TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025113549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024007765
出願日
2024-01-23
発明の名称
コイルの転倒危険度算出方法、コイルの転倒抑制方法及びコイルの転倒危険度算出装置
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B21C
47/24 20060101AFI20250728BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】搬出対象コイルに側面を対向させて隣接して固定スキッド上に載置される判定対象コイルの転倒危険度を算出できるコイルの転倒危険度算出方法を提供する。
【解決手段】搬出対象コイルと判定対象コイルとが互いの側面を対向させて載置される固定スキッド上から可動スキッドを有するコイル台車を用いて搬出対象コイルを搬出する際に、判定対象コイルの転倒危険度を算出するコイルの転倒危険度算出方法であって、可動スキッドで搬出対象コイルを上昇させる途中で、搬出対象コイルの側面と判定対象コイルの側面との距離を測定する測定ステップと、当該距離を用いて判定対象コイルの転倒危険度を特定する転倒危険度特定ステップと、を含む、コイルの転倒危険度算出方法。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
搬出対象コイルと判定対象コイルとが互いの側面を対向させて載置される固定スキッド上から可動スキッドを有するコイル台車を用いて前記搬出対象コイルを搬出する際に、前記判定対象コイルの転倒危険度を算出するコイルの転倒危険度算出方法であって、
前記可動スキッドで前記搬出対象コイルを上昇させる途中で、前記搬出対象コイルの側面と前記判定対象コイルの側面との距離を測定する測定ステップと、
前記距離を用いて前記判定対象コイルの転倒危険度を算出する算出ステップと、
を含む、コイルの転倒危険度算出方法。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記算出ステップでは、前記距離を用いて水平方向における前記判定対象コイルの重心位置を算出し、
水平方向における前記判定対象コイルの支点位置に対する前記重心位置に基づいて前記転倒危険度を算出する、請求項1に記載のコイルの転倒危険度算出方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコイルの転倒危険度算出方法を用いて前記転倒危険度を算出し、
前記転倒危険度が予め定められた閾値以上である場合に、前記可動スキッドの上昇を停止する可動スキッド停止工程を含む、コイルの転倒抑制方法。
【請求項4】
前記転倒危険度が予め定められた閾値以上である場合に、前記可動スキッドの水平方向の位置を変更する可動スキッド位置変更工程を含む、請求項3に記載のコイルの転倒抑制方法。
【請求項5】
搬出対象コイルと判定対象コイルとが互いの側面を対向させて載置される固定スキッド上から可動スキッドを有するコイル台車を用いて前記搬出対象コイルを搬出する際に、前記判定対象コイルの転倒危険度を算出するコイルの転倒危険度算出装置であって、
前記搬出対象コイルの側面と前記判定対象コイルの側面との距離を測定する測定部と、
前記距離を用いて前記判定対象コイルの転倒危険度を算出する算出部と、
を有する、コイルの転倒危険度算出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイルの転倒危険度算出方法、コイルの転倒抑制方法及びコイルの転倒危険度算出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
広幅の鋼帯などの金属帯コイルは、その後の製品に合わせて幅方向に複数条に切断(スリット)され、元の鋼帯よりも狭幅のスリットコイルにされることがある。金属帯コイルのスリットを施すスリッターラインでは、金属帯コイルを連続的に搬送しながら、スリット刃を用いて搬送方向に沿って切断される。スリット刃によって切断された金属帯コイルは、隣接した状態で巻取機(テンションリール)によって巻き取られる。スリッターラインで巻き取られた金属帯コイルは、複数の金属帯コイルが側面を対向させて隣接した状態で、一旦固定スキッド上に載置される。
【0003】
固定スキッド上に載置された複数の金属帯コイルは、それぞれを次工程に供するため搬出装置によって分離されて搬出される。このとき、搬出装置としては、スリットされた金属帯コイルの幅が狭い場合には、金属帯コイルを吊り上げて搬出する搬出装置が用いられる。一方、スリットされた金属帯コイルの幅が比較的広い場合には、搬出装置としてコイル台車が用いられることが多い。
