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公開番号
2025115628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010188
出願日
2024-01-26
発明の名称
カプセルベッド
出願人
コトブキシーティング株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
E04H
1/12 20060101AFI20250731BHJP(建築物)
要約
【課題】強度を確保するとともに組立が容易なカプセルベッドを提供する。
【解決手段】カプセルベッド1は、互いに同形の矩形形状を有して、水平方向に並ぶ第1パネル片11と第2パネル片12とを少なくとも含み、主面が互いに平行な状態で対向して配置される2枚の側面パネル10と、2枚の側面パネル10を接続する様に張り渡された梁部材と、2枚の側面パネル10間にそれぞれ設けられた、平板状の第1床部材及び第1天井部材と、を備える。第1パネル片11と第2パネル片12は、矩形形状のパネル本体と、パネル本体の周囲を囲う2本の横フレーム16及び2本の縦フレーム17と、をそれぞれ備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに同形の矩形形状を有して、水平方向に並ぶ第1パネル片と第2パネル片とを少なくとも含み、主面が互いに平行な状態で対向して配置される2枚の側面パネルと、
前記2枚の側面パネルを接続する様に、前記2枚の側面パネル間に張り渡された複数の梁部材と、
前記2枚の側面パネルの第1パネル片及び第2パネル片間にそれぞれ設けられた、平板状の第1床部材及び第1天井部材と、
を備え、
前記第1パネル片と前記第2パネル片は、矩形形状のパネル本体と、前記パネル本体の周囲を囲う2本の横フレーム及び2本の縦フレームと、をそれぞれ備え、
前記側面パネルは、
下辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームを略全長に渡って固定する直線状の第1固定部材と、
上辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームを略全長に渡って固定する直線状の第2固定部材と、
を更に備え、
前記第1床部材は、前記2枚の側面パネルそれぞれに固定された前記第1固定部材に、2つの長手方向縁部によって支持され、
前記第1天井部材は、前記2枚の側面パネルそれぞれに固定された前記第2固定部材に、2つの長手方向縁部によって支持される、
カプセルベッド。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のカプセルベッドであって、
前記第1固定部材は、下辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームと接続される接続部と、前記接続部から水平方向に延在し、前記第1床部材の長手方向縁部を支持する長尺のフランジ部を有し、
前記第2固定部材は、上辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームと接続される接続部と、前記接続部から水平方向に延在し、前記第1天井部材の長手方向縁部を支持する長尺のフランジ部を有する、
カプセルベッド。
【請求項3】
請求項1に記載のカプセルベッドであって、
前記側面パネルは、前記第1パネル片及び前記第2パネル片と同形の矩形形状を有し、水平方向に並び、且つ、前記第1パネル片及び前記第2パネル片とそれぞれ鉛直方向に並ぶ第3パネル片と、第4パネル片とをさらに含み、
前記2枚の側面パネルの第3パネル片及び第4パネル片間にそれぞれ設けられた、平板状の第2床部材及び第2天井部材と、
を更に備え、
前記第3パネル片と前記第4パネル片は、矩形形状のパネル本体と、前記パネル本体の周囲を囲う2本の横フレーム及び2本の縦フレームと、をそれぞれ備え、
前記側面パネルは、上辺となる前記第3パネル片の前記横フレーム及び前記第4パネル片の前記横フレームを略全長に渡って固定する直線状の第3固定部材を更に有し、
前記第2固定部材は、上辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレーム、及び下辺となる前記第3パネル片の前記横フレーム及び前記第4パネル片の前記横フレームを略全長に渡って固定し、
前記第2床部材は、前記2枚の側面パネルそれぞれに固定された前記第2固定部材に、2つの長手方向縁部によって支持され、
前記第2天井部材は、前記2枚の側面パネルそれぞれに固定された前記第3固定部材に、2つの長手方向縁部によって支持される、
カプセルベッド。
【請求項4】
請求項3に記載のカプセルベッドであって、
前記第1固定部材は、下辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームを収容する断面コの字状の接続部と、前記接続部の上縁部から屈曲して水平方向に延在し、前記第1床部材の長手方向縁部を支持する長尺のフランジ部を有し、
前記第2固定部材は、上辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレーム、及び下辺となる前記第3パネル片の前記横フレーム及び前記第4パネル片の前記横フレームと接続される接続部と、前記接続部の下縁部から屈曲して水平方向に延在し、前記第1天井部材の長手方向縁部を支持する長尺の下側フランジ部と、前記接続部の上縁部から屈曲して水平方向に延在し、前記第2床部材の長手方向縁部を支持する長尺の上側フランジ部と、を有し、
