前記補正量を変更する請求項2に記載のバルブ制御装置。
【請求項4】
前記ハウジングは、複数の入力ポートと複数の吐出ポートとを有し、
前記弁体は、複数の前記入力ポートのうちの少なくとも1つと複数の前記吐出ポートのうちの少なくとも1つとを連通する内部流路を有し、
前記シール部材は、周方向に沿って複数の貫通孔が形成された本体部と前記貫通孔の周囲に沿って前記本体部から前記弁体に向かって突出するリブとを有し、
前記マップは、前記弁体の周方向に沿う前記内部流路の両端部に前記リブが対向している対向状態の前記関係を示す第1マップと、前記両端部に前記リブが対向していない非対向状態の前記関係を示す第2マップとを含み、
前記マップ選択部は、前記目標位置が前記対向状態であるときには前記第1マップを選択し、前記目標位置が前記非対向状態であるときには前記第2マップを選択する請求項1から3のいずれか一項に記載のバルブ制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バルブ装置を制御するバルブ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、流体の流通の制御にバルブ装置が利用されている。このようなバルブ装置には、内部に弁体を有し、この弁体の回動に応じて流体の流通を制御するものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、流路切替弁(「バルブ装置」に相当)が開示されている。この流路切替弁は、回転駆動装置(「アクチュエータ」に相当)と、弁本体(「ハウジング」に相当)と、弁体と、シール部材とを備えている。シール部材は、周方向に複数の貫通孔が形成されており、この貫通孔の周囲に沿って内周面から内側へ向かって突設する、弾性部材で形成された内側リブを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-096543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の流路切替弁において弁体を回動させた場合、弁体の回動に応じて内側リブが弾性変形し、回転駆動装置が回動される量によっては、弁体が内側リブを乗り越えることができないことがある。しかしながら、このような状況にあっても、流路切替弁を制御する制御装置は、回転駆動装置を回動させていることから、所期の回動量だけ弁体が回動したものと認識し、回転駆動装置の制御を終了する。このように、特許文献1に記載の流路切替弁では、弁体の現在位置(実際の位置)と制御装置が認識している位置(制御上の位置)とに乖離が生じ、適切に流体の流通を制御することができない可能性がある。
【0006】
そこで、適切に弁体を回動させることが可能なバルブ制御装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るバルブ制御装置の特徴構成は、樹脂製の入力軸を有する回動自在な弁体と、前記弁体を収容するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記弁体の回動時に前記弁体が摺動するシール部材と、前記入力軸に回動力を伝達する出力軸を回動させるアクチュエータと、を有するバルブ装置を制御するバルブ制御装置であって、前記弁体と前記シール部材との間で生じる摺動トルクと前記弁体の回動時に前記入力軸が捩れる捩れ角の補正量との関係を示す複数のマップを記憶する記憶部と、前記弁体を回動させる際の目標位置を示す目標位置情報に基づいて複数の前記マップのうちの一つを選択するマップ選択部と、選択された前記マップに基づいて前記アクチュエータの作動を制御する制御部と、を備えている点にある。
【0008】
本特徴構成では、摺動トルクと捩れ角の補正量との関係を示す複数のマップのうち、選択されたマップに基づいてアクチュエータの作動を制御する。これにより、例えば、弁体の開口部がシール部材のリブを乗り越えるときに入力軸が捩れ易い状況と、その他の状況とでマップを使い分けることが可能となる。つまり、シール部材の弾性変形や、入力軸の捩れに応じた補正量を考慮して、アクチュエータの作動を制御することができる。したがって、弁体を適切に回動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
バルブ装置の構成を示す縦断面図である。
弁体の第1ポジションを示す図である。
弁体の斜視図である。
弁体の斜視図である。
シール部材の斜視図である。
シール部材の斜視図である。
リブの頂点の位置関係を示す模式図である。
弁体の第2ポジションを示す図である。
弁体の第3ポジションを示す図である。
弁体の第4ポジションを示す図である。
バルブ制御装置を模式的に示したブロック図である。
対向状態と非対向状態とを示す図である。
第1マップを示す図である。
第2マップを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るバルブ制御装置は、バルブ装置の弁体を適切に回動させることができるように構成されている。以下、本実施形態のバルブ制御装置1について説明する。ただし、バルブ制御装置1は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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