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公開番号
2025086607
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200699
出願日
2023-11-28
発明の名称
流出防止治具
出願人
株式会社大林組
,
北陸鋼産株式会社
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
,
個人
主分類
E21D
11/10 20060101AFI20250602BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】管体の端部開口から流動体が流出することを効果的に防止する。
【解決手段】管体30の端部開口から流動体が流出することを防止する流出防止治具10であって、管体30の端部に管継手50を介して固定可能な固定板部材15と、管体30の内部に挿入されて管体30を封止する封止部材13と、封止部材13を固定板部材15に支持する支持部材11とを備えた。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
管体の端部開口から流動体が流出することを防止する流出防止治具であって、
前記端部に管継手を介して固定可能な固定板部材と、
前記管体の内部に挿入されて前記管体を封止する封止部材と、
前記封止部材を前記固定板部材に支持する支持部材と、を備える
流出防止治具。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の流出防止治具であって、
前記支持部材は、雄ねじ部を有する長ボルトであり、
前記封止部材は、前記長ボルトの一端側に取り付けられており、
前記固定板部材は、前記長ボルトの他端側の前記雄ねじ部に螺合することにより、前記長ボルトの他端側を保持する第1の雌ねじ部を備えており、
前記長ボルト又は前記固定板部材を回転させて、前記雄ねじ部と前記第1の雌ねじ部との螺合位置を調整することにより、前記封止部材の前記管体内における挿入位置を調整可能に構成されている
流出防止治具。
【請求項3】
請求項2に記載の流出防止治具であって、
前記長ボルトの一端に取り付けられる第1の板部材と、
前記雄ねじ部に螺合する第2の雌ねじ部を有するとともに、前記長ボルトの前記封止部材を挟んで前記第1の板部材とは反対側に取り付けられ、前記第1の板部材との間に前記封止部材を挟み込む第2の板部材と、をさらに備えており、
前記封止部材は、弾性変形可能な部材で形成されており、前記第2の板部材又は前記長ボルトを回転させて、前記雄ねじ部と前記第2の雌ねじ部との螺合位置を調整することにより、前記封止部材の押しつぶし量を調整可能に構成されている
流出防止治具。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の流出防止治具であって、
前記管体は、前記端部の外周に円環状の鍔部を備えており、
前記固定板部材は、前記鍔部と同径の外径を有するとともに、前記鍔部に付き合わされる円環部を備えており、
前記管継手は、ピンを介して連結された一対のハウジング及び、該ハウジングを締め付けるボルトナットを含んで構成されており、前記ハウジングが前記円環部及び前記鍔部の外周面を覆うように被せられる締結具である
流出防止治具。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の流出防止治具であって、
前記管体は、前記流動体として生コンクリートが流通し得る管であり、
前記封止部材は、スポンジである
流出防止治具。
【請求項6】
請求項5に記載の流出防止治具であって、
前記流出防止治具は、
生コンクリートが供給される供給ポートが設けられた回転盤と、前記回転盤の回転に伴い、前記供給ポートと選択的に連通する複数の出口ポートが設けられた固定盤と、前記回転盤に設けられており、複数の前記出口ポートのうち一つの出口ポートが前記供給ポートと連通する状態において、残りの他の出口ポートと連通する筒状の洗浄ポートとを含んで構成された配管切替装置の、前記洗浄ポートの開口側端部に取り付け可能に構成されている
流出防止治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、流出防止治具に関し、特に、管体の端部開口から流動体が流出することを防止するのに好適な技術に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、山岳トンネル工事等に用いられるロータバルブ(配管切替装置)が開示されている。ロータバルブは、コンクリートポンプから生コンクリートが圧送されるコンクリート供給管を、複数のコンクリート打設管の何れかと選択的に連通させることにより、生コンクリートの打ち込み先を切り替えるように機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-122298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロータバルブは、コンクリート供給管に接続される供給ポートが設けられた回転盤を備えている。この回転盤には、コンクリート打設管の清掃時にスポンジ等を挿入するための複数の洗浄ポートも設けられている。洗浄ポートは、供給ポートが複数のコンクリート打設管の何れか一つと連通するとき、生コンクリートが供給されていない残りのコンクリート打設管とそれぞれ連通する。
【0005】
従来構造のロータバルブは、洗浄ポートの開口が塞がれていない開放状態にある。このため、回転盤を回転させて生コンクリートの打設先を切り替える際には、生コンクリートが供給されていないコンクリート打設管内の残留コンクリートが洗浄ポートに向けて逆流し、洗浄ポートの開口から漏れ出てしまう構造になっている。このような残留コンクリートの漏出は、従来から山岳トンネル工事の覆工に用いられている普通コンクリートでも発生するが、近年の主流になっている中流動性や高流動性のコンクリートを打設する場合により顕著に発生しやすい。
【0006】
洗浄ポートから漏出したコンクリートは、作業員が手作業で清掃しなければならず、清掃作業に労力を費やすといった課題がある。また、ロータバルブが設置されているセントルの上部に作業員が移動しなければならず、怪我発生等のリスクの懸念もある。また、清掃のために作業員が他の作業を中断しなければならず、生産性に影響する懸念もある。また、漏出したコンクリートは、産業廃棄物として処理しなければならず、処理費用が嵩むといった課題もある。さらに、廃棄するコンクリートの数量が増えると、工事に使用する生コンクリートの総数量も増加することになり、工費が無駄に嵩んでしまう課題もある。
【0007】
洗浄ポートからのコンクリートの漏出を防止するには、洗浄ポートにシャッターバルブ等の開閉機構を取り付けることも考えられる。しなしながら、シャッターバルブは、構造が大掛かりであり、コストも高いことから現実的ではない。このため、現場においては、簡素な構造で、洗浄ポートからコンクリートが漏出することを防止できる技術の提供が望まれている。
【0008】
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構造で、管体の端部開口から流動体が流出することを効果的に防止することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の流出防止治具は、
管体(30)の端部開口から流動体が流出することを防止する流出防止治具(10)であって、
前記端部に管継手(50)を介して固定可能な固定板部材(15)と、
前記管体(30)の内部に挿入されて前記管体(30)を封止する封止部材(13)と、
前記封止部材(13)を前記固定板部材(15)に支持する支持部材(11)と、を備える
ことを特徴とする。
【0010】
本開示の他の態様の流出防止治具において、
前記支持部材(11)は、雄ねじ部(11B)を有する長ボルト(11)であり、
前記封止部材(13)は、前記長ボルト(11)の一端側に取り付けられており、
前記固定板部材(15)は、前記長ボルト(11)の他端側の前記雄ねじ部(11B)に螺合することにより、前記長ボルト(11)の他端側を保持する第1の雌ねじ部(15E)を備えており、
前記長ボルト(11)又は前記固定板部材(15)を回転させて、前記雄ねじ部(11B)と前記第1の雌ねじ部(15E)との螺合位置を調整することにより、前記封止部材(13)の前記管体(30)内における挿入位置を調整可能に構成されている
ことが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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