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公開番号
2025112487
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006740
出願日
2024-01-19
発明の名称
土壌改良方法
出願人
株式会社大林組
,
国立大学法人広島大学
代理人
個人
,
個人
主分類
C09K
17/06 20060101AFI20250725BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】尿素とウレアーゼを用いる土壌改良方法において、土壌改良工程において生ずるアンモニアを低減できる土壌改良方法を提供する。
【解決手段】本発明は、尿素とウレアーゼにより生じた二酸化炭素より炭酸カルシウムを生成させて土壌を固結する土壌改良方法において、さらにリン酸化合物及びマグネシウム化合物を添加することにより尿素とウレアーゼにより生じたアンモニアの少なくとも一部からリン酸マグネシウムアンモニウムを生じさせることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
尿素とウレアーゼにより生じた二酸化炭素より炭酸カルシウムを生成させて土壌を固結する土壌改良方法において、
さらにリン酸化合物及びマグネシウム化合物を添加することにより尿素とウレアーゼにより生じたアンモニアの少なくとも一部からリン酸マグネシウムアンモニウムを生じさせる土壌改良方法。
続きを表示(約 100 文字)
【請求項2】
前記土壌のpHは、6以上10以下である請求項1に記載の土壌改良方法。
【請求項3】
前記リン酸化合物は、リン酸のアルカリ金属塩である請求項1に記載の土壌改良方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、尿素とウレアーゼを用いる土壌改良方法において、土壌改良工程において生ずるアンモニアを低減できる土壌改良方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、土壌の強度改善材として、セメント、石灰系の改質材、高分子系改質材等の資材が知られており、各種用途、使用条件等により適切な強度改質材が選定されてきた。近年、生体及び環境への影響を低減するために、特許文献1に開示されるような微生物を用いた地盤を固結する土壌改良方法が用いられている。特許文献1は、カルシウムを含む地盤中に微生物を投入し、微生物の代謝作用により発生した炭酸ガスとカルシウムとが反応して生成した炭酸カルシウムにより地盤を固結する土壌改良方法について開示する。特許文献1は、二酸化炭素の発生源としてグルコース等の糖類を使用する。
【0003】
また、特許文献2に記載の耐酸性を向上させた地盤改良方法が知られている。特許文献2は、ウレアーゼ産生微生物(尿素資化性菌)、尿素と、カルシウムイオンを用いて、微生物の代謝により尿素から生ずる二酸化炭素により炭酸金属塩を生成することを特徴とするセメント工法について開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4621634号公報
特許第5547444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ウレアーゼを用いた地盤改良方法において、尿素の代謝過程で二酸化炭素とともにアンモニアが発生する。発生したアンモニアは、空気中に放出され、臭気等により環境を悪化させる。また、アンモニアは、土壌中に存在する硝化細菌の働きにより環境基準が定められている硝酸・亜硝酸に代謝されるおそれがあった。また、副生成物であるアンモニアの蓄積によりウレアーゼによる尿素分解反応が低下するおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を達成するため鋭意検討した結果、リン酸化合物及びマグネシウム化合物を添加することにより尿素とウレアーゼにより生じたアンモニアを低減できることを見出した。
【0007】
上記課題を解決する各態様を記載する。
態様1の土壌改良方法は、尿素とウレアーゼにより生じた二酸化炭素より炭酸カルシウムを生成させて土壌を固結する土壌改良方法において、さらにリン酸化合物及びマグネシウム化合物を添加することにより尿素とウレアーゼにより生じたアンモニアの少なくとも一部からリン酸マグネシウムアンモニウムを生じさせることを特徴とする。
【0008】
態様2は、態様1に記載の土壌改良方法において、前記土壌のpHは、6以上10以下である。
態様3は、態様1又は2に記載の土壌改良方法において、前記リン酸化合物は、リン酸のアルカリ金属塩である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、尿素とウレアーゼを用いる土壌改良方法において、土壌改良工程において生ずるアンモニアを低減できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の土壌改良方法を具体化した実施形態を説明する。
本実施形態の土壌改良方法は、尿素とウレアーゼにより生じた二酸化炭素より炭酸カルシウムを生成させて土壌を固結する土壌改良方法である炭酸カルシウム法に適用される。本発明では、かかる土壌改良方法において、さらにリン酸化合物及びマグネシウム化合物を添加することにより尿素とウレアーゼにより生じた臭気成分であるアンモニアからリン酸マグネシウムアンモニウムの塩態を生じさせる。
(【0011】以降は省略されています)
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