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公開番号2025115941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024203803
出願日2024-11-22
発明の名称用紙給送装置および用紙給送方法
出願人株式会社ホリゾン
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 3/48 20060101AFI20250731BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】用紙の給送速度を高めつつ用紙スタックに積載される用紙を1枚ずつ確実に分離して給送する。
【解決手段】用紙スタックStを積載する積載部と、用紙スタックStの最上位の用紙Sの表面に接触して用紙Sを給送方向FDに給送する給送部20と、複数の用紙Sに空気を噴射して高さ方向HDに分離する第1分離機構30と、を備え、第1分離機構30は、用紙スタックStの最上位の用紙Sの給送方向FDの下流側の端部を含む第1領域R1に空気を噴射する第1噴射部31と、用紙スタックStの第1領域R1よりも高さ方向HDの下方の第2領域R2に空気を噴射する第2噴射部32と、を有し、第1噴射部31は、第1領域R1に向けた第1噴射方向を変動させるように空気を噴射し、第2噴射部32は、第2領域R2に向けた第2噴射方向であって第1噴射方向とは独立して設定される方向に空気を噴射する用紙給送装置100を提供する。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
複数の用紙を含む用紙スタックを積載する積載部と、
前記用紙スタックの最上位の前記用紙の表面に接触して前記用紙を給送方向に給送する給送部と、
前記用紙スタックの最上位の前記用紙を含む複数の前記用紙に空気を噴射して高さ方向に分離する第1分離機構と、を備え、
前記第1分離機構は、
前記用紙スタックの最上位の前記用紙の前記給送方向の下流側の端部を含む第1領域に空気を噴射する第1噴射部と、
前記用紙スタックの前記第1領域よりも前記高さ方向の下方の第2領域に空気を噴射する第2噴射部と、を有し、
前記第1噴射部は、前記第1領域に向けた第1噴射方向を変動させるように空気を噴射し、
前記第2噴射部は、前記第2領域に向けた第2噴射方向であって前記第1噴射方向とは独立して設定される方向に空気を噴射する用紙給送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2噴射部は、前記第2噴射方向を一定方向に固定して空気を噴射する請求項1に記載の用紙給送装置。
【請求項3】
前記第1噴射部は、前記第1噴射方向を前記高さ方向に往復動させるように空気を噴射し、
前記第2噴射部は、前記第2噴射方向を前記高さ方向に往復動させるように空気を噴射し、
前記第1噴射部の先端の前記高さ方向における第1移動方向は、前記第2噴射部の先端の前記高さ方向における第2移動方向の逆方向に設定されている請求項1に記載の用紙給送装置。
【請求項4】
前記第1分離機構は、前記給送部により給送される前記用紙の前記給送方向に直交する幅方向に沿った複数の位置に配置されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の用紙給送装置。
【請求項5】
一対の前記第1分離機構は、前記用紙スタックの前記幅方向の中心位置に対して対称な位置に配置されている請求項4に記載の用紙給送装置。
【請求項6】
前記用紙スタックの最上位の前記用紙を含む複数の前記用紙に空気を噴射して前記高さ方向に分離する第2分離機構を備え、
前記第2分離機構は、前記第1分離機構よりも前記中心位置から遠い位置に配置されている請求項5に記載の用紙給送装置。
【請求項7】
前記第1分離機構は、
空気が供給される空気供給路と、
前記空気供給路から供給される空気を前記高さ方向の所定位置で前記第1噴射部と前記第2噴射部とに仕切る仕切板と、
前記第1噴射部に導かれる空気の流通方向を前記高さ方向に変動させる偏向板と、を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の用紙給送装置。
【請求項8】
前記給送部は、
駆動ローラと、
従動ローラと、
前記駆動ローラおよび前記従動ローラに掛けまわされるとともに吸引穴が形成された給送ベルトと、
前記用紙スタックと対向する位置を通過する前記給送ベルトに形成された前記吸引穴から空気を吸引する吸引部と、を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の用紙給送装置。
【請求項9】
前記第1噴射部は、前記用紙を平面視した場合に、前記用紙の前記給送方向の下流側の端部に配置される辺に対して、前記給送方向の反対方向に空気を噴射する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の用紙給送装置。