前記第3固定部材は、上辺となる前記第3パネル片の前記横フレーム及び前記第4パネル片の前記横フレームを収容する断面コの字状の接続部と、前記接続部の下縁部から屈曲して水平方向に延在し、前記第2天井部材の長手方向縁部を支持する長尺のフランジ部を有する、
カプセルベッド。
【請求項5】
請求項4に記載のカプセルベッドであって、
前記第1固定部材は、前記接続部の各上端部から互いに離れるように屈曲して水平方向に延在する2枚の長尺のフランジ部を有し、
前記第3固定部材は、前記接続部の各下端部から互いに離れるように屈曲して水平方向に延在する2枚の長尺のフランジ部を有し、
前記第1固定部材と前記第3固定部材とは、同一部材である、
カプセルベッド。
【請求項6】
請求項3~5のいずれか1項に記載のカプセルベッドであって、
前記複数の梁部材は、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、後側側辺となる前記第1パネル片の前記縦フレームの下端部を接続する第1後側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、前側側辺となる前記第2パネル片の前記縦フレームの下端部を接続する第1前側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、後側側辺となる前記第1パネル片の前記縦フレームの上端部及び前記第3パネル片の前記縦フレームの下端部を接続する第2後側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、前側側辺となる前記第2パネル片の前記縦フレームの上端部及び前記第3パネル片の前記縦フレームの下端部を接続する第2前側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、後側側辺となる前記第3パネル片の前記縦フレームの上端部を接続する第3後側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、前側側辺となる前記第4パネル片の前記縦フレームの上端部を接続する第3前側梁部材と、
を備える、カプセルベッド。
【請求項7】
請求項6に記載のカプセルベッドであって、
前記第1後側梁部材と前記第2後側梁部材との間、及び前記第2後側梁部材と前記第3後側梁部材との間には、ヘッドボードパネルがそれぞれ固定されている、
カプセルベッド。
【請求項8】
請求項1に記載のカプセルベッドであって、
前記第1固定部材は、下辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームを収容する断面コの字状の接続部と、前記接続部の上縁部から屈曲して水平方向に延在し、前記第1床部材の長手方向縁部を支持する長尺のフランジ部を有し、
前記第2固定部材は、上辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームを収容する断面コの字状の接続部と、前記接続部の下縁部から屈曲して水平方向に延在し、前記第1天井部材の長手方向縁部を支持する長尺のフランジ部を有する、
カプセルベッド。
【請求項9】
請求項8に記載のカプセルベッドであって、
前記複数の梁部材は、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、後側側辺となる前記第1パネル片の前記縦フレームの下端部を接続する第1後側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、前側側辺となる前記第2パネル片の前記縦フレームの下端部を接続する第1前側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、後側側辺となる前記第1パネル片の前記縦フレームの上端部を接続する第2後側梁部材と、
前記2枚の側面パネルのそれぞれにおける、前側側辺となる前記第2パネル片の前記縦フレームの上端部を接続する第2後側梁部材と、
を備える、カプセルベッド。
【請求項10】
請求項9に記載のカプセルベッドであって、
前記第1後側梁部材と前記第2後側梁部材との間には、ヘッドボードパネルが固定されている、
カプセルベッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易に組立可能なカプセルベッドに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、カプセルベッドを始めとする種々の個室空間を構成するユニットルームを開示している。このユニットルームは、ルーム四隅の柱材と梁材とで横長直方体形状のルーム骨格を形成し、ルーム骨格に嵌装されたパネル材によって天井部及び床部と壁部が構成される。柱材及び梁材が長手方向に連続する溝部を有する押出部材からなり、天井部及び壁部のパネル材が四周に面方向に沿う突縁部を有し、突縁部が溝部に挿嵌される。これにより、組み立てならびに設置場所への据え付けを少ない労力で極めて能率よく短時間で行え、個室空間の気密性、光遮断性、防音性、断熱性等の面でも優れるものを目指している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-242478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のユニットルームは、押出部材にパネル材を現場で組み上げる必要があるため、現場での組立が困難であり、時間も要する。また、押出部材の溝部へのパネル材の突縁部の挿嵌だけでは強度的に不十分で、複数種類の金具が接続部に用いられている。