【0004】
コイル台車は、軌道を走行する台車本体と、金属帯コイルを昇降させる可動スキッドとを有する。この場合、固定スキッドに載置された金属帯コイルの分割状態に応じてコイル台車の可動スキッドの位置合わせを行ってから、可動スキッドを上昇させる。
【0005】
可動スキッドを上昇させる際に、金属帯コイルに対する可動スキッドの位置がずれると、金属帯コイルが転倒することがある。特に、固定スキッドにスリットされた金属帯コイルが隣接して載置されている場合には、可動スキッドが搬出対象の金属帯コイルに隣接して載置されている金属帯コイルと接触し、当該隣接して載置されている金属帯コイルが転倒することがある。
【0006】
金属帯コイルが転倒すると、再び金属帯コイルをコイル台車に積載するために時間を要するため作業効率が低下する。また、金属帯コイルが転倒した際に金属帯コイルに疵が発生することがあり、製品歩留りが低下する。
【0007】
特に、固定スキッドにスリットされた金属帯コイルが隣接して載置されている場合には、可動スキッドが搬出対象の金属帯コイルに隣接して載置されている金属帯コイルと接触し、当該隣接して載置されている金属帯コイルが転倒することがある。
【0008】
金属帯コイルの転倒という問題に対し、特許文献1には、単独の金属帯コイルを対象に、コイル台車による搬出時におけるコイルの転倒防止方法が開示されている。特許文献1によれば、コイルを積載して走行するコイル台車上でのコイル積載面の基準位置からのコイルの幅方向へのずれ量を検出し、検出されたずれ量が初期のずれ量と異なる時点でコイル台車を停止させることでコイルの転倒を防止できるとしている。
【0009】
特許文献2には、スリッターラインにおいて複数条に切断された細幅コイルを対象として、コイル台車による搬出時におけるコイルの転倒防止方法が開示されている。特許文献2によれば、細幅コイルを押圧保持する保持具として、細幅コイルの転倒を防止するために好適な弾力性、表面摩擦係数及び強度を有する流動体が充填された可撓性チューブを用いることでコイルの転倒を防止できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平4-33719号公報
特開平4-75718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
JFEスチール株式会社
鋼部品
5日前
JFEスチール株式会社
鋼および鋼部品
5日前
JFEスチール株式会社
フレームの補修方法
今日
JFEスチール株式会社
原料装入方法及び溶銑の製造方法
2日前
JFEスチール株式会社
高炉の操業方法および高炉附帯設備
5日前
JFEスチール株式会社
自動車用部品の製造方法及び自動車用部品
今日
JFEスチール株式会社
スクラップ充填層の選定方法、スクラップ充填層の選定装置、及び炉の操業方法
1日前
JFEスチール株式会社
コイルの転倒危険度算出方法、コイルの転倒抑制方法及びコイルの転倒危険度算出装置
2日前
JFEスチール株式会社
制御情報生成装置、制御情報生成方法、制御情報生成プログラム、溶接システム、及び溶接方法
5日前
個人
棒鋼連続引抜装置
4か月前
個人
ヘッダー加工機
2か月前
株式会社プロテリアル
鍛造装置
6か月前
株式会社オプトン
曲げ加工装置
4か月前
トヨタ自動車株式会社
金型装置
6か月前
株式会社不二越
NC転造盤
27日前
日伸工業株式会社
プレス加工装置
1か月前
株式会社不二越
NC転造盤
4か月前
株式会社不二越
NC転造盤
7か月前
日東精工株式会社
中空軸部品の製造方法
1か月前
トヨタ紡織株式会社
プレス金型
2か月前
東栄工業株式会社
ダブルデッキヘミング金型
1か月前
株式会社西田製作所
パンチャーヘッド
3か月前
トヨタ紡織株式会社
プレス金型
3か月前
トヨタ紡織株式会社
プレス装置
3か月前
工機ホールディングス株式会社
ニブラ
2か月前
株式会社TMEIC
監視装置
3か月前
株式会社アマダ
曲げ加工機
1か月前
株式会社トラバース
パンチング加工装置
3か月前
株式会社アマダ
曲げ加工機
4か月前
トヨタ自動車株式会社
打ち抜き加工方法
2か月前
日産自動車株式会社
逐次成形方法
5か月前
加藤軽金属工業株式会社
押出材の加工装置
5か月前
トヨタ自動車株式会社
電磁鋼板の成形方法
1か月前
株式会社吉野機械製作所
プレス機械
6か月前
ユニオンツール株式会社
転造ダイスセット
1か月前
トヨタ自動車株式会社
パイプ曲げ加工装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る