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公開番号2025113913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008313
出願日2024-01-23
発明の名称炭製造方法、及び炭製造設備
出願人株式会社大林組,株式会社ダイフジ
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類C10B 53/02 20060101AFI20250728BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】廃棄物を低減させるとともに、廃棄物をCO2の吸収・固定材料として有効活用する。
【解決手段】建設現場で発生した木質廃材から炭を製造する炭製造方法であって、前記木質廃材を炭製造設備に回収する回収ステップと、前記木質廃材を前記炭製造設備で炭化処理する炭化処理ステップと、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
建設現場で発生した木質廃材から炭を製造する炭製造方法であって、
前記木質廃材を炭製造設備に回収する回収ステップと、
前記木質廃材を前記炭製造設備で炭化処理する炭化処理ステップと、
を有することを特徴とする炭製造方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載の炭製造方法であって、
前記木質廃材は、表面加工されており、
前記炭化処理ステップにおいて、前記木質廃材は前記表面加工された状態のまま前記炭化処理される、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の炭製造方法であって、
前記炭化処理における加熱に用いる燃料は、木質廃材である、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載の炭製造方法であって、
前記炭化処理は、加熱温度が350℃以上であり、炭化時間が4時間以上である、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項5】
請求項1に記載の炭製造方法であって、
前記炭化処理ステップは、二次燃焼工程を有する、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項6】
請求項1に記載の炭製造方法であって、
前記炭は、難分解性の炭素分が50%以上である、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項7】
請求項1に記載の炭製造方法であって、
前記炭化処理された前記木質廃材を粉砕する粉砕処理ステップを有し、
粉砕処理ステップでは粒度の範囲が30mm以下となるように粉砕を行う、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の炭製造方法であって、
前記炭化処理ステップと前記粉砕処理ステップの間に、炭以外の部材を除去する除去ステップを有する、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項9】
請求項1~8の何れかに記載の炭製造方法であって、
前記木質廃材は、セメント組成物を打設する際に用いられる型枠である、
ことを特徴とする炭製造方法。
【請求項10】
建設現場で発生した木質廃材から炭を製造する炭製造設備であって、
前記木質廃材が収容される収容網体と、
前記収容網体の下層に設けられる給気層と、
前記収容網体と前記給気層とを覆う覆い体と、
前記覆い体を貫通して前記給気層と外気を連通する空気出入口と、
を有する、ことを特徴とする炭製造設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炭製造方法、及び炭製造設備に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、生物の活性化及び環境改善に効果があるとされ生物資源を材料とした炭化物である炭(所謂バイオ炭)が知られている。例えば、特許文献1にはセメント組成物の材料としてバイオ炭を混合することで、セメント組成物製造時の二酸化炭素(CO

)の排出量を削減できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-160056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、解体工事や新築工事を含む建設現場等(以下、建設現場)では使用済みの木質材(例えば木製型枠)が多量に発生しており、これらの木製型枠等は再利用されず、木質廃材として廃棄されることが多い。資源循環の観点から、このような木質廃材の再利用化が求められているが、具体的な再利用の方法が検討されていない。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、廃棄物を低減させるとともに、廃棄物をCO

の吸収・固定材料として有効活用することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、建設現場で発生した木質廃材から炭を製造する炭製造方法であって、前記木質廃材を炭製造設備に回収する回収ステップと、前記木質廃材を前記炭製造設備で炭化処理する炭化処理ステップと、を有することを特徴とする炭製造方法である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、廃棄物を低減させるとともに、廃棄物をCO

の吸収・固定材料として有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態における炭製造設備1の炭化炉10の正面図である。
炭化炉10の背面側の斜視図である。
籠20の概略斜視図である。
図4Aは、吸気口12に蓋50Aを取り付けた図である。図4Bは、吸気口12に蓋50Bを取り付けた図である。図4Cは、吸気口12に筒体60を取り付けた図である。
本実施形態の炭製造方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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