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公開番号
2025117180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011904
出願日
2024-01-30
発明の名称
電動車両制御装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250804BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】部品の過電圧破壊を効果的に回避することができ、制御装置の小型化及び低コスト化を可能にする。
【解決手段】この電動車両制御装置は、バッテリの電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧コンバータと、昇圧電圧を交流電圧に変換するインバータと、交流電圧を印加されて駆動する駆動モータと、昇圧コンバータとバッテリとの間の接続/切断を切り替えるリレー回路とを備える電動車両を制御する。故障検知部は、昇圧コンバータの故障を検知する。回転数検知部は、駆動モータの回転数を検知する。制御部は、故障検知部、及び回転数検知部により、駆動モータの回転数が所定値以上のときに昇圧コンバータの故障が検知された場合において、バッテリの充電電圧が閾値に達するまではリレー回路の接続状態を維持し、バッテリの充電電圧が閾値を超えると判断した場合にリレー回路を遮断状態に切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリの電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧コンバータと、前記昇圧電圧を交流電圧に変換するインバータと、前記交流電圧を印加されて駆動する駆動モータと、前記昇圧コンバータと前記バッテリとの間の接続/切断を切り替えるリレー回路とを備える電動車両を制御する電動車両制御装置において、
前記昇圧コンバータの故障を検知する故障検知部と、
前記駆動モータの回転数を検知する回転数検知部と、
前記故障検知部、及び前記回転数検知部により、前記駆動モータの回転数が所定値以上のときに前記昇圧コンバータの故障が検知された場合において、前記バッテリの充電電圧が閾値に達するまでは前記リレー回路の接続状態を維持し、前記バッテリの充電電圧が前記閾値を超えると判断した場合に前記リレー回路を遮断状態に切り替える制御部と
を備えることを特徴とする電動車両制御装置。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記リレー回路が遮断状態に切り替わった後、前記昇圧コンバータの入力側の電圧が所定値に達してからの経過時間を計測する経過時間計測部を更に備え、
前記制御部は、前記経過時間が所定時間以上となったときに、前記インバータに対し三相ショート制御を実行する、請求項1に記載の電動車両制御装置。
【請求項3】
前記故障検知部が前記昇圧コンバータの故障を検知した場合、その旨を前記電動車両のドライバに報知する報知部を更に備える、請求項1に記載の電動車両制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記三相ショート制御を、パルス幅変調により断続的に実行する、請求項2に記載の電動車両制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド自動車等の電動車両を制御する電動車両制御装置は、バッテリの電圧を昇圧する昇圧コンバータや、昇圧電圧を交流電圧に変換するインバータなどを備えていて、駆動モータへの供給電力を制御するよう構成されている。このような制御装置において、車両の減速時において駆動モータで逆起電力が発生し、バッテリ側に回生されることがある。このような逆起電力に基づくバッテリや電子部品の故障を防止するため、リレー回路を遮断したり、インバータの動作を停止したりなどのフェイルセーフ制御を実行する技術が知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。
【0003】
リレー回路が遮断されると、バッテリは過充電から保護されるが、バッテリ以外の他の部品に過大な電圧が印加され、過電圧破壊に至る場合がある。したがって、リレー回路の遮断時において、これら他の部品の過電圧破壊を回避するような制御が求められる。そのような制御が的確に行われれば、部品として低耐電圧部品を採用することが可能になり、制御装置の小型化及び低コスト化が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-76768号公報
国際公開第2016/076429号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、部品の過電圧破壊を効果的に回避することができ、制御装置の小型化及び低コスト化を可能にする電動車両制御装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電動車両制御装置は、バッテリの電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧コンバータと、前記昇圧電圧を交流電圧に変換するインバータと、前記交流電圧を印加されて駆動する駆動モータと、前記昇圧コンバータと前記バッテリとの間の接続/切断を切り替えるリレー回路とを備える電動車両を制御する電動車両制御装置である。故障検知部は、前記昇圧コンバータの故障を検知する。回転数検知部は、前記駆動モータの回転数を検知する。制御部は、前記故障検知部、及び前記回転数検知部により、前記駆動モータの回転数が所定値以上のときに前記昇圧コンバータの故障が検知された場合において、前記バッテリの充電電圧が閾値に達するまでは前記リレー回路の接続状態を維持し、前記バッテリの充電電圧が前記閾値を超えると判断した場合に前記リレー回路を遮断状態に切り替える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、部品の過電圧破壊を効果的に回避することができ、制御装置の小型化及び低コスト化を可能にする電動車両制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る電動車両制御システム1の全体構成を示す概略図である。
PCU15の構成の詳細を説明する回路図である。
第1の実施形態のハイブリッド車両制御システム1の動作を示すタイミングチャートである。
第1の実施形態のハイブリッド車両制御システム1の動作を示すフローチャートである。
第2の実施形態のハイブリッド車両制御システム1の動作を示すフローチャートである。
第2の実施の形態のハイブリッド車両制御システム1で実施される三相ショート制御を説明する。
比較例のハイブリッド車両制御システムの動作を示すタイミングチャートである。
比較例のハイブリッド車両制御システムの動作を示すグラフである。
比較例のハイブリッド車両制御システムの動作を示すグラフである。
比較例のハイブリッド車両制御システムの動作を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本実施形態について説明する。添付図面は本開示の原理に則った実施形態と実装例を示しているが、これらは本開示の理解のためのものであり、決して本開示を限定的に解釈するために用いられるものではない。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味においても限定するものではない。
【0010】
本実施形態では、当業者が本開示を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本開示の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
(【0011】以降は省略されています)
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