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公開番号2025115894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010600
出願日2024-01-26
発明の名称芳香族系化合物が導入されたポリアリルアミン
出願人日東紡績株式会社,国立大学法人大阪大学
代理人個人,個人,個人
主分類C08F 8/00 20060101AFI20250731BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】二酸化炭素の吸収又は脱着剤として適用可能な、新規ポリアリルアミン誘導体を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)で表される繰返し単位を有する、ポリアリルアミン。

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[式中、nは1～5の数、Rはそれぞれ独立にハロゲン原子、又は水酸基、をそれぞれ示す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記一般式（１）で表される繰返し単位を有する、ポリアリルアミン。
TIFF
2025115894000009.tif
47
149
［式中、ｎは１～５の数、Ｒはそれぞれ独立にハロゲン原子、又は水酸基、をそれぞれ示す。］
続きを表示（約 310 文字）【請求項２】
前記ハロゲン原子は、フッ素原子である、請求項１に記載のポリアリルアミン。
【請求項３】
前記一般式（１）で表される繰返し単位は、４－フルオロベンズアミド骨格、４－ヒドロキシベンズアミド骨格、２，３，５，６－テトラフルオロベンズアミド骨格、ペンタフルオロベンズアミド骨格、及び２，３，５，６－テトラフルオロ－４－ヒドロキシベンズアミド骨格からなる群から選ばれる骨格を有する、請求項１に記載のポリアリルアミン。
【請求項４】
前記式（１）で表される繰返し単位数は、全繰返し単位数を基準として１０～９５％である、請求項１～３のいずれか１項に記載のポリアリルアミン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、芳香族系化合物が導入されたポリアリルアミンに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
アミン化合物を二酸化炭素の吸収剤、脱着剤等として用いることが検討されている。例えば、特許文献１には、単分散球状アミノメチル化重合体に気体を吸着、特に酸性気体を吸着させる方法が記載されている。また、特許文献２には、ポリアリルベンズアミド－グラフェンヒドロゲルの製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００２－５２３４０号公報
中国特許出願公開第２０１９１０７６０５９４号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１及び２に記載されたような従来のアミン化合物は、二酸化炭素の吸収又は脱着の能力について改善の余地があった。そこで、本発明の目的は、二酸化炭素の吸収又は脱着剤として適用可能な、新規ポリアリルアミン誘導体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、以下の［１］～［４］に記載のポリアリルアミンを提供する。
【０００６】
［１］下記一般式（１）で表される繰返し単位を有する、ポリアリルアミン。なお、一般式（１）中、ｎは１～５の数、Ｒはそれぞれ独立にハロゲン原子、又は水酸基、をそれぞれ示す。
【０００７】
TIFF
2025115894000001.tif
47
149
【０００８】
なお、一般式（１）において、－（Ｒ）
ｎ
は、ｎ個のＲがベンゼン環と結合していることを意味する。
【０００９】
上記ポリアリルアミンは、二酸化炭素の吸収又は脱着剤として用いることができる。上記ポリアリルアミンは、二酸化炭素の吸収容量が十分に大きい。後述する二酸化炭素の吸収容量の評価で求められる二酸化炭素の吸収容量は、３－アミノプロピレン繰返し単位のみからなるポリアリルアミンと比較して、例えば、９～１７倍程度であり得る。
【００１０】
また、モノエタノールアミン等の低分子のアミン化合物を用いた二酸化炭素の吸収剤等は、低分子のアミン化合物の揮発により悪臭を呈し得るが、本発明の提供するポリアリルアミンはポリマーであるため、悪臭が低減され得る。
（【００１１】以降は省略されています）

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