【請求項10】
前記第1噴射部は、前記用紙を平面視した場合に、前記用紙の前記給送方向と平行に配置される辺に対して、前記給送方向と交差する方向に向けて空気を噴射する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の用紙給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙給送装置および用紙給送方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トレイに積載される用紙スタックから用紙を1枚ずつ分離して給送する用紙給送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される用紙給送装置は、用紙スタックに積載された用紙の端面に空気流を吹き付けて用紙間に隙間を形成し、空気流で浮き上がって分離された最上位の1枚の用紙を給送する。特許文献1では、用紙スタックに向けて空気流を噴射する噴射ノズルを用紙スタックの積載方向に変位させることで、空気流によって用紙の先端部が暴れるようなトラブルを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-224505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように用紙スタックに向けて空気流を噴射する噴射ノズルを用紙スタックの積載方向に変位させる場合、空気流の噴射方向が積載方向において最も低い位置に向けた方向となる際に、空気流により用紙が積載方向の下方側に向けて押圧される。空気流により用紙が積載方向の下方側に向けて押圧されると、押圧された用紙から最上位の用紙までの積載方向の距離が長くなり、その後に押圧された用紙が最上位の用紙の位置まで移動するのに要する時間が長くなってしまう。
【0005】
そのため、用紙の給送速度を高くしすぎると用紙が最上位の位置に存在しない状態となり、適切な用紙の給送を行うことができない。適切な用紙の給送を行うためには、用紙の給送速度を低く設定する必要があるため、用紙の給送速度の性能を十分に高めることができない。
【0006】
本発明は以上に鑑みてなされたものであり、用紙の給送速度を高めつつ用紙スタックに積載される用紙を1枚ずつ確実に分離して給送することが可能な用紙給送装置および用紙給送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様に係る用紙給送装置は、複数の用紙を含む用紙スタックを積載する積載部と、前記用紙スタックの最上位の前記用紙の表面に接触して前記用紙を給送方向に給送する給送部と、前記用紙スタックの最上位の前記用紙を含む複数の前記用紙に空気を噴射して高さ方向に分離する第1分離機構と、を備え、前記第1分離機構は、前記用紙スタックの最上位の前記用紙の前記給送方向の下流側の端部を含む第1領域に空気を噴射する第1噴射部と、前記用紙スタックの前記第1領域よりも前記高さ方向の下方の第2領域に空気を噴射する第2噴射部と、を有し、前記第1噴射部は、前記第1領域に向けた第1噴射方向を変動させるように空気を噴射し、前記第2噴射部は、前記第2領域に向けた第2噴射方向であって第1噴射方向とは独立して設定される方向に空気を噴射する。
【0008】
本発明の第1態様に係る用紙給送装置によれば、用紙スタックの最上位の用紙を含む複数の用紙は、第1分離機構から噴射される空気により高さ方向に分離される。第1噴射部から用紙スタックの第1領域に噴射される空気の第1噴射方向が変動するため、用紙スタックの第1領域において隣接する用紙同士が分離しにくい状態であっても、これらの用紙の間に確実に空気を導いて高さ方向に分離することができる。
【0009】
また、本発明の第1態様に係る用紙給送装置によれば、第2噴射部から用紙スタックの第2領域に噴射される空気の第2噴射方向が第1噴射方向とは独立して設定される。そのため、第1噴射部から噴射される空気により用紙が高さ方向の下方側に向けて押圧される状態であっても、第2噴射部から噴射される空気により用紙が第1領域に向けて押し上げられる。これにより、第1噴射部から噴射される空気により用紙が高さ方向の下方側に向けて過度に押圧されて押圧された用紙から最上位の用紙までの高さ方向の距離が長くなることが防止され、押圧された用紙が最上位の用紙の位置まで移動するのに要する時間が短縮される。よって、用紙の給送速度を高めつつ用紙スタックに積載される用紙を1枚ずつ確実に分離して給送することができる。
【0010】
本発明の第2態様に係る用紙給送装置は、第1態様において、前記第2噴射部が、前記第2噴射方向を一定方向に固定して空気を噴射する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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