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公開番号2025115776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010417
出願日2024-01-26
発明の名称制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 43/00 20060101AFI20250731BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】アルコールを含む燃料の噴射時期を決定できる制御装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る制御装置は、内燃機関の制御装置である。内燃機関は、本体と、ピストンと、インジェクタと、温度センサと、アルコール濃度センサと、を備えている。本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられている。ピストンは、シリンダ空間内を往復運動している。インジェクタは、燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射する。温度センサは、内燃機関の温度に関連する温度を検出する。アルコール濃度センサは、燃料のアルコール濃度を検出する。制御装置は、温度センサが検出する温度が所定温度より低い、および/または、アルコール濃度センサが検出する燃料のアルコール濃度が所定濃度より高い場合、吸気行程においてピストンが下死点近傍に位置する時期に前記インジェクタに燃料を噴射させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、インジェクタと、温度センサと、アルコール濃度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記温度センサは、前記内燃機関の温度に関連する温度を検出し、
前記アルコール濃度センサは、前記燃料のアルコール濃度を検出し、
前記制御装置は、前記温度センサが検出する温度が所定温度より低い、および/または、前記アルコール濃度センサが検出する前記燃料のアルコール濃度が所定濃度より高い場合、吸気行程において前記ピストンが下死点近傍に位置する時期に前記インジェクタに前記燃料を噴射させる、
制御装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、インジェクタと、温度センサと、アルコール濃度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記温度センサは、前記内燃機関の温度に関連する温度を検出し、
前記アルコール濃度センサは、前記燃料のアルコール濃度を検出し、
前記制御装置は、前記温度センサが検出する温度が所定温度より低い、および、前記燃料のアルコール濃度が所定濃度より高い場合、吸気行程の噴射時期Aに前記インジェクタに前記燃料を噴射させ、
前記制御装置は、前記温度センサが検出する温度が所定温度より低い、および、前記燃料のアルコール濃度が所定濃度より低い場合、前記吸気行程の噴射時期Bに前記インジェクタに前記燃料を噴射させ、
前記吸気行程において前記ピストンが下死点に位置する時期と前記噴射時期Aとの間隔は、前記吸気行程において前記ピストンが下死点に位置する時期と前記噴射時期Bとの間隔より短い、
制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の制御装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の燃料噴射制御装置および特許文献2に記載の内燃機関が知られている。特許文献1に記載の燃料噴射制御装置および特許文献2に記載の内燃機関では、燃料としてアルコール混合燃料が燃焼室に直接に噴射される。
【0003】
特許文献1に記載の燃料噴射制御装置および特許文献2に記載の内燃機関では、燃料のアルコール濃度が高い場合には、インジェクタは、吸気行程におけるピストンの下死点より前の時期に燃料を噴射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-255907号公報
特開2009-047055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、吸気行程におけるピストンの下死点より前の時期では、燃焼室の体積およびシリンダ空間の体積が小さい。このような時期にインジェクタが燃料を噴射すると、燃料がピストンヘッドやシリンダブロックの内面に付着しやすい。アルコールを含む燃料は、気化しにくいので、ピストンリングを通過してピストンの下の空間に到達する。その結果、エンジンオイルが燃料により希釈される。
【0006】
そこで、本発明の目的は、エンジンオイルが燃料により希釈されることを抑制できる制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1側面は、
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、インジェクタと、温度センサと、アルコール濃度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記温度センサは、前記内燃機関の温度に関連する温度を検出し、
前記アルコール濃度センサは、前記燃料のアルコール濃度を検出し、
前記制御装置は、前記温度センサが検出する温度が所定温度より低い、および/または、前記アルコール濃度センサが検出する前記燃料のアルコール濃度が所定濃度より高い場合、吸気行程において前記ピストンが下死点近傍に位置する時期に前記インジェクタに前記燃料を噴射させる、
制御装置である。
【0008】
本発明の第2側面は、
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、インジェクタと、温度センサと、アルコール濃度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記温度センサは、前記内燃機関の温度に関連する温度を検出し、
前記アルコール濃度センサは、前記燃料のアルコール濃度を検出し、
前記制御装置は、前記温度センサが検出する温度が所定温度より低い、および、前記燃料のアルコール濃度が所定濃度より高い場合、吸気行程の噴射時期Aに前記インジェクタに前記燃料を噴射させ、
前記制御装置は、前記温度センサが検出する温度が所定温度より低い、および、前記燃料のアルコール濃度が所定濃度より低い場合、前記吸気行程の噴射時期Bに前記インジェクタに前記燃料を噴射させ、
前記吸気行程において前記ピストンが下死点に位置する時期と前記噴射時期Aとの間隔は、前記吸気行程において前記ピストンが下死点に位置する時期と前記噴射時期Bとの間隔より短い、
制御装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、エンジンオイルが燃料により希釈されることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、内燃機関10の概略図である。
図2は、水温と、噴射回数、噴射時期および噴射割合との関係を示した表である。
図3は、水温と、噴射回数、噴射時期および噴射割合との関係を示した表である。
図4は、内燃機関10の始動直後におけるA/Fと時間との関係を示したグラフである。
図5は、内燃機関10の動作が安定した後におけるA/Fと時間との関係を示したグラフである。
図6は、水温が-5°~5°におけるA/Fの改善率と水温との関係を示したグラフである。
図7は、水温が5°~35°におけるA/Fの改善率と水温との関係を示したグラフである。
図8は、制御装置100が実行するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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