【0005】
本発明は、強度を確保するとともに組立が容易なカプセルベッドを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のカプセルベッドは、
互いに同形の矩形形状を有して、水平方向に並ぶ第1パネル片と第2パネル片とを少なくとも含み、主面が互いに平行な状態で対向して配置される2枚の側面パネルと、
前記2枚の側面パネルを接続する様に、前記2枚の側面パネル間に張り渡された複数の梁部材と、
前記2枚の側面パネル間にそれぞれ設けられた、平板状の第1床部材及び第1天井部材と、
を備え、
前記第1パネル片と前記第2パネル片は、矩形形状のパネル本体と、前記パネル本体の周囲を囲う2本の横フレーム及び2本の縦フレームと、をそれぞれ備え、
前記側面パネルは、
下辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームを略全長に渡って固定する直線状の第1固定部材と、
上辺となる前記第1パネル片の前記横フレーム及び前記第2パネル片の前記横フレームを略全長に渡って固定する直線状の第2固定部材と、
を更に備え、
前記第1床部材は、前記2枚の側面パネルそれぞれに固定された前記第1固定部材に、2つの長手方向縁部によって支持され、
前記第1天井部材は、前記2枚の側面パネルそれぞれに固定された前記第2固定部材に、2つの長手方向縁部によって支持される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、側面パネルに横フレームと縦フレームとを有する強度の高いパネル片が用いられ、第1固定部材及び第2固定部材が、各パネル片の横フレームを略全長に渡って固定するため、側面パネルを強度を持たせて簡易に組み立てることができる。また、複数の梁部材が、2枚の側面パネルの起立姿勢を保持し、2枚の側面パネル間の距離を維持できるため、2枚の側面パネルを第1固定部材及び第2固定部材に支持された第1床部材及び第1天井部材によって居住空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係るカプセルベッドの斜視図である。
図2は、図1のII-II線に沿って切断されたカプセルベッドを示す図である。
図3は、カプセルベッドの側面パネルを構成するパネル片の図であり、(a)は平面図、(b)は端面図、(c)はIII-III線に沿った断面図、(d)はIII’-III’線に沿った断面図である。
図4(a)は横フレームの断面図、図4(b)は縦フレームの断面図である。
図5は、横フレーム及び縦フレームをパネル片に取り付ける際の手順を示す図である。
図6は、図2のVI部分の拡大図であり、(a)は下側ライナーの側面パネルへの取り付け前の拡大図、(b)は下側ライナーの側面パネルへの取り付け後の拡大図である。
図7は、図2のVII部分の拡大図であり、(a)は上側ライナーの側面パネルへの取り付け前の拡大図、(b)は上側ライナーの側面パネルへの取り付け後の拡大図である。
図8は、図2のVIII部分の拡大図であり、(a)は中間ライナーの側面パネルへの取り付け前の拡大図、(b)は中間ライナーの側面パネルへの取り付け後の拡大図である。
ヘッドボード側方パネルが取り付けられたカプセルベッドの後側側面図である。
図10は、ヘッドボード側方パネルの取り付け手順を示す図であり、(a)はヘッドボートサイドパネルに固定具、小物入れを取り付ける手順を示す図であり、(b)は(a)の手順後にヘッドボード側方パネルを梁部材に取り付ける手順を示す図であり、(c)は完成状態を示す図である。
図11(a)は、第3前側梁部材に上段ビームパネルを取り付ける手順を示す図であり、図11(b)は、第1前側梁部材に下段ビームパネルを取り付ける手順を示す図である。
図12は、図11の作業の後、梯子を取り付ける手順を示す図であり、(a)は、図11の作業の後、上段ビームパネルに梯子手摺部材の上端を取り付け、下段ビームパネルに梯子手摺部材の下端を取り付ける手順を示す図であり、(b)は、梯子手摺部材の取付け金具に、踏み台を取り付ける手順を示す図である。
図13は、図12(b)のXIII部分の拡大図である。
図14は、第2前側梁部材に中段ビームパネルを取り付ける手順を示す図である。
図15は、中段ビームパネルにデッキを取り付ける手順を示す図であり、(a)は、図14の作業の後、中間ビームパネルにデッキ受け部材を取り付ける手順を示す図であり、(b)はデッキ受け部材にデッキ本体を取り付ける手順を示す図である。
図16は、本発明の変形例に係るカプセルベッドの斜視図である。
図17は、図16の梯子を取り付ける手順を示す図であり、(a)は、上段ビームパネルに上側梯子手摺部材の上端を取り付け、下段ビームパネルに下側梯子手摺部材の下端を取り付ける手順を示す図であり、(b)は、下側梯子手摺部材の取付け金具に、踏み台を取り付ける手順を示す図である。
図18は、図16の最上段の踏み台を取り付ける手順を示す図であり、(a)は、中間ビームパネルに下側梯子手摺部材の取付け金具を取り付ける手順を示す図であり、(b)は下側梯子手摺部材と上側梯子手摺部材の2つの取付け金具に最上段の踏み台を取り付ける手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るカプセルベッド1の斜視図である。カプセルベッド1は、各部材を組み合わせることにより容易に組立が可能であり、人の居住空間を提供することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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