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公開番号
2025111199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005468
出願日
2024-01-17
発明の名称
フラワーペーストおよびその製造方法
出願人
オリエンタル酵母工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A23G
3/34 20060101AFI20250723BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】一般生菌の増殖を抑制しながら食感を維持できる長期保存性を有しながらも、軽い口あたりで口どけや甘さのキレに優れたフラワーペーストおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】糖アルコール8~30質量%と、酵素処理卵黄0.2~4.5質量%と、ヒドロキシプロピルメチルセルロース0.05~3.3質量%と、乳清たん白1.5~6質量%と、油脂20~45質量%とを含有するフラワーペーストである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
糖アルコール8~30質量%と、酵素処理卵黄0.2~4.5質量%と、ヒドロキシプロピルメチルセルロース0.05~3.3質量%と、乳清たん白1.5~6質量%と、油脂20~45質量%とを含有することを特徴とするフラワーペースト。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記糖アルコールがグリセロール及びソルビトールである請求項1に記載のフラワーペースト。
【請求項3】
前記糖アルコールにおける、前記グリセロールと前記ソルビトールとの質量比が5~65:35~95である請求項2に記載のフラワーペースト。
【請求項4】
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、2質量%水溶液としたときの20℃における粘度が70~130cPであるものである請求項1~3のいずれかに記載のフラワーペースト。
【請求項5】
前記フラワーペーストの水分活性の値(Aw)が、0.80以上0.90未満である請求項1~3のいずれかに記載のフラワーペースト。
【請求項6】
糖アルコール、酵素処理卵黄、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および乳清たん白を含む水相と、油脂を含む油相とを乳化処理し、乳化物を得る乳化工程と、
前記乳化物を加熱処理する加熱工程とを含むフラワーペーストの製造方法であって、
前記フラワーペーストにおける含有量が、前記糖アルコールは8~30質量%、前記酵素処理卵黄は0.2~4.5質量%、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースは0.05~3.3質量%、前記乳清たん白は1.5~6質量%、前記油脂は20~45質量%であることを特徴とするフラワーペーストの製造方法。
【請求項7】
前記糖アルコールがグリセロール及びソルビトールである請求項6に記載のフラワーペーストの製造方法。
【請求項8】
前記糖アルコールにおける、前記グリセロールと前記ソルビトールとの質量比が5~65:35~95である請求項7に記載のフラワーペーストの製造方法。
【請求項9】
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、2質量%水溶液としたときの20℃における粘度が70~130cPであるものである請求項6~8のいずれかに記載のフラワーペーストの製造方法。
【請求項10】
前記フラワーペーストの水分活性の値(Aw)が、0.80以上0.90未満である請求項6~8のいずれかに記載のフラワーペーストの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フラワーペーストおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、フードロスが非常に重要な問題となっており、各企業では本格的なフードロス対策が求められている。フードロス対策としては、既存製品の賞味期限の長期化や賞味期限の長い新たな製品の開発などが行われている。フラワーペーストについても同様に、フードロスの低減につながる対策が求められるようになってきている。
【0003】
これまでに、一般生菌数の増殖を大きく抑制し、長期保存性を有すると共に、レトルト処理によって増粘されるフィリング及びこのフィリングを含有するフィリング含有食品を提供するための技術として、澱粉と、水分活性低下剤と、水分と、を含み、レトルト処理後に増粘される、フィリングが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
長期間の保存が可能なフィリング含有食品、当該フィリング含有食品の製造方法を提供するための技術として、(A)ホップ抽出物を含有し無菌化されたフィリングを得る工程、(B)前記フィリングが焼成された食品生地に接触した状態で備えられる工程を含む、フィリング含有食品の製造方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-115778号公報
特開2013-233092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した従来の技術によれば、フィリングの長期間の保存が可能とされている。しかしながら、長期間の保存は可能であるものの、その食感や食味は、例えば、強い粘りや甘さがある等、十分に満足できるものとはいえないのが現状である。
【0007】
本発明は、このような要望に応え、現状を打破し、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、一般生菌の増殖を抑制しながら食感を維持できる長期保存性を有しながらも、軽い口あたりで口どけや甘さのキレに優れたフラワーペーストおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、前記目的を達成するべく鋭意検討を行った結果、糖アルコール8~30質量%と、酵素処理卵黄0.2~4.5質量%と、ヒドロキシプロピルメチルセルロース0.05~3.3質量%と、乳清たん白1.5~6質量%と、油脂20~45質量%とを含有するフラワーペーストとすることで、一般生菌の増殖を抑制しながら食感を維持できる長期保存性を有しながらも、軽い口あたりで口どけや甘さのキレに優れたフラワーペーストを得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、本発明者らの知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 糖アルコール8~30質量%と、酵素処理卵黄0.2~4.5質量%と、ヒドロキシプロピルメチルセルロース0.05~3.3質量%と、乳清たん白1.5~6質量%と、油脂20~45質量%とを含有することを特徴とするフラワーペーストである。
<2> 前記糖アルコールがグリセロール及びソルビトールである前記<1>に記載のフラワーペーストである。
<3> 前記糖アルコールにおける、前記グリセロールと前記ソルビトールとの質量比が5~65:35~95である前記<2>に記載のフラワーペーストである。
<4> 前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、2質量%水溶液としたときの20℃における粘度が70~130cPであるものである前記<1>~<3>のいずれかに記載のフラワーペーストである。
<5> 前記フラワーペーストの水分活性の値(Aw)が、0.80以上0.90未満である前記<1>~<4>のいずれかに記載のフラワーペーストである。
<6> 糖アルコール、酵素処理卵黄、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および乳清たん白を含む水相と、油脂を含む油相とを乳化処理し、乳化物を得る乳化工程と、
前記乳化物を加熱処理する加熱工程とを含むフラワーペーストの製造方法であって、
前記フラワーペーストにおける含有量が、前記糖アルコールは8~30質量%、前記酵素処理卵黄は0.2~4.5質量%、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースは0.05~3.3質量%、前記乳清たん白は1.5~6質量%、前記油脂は20~45質量%であることを特徴とするフラワーペーストの製造方法である。
<7> 前記糖アルコールがグリセロール及びソルビトールである前記<6>に記載のフラワーペーストの製造方法である。
<8> 前記糖アルコールにおける、前記グリセロールと前記ソルビトールとの質量比が5~65:35~95である前記<7>に記載のフラワーペーストの製造方法である。
<9> 前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、2質量%水溶液としたときの20℃における粘度が70~130cPであるものである前記<6>~<8>のいずれかに記載のフラワーペーストの製造方法である。
<10> 前記フラワーペーストの水分活性の値(Aw)が、0.80以上0.90未満である前記<6>~<9>のいずれかに記載のフラワーペーストの製造方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、一般生菌の増殖を抑制しながら食感を維持できる長期保存性を有しながらも、軽い口あたりで口どけや甘さのキレに優れたフラワーペーストおよびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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