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公開番号
2025111324
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005689
出願日
2024-01-17
発明の名称
油性固形化粧料
出願人
大王製紙株式会社
,
株式会社佐野商会
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/73 20060101AFI20250723BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】界面活性剤を用いることなく、保湿性、付着性及び保形性が良好である油性固形化粧料を提供する。
【解決手段】本発明の実施形態に係る油性固形化粧料は、平均粒子径が1μm以上25μm以下であり、平均アスペクト比が0.60以上0.9以下であるセルロース粉体を含有し、上記セルロース粉体が多価アルコール及び平均繊維輻が1nm以上500nm以下である微細繊維状セルロースを含む凝集体であり、上記セルロース粉体の含有量が0.1質量%以上15質量%以下である。上記多価アルコールがグリセリンであることが好ましい。本発明の実施形態に係る油性固形化粧料は、口紅であるとよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
平均粒子径が1μm以上25μm以下、かつ平均アスペクト比が0.60以上0.90以下であるセルロース粉体を含有し、
上記セルロース粉体が多価アルコール及び微細繊維状セルロースを含む凝集体であり、
上記微細繊維状セルロースの平均繊維輻が1nm以上500nm以下であり、
上記セルロース粉体の含有量が0.1質量%以上15質量%以下である油性固形化粧料。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
上記多価アルコールがグリセリンである請求項1に記載の油性固形化粧料。
【請求項3】
口紅である請求項1又は請求項2に記載の油性固形化粧料。
【請求項4】
スティック状である請求項1又は請求項2に記載の油性固形化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油性固形化粧料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から油性固形化粧料は、口紅、リップグロス、リップクリーム、ファンデーション、スティックファンデーション、ペンシル型化粧料、ヘアスティック等に広く用いられ、メイク効果に加え、皮膚との滑らかな密着性、うるおい感を与える目的で使用されている。これらは、固形状であるために、コンパクト形状やスティック状の化粧品として、携帯しやすいという利便性を有する。油性固形化粧料は、携帯されるために、持ち歩いてもその形状を維持する必要があり、上記したメイク効果、塗布性能に加え、成形のしやすさ、保形性(コンパクトやスティックの形状を維持する性能を言い、特にスティック状化粧料においては十分な折損強度があること)が求められる。油性固形化粧料においては、塗布性と共に、着色剤及び体質材等の粉体成分を増量し、かつ、使用中の折損強度等も向上させる目的の固形棒状化粧料が知られている。
【0003】
このような油性固形化粧料では、メイク効果に加え、塗布性能や、保湿性能等の様々な検討がなされている。例えば従来技術においては、フイラーとなる球状セルロースと花弁状炭酸カルシウムを特定の比率で配合することによって生産性(成型のしやすさ)がよく、仕上がり感(マット感と塗布の均一性)が良い棒状油性固形化粧料が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-027441
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の油性固形化粧料においては、マットな仕上がりが得られるものの、付着性及び保形性が十分でない場合や、乾燥感を感じる場合があった。また、近年、皮膚に対する低刺激性、天然志向の観点から、界面活性剤の含有量の低減が望まれている。
【0006】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、界面活性剤を用いることなく、保湿性、付着性及び保形性が良好である油性固形化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係る油性固形化粧料は、平均粒子径が1μm以上25μm以下であり、平均アスペクト比が0.60以上0.90以下であるセルロース粉体を含有し、上記セルロース粉体が多価アルコール及び平均繊維輻が1nm以上500nm以下である微細繊維状セルロースを含む凝集体であり、上記セルロース粉体の含有量が0.1質量%以上15.0質量%以下である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、界面活性剤を用いることなく、保湿性、付着性及び保形性が良好である油性固形化粧料を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本発明の実施形態の説明]
本発明の実施形態に係る油性固形化粧料は、平均粒子径が1μm以上25μm以下であり、平均アスペクト比が0.60以上0.90以下であるセルロース粉体を含有し、上記セルロース粉体が多価アルコール及び平均繊維輻が1nm以上500nm以下である微細繊維状セルロースを含む凝集体であり、上記セルロース粉体の含有量が0.1質量%以上15.0質量%以下である。
【0010】
当該油性固形化粧料は、事前に多価アルコールを含有させた微細繊維状セルロースを含み、平均粒子径が1μm以上25μm以下であり、平均アスペクト比が0.60以上0.9以下であるセルロース粉体を含有することで、界面活性剤を含有しなくでも保湿成分と油性成分との相溶性に優れ、保形性に優れ、付着性が良好である。セルロース粉体の含有量が0.1質量%以上15.0質量%以下であることで、伸び、付着性及び保湿性を向上できる。また、微細繊維状セルロースの平均繊維径が1nm以上500nm以下であることで、セルロース繊維の形状維持が図れるとともに、セルロース粉体を含む油性固形化粧料の滑らかさを向上できる。
従って、当該油性固形化粧料は、界面活性剤を用いることなく、保湿性、付着性及び保形性が良好である。上記セルロース粉体がこのような効果を油性固形化粧料にもたらす機序は明確ではないが、(1)セルロース繊維が微細なため、油性化粧料において、保湿性能のある多価アルコールを油性化粧料中に界面活性剤なしに安定に保持することができ、(2)セルロース繊維間に存在する多価アルコールが、セルロース繊維間に形成される強固な水素結合を阻害するため、間隙の多い軟らかな粒子となるとともに粒子同士の凝集も防ぐため、肌へなじみやすく、折損強度等の保形性を向上させると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
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