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公開番号2025116107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025088955,2024230710
出願日2025-05-28,2020-11-20
発明の名称MCL1阻害剤を調製するためのプロセス及び中間体
出願人ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
代理人個人,個人
主分類C07D 513/04 20060101AFI20250731BHJP(有機化学)
要約【課題】 疾患を処置する方法を提供すること
【解決手段】 本開示は、MCL1阻害剤又はその塩、ならびに関連する鍵となるところの中間体を調製する方法を提供するものである。本開示は、癌の治療において使用するための、MCL1を阻害する特定の化合物を合成するための方法及び中間体に関するものである。本開示は、上に示した通りの式(A)による化合物を作製するための方法を提供するものである。いくつかの実施形態では、本開示は、式(I)による化合物を提供するものである。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
中間体化合物の好ましい特性


発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年11月26日に出願された米国特許仮出願第62/940,387号の利益を主張するものである。出願の内容全体は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,600 文字)【0002】
(発明の分野)
本開示は、癌の治療において使用するための、MCL1を阻害する特定の化合物を合成するための方法及び中間体に関する。
【背景技術】
【0003】
アポトーシス(プログラム細胞死)は、望ましくない又は場合により危険な細胞を生物から排除するためのプロセスである。アポトーシスの回避は、腫瘍の発達及び持続的成長にとって重要である。骨髄細胞白血病1タンパク質(MCL1)は、タンパク質のBcl-2ファミリーの抗アポトーシス性のメンバーである。MCL1は、多くの癌で過剰発現する。MCL1の過剰発現は、癌細胞がアポトーシスを受けるのを阻止する。MCL1阻害剤を使用して癌を治療できることが研究によって示されている。MCL1を阻害する化合物が開示されているが、生産規模でこのような化合物を調製するための合成方法が依然として必要とされている。
【0004】
国際出願第PCT/US2019/032053号(国際公開第2019/222112号)には、MCL1阻害剤として有用な新規化合物が開示されている。この特許公開には、式(A)による化合物、
JPEG
2025116107000001.jpg
47
123
及びその薬学的に許容される塩が、MCL1の阻害剤として有効であり、癌の治療において有用であることが開示されている。
【0005】
現在、式Iの化合物及びその塩を調製するために使用することができる合成方法及び中間体が必要とされている。また、式Iの化合物及びその塩を調製するために使用することができる中間化合物を調製するための方法も必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、上に示した通りの式(A)による化合物を作製するための方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、式(I)による化合物、
JPEG
2025116107000002.jpg
48
123
(式中、
JPEG
2025116107000003.jpg
4
123
は、単結合又は二重結合であり;

12
は、水素又は-C(O)R

であり;


は、C
1~6
アルキル、C
1~6
ハロアルキル、C
2~6
アルケニル、C
2~6
アルキニル、C
3~10
シクロアルキル、C
6~10
アリール、3~12員ヘテロシクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、-OR

、又は-NR



であり、当該C
1~6
アルキル、C
1~6
ハロアルキル、C
2~6
アルキニル、C
3~10
シクロアルキル、C
6~10
アリール、3~12員ヘテロシクロアルキル、及び5~10員ヘテロアリールは、任意選択で1~5個のR
10
基で置換され;


は、水素、C
1~6
アルキル、C
1~6
ハロアルキル、C
3~10
シクロアルキル、又は3~12員ヘテロシクロアルキルであり、当該C
1~6
アルキル、C
1~6
ハロアルキル、C
3~10
シクロアルキル、及び3~12員ヘテロシクロアルキルは、任意選択で1~5個のR
10
基で置換され;


は、水素、C
1~6
アルキル、-OR

、C
1~6
ハロアルキル、C
3~10
シクロアルキル、3~12員ヘテロシクロアルキル、-C(O)R

、又は-CNであり、当該C
1~6
アルキル、C
1~6
ハロアルキル、C
3~10
シクロアルキル、及び3~12員ヘテロシクロアルキルは、任意選択で1~5個のR
10
基で置換され;


は、水素であり;


は、C
1~6
アルキル、-(CH

CH

【0007】
特定の実施形態では、本開示は、化合物1を作製する方法を提供する:
JPEG
2025116107000005.jpg
50
123
【0008】
式A(並びに式I及びI(a))の化合物は、各々が4つの重要な合成結合(点線)のうちの1つによって分離されている、以下に示す通りの4つの機能領域に概略的に分割することができる。
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2025116107000006.jpg
140
123
【0009】
したがって、式A(並びに式I及びI(a))の化合物は、4つの主要サブ部分を含有すると考えることができる:四環式コア(TC)、具体的には6’-置換-3,4-ジヒドロ-2H,2’H,4H-5λ

-スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼパン-3,1’-ナフテネレン-7-アシル部分;二置換シクロブタン部分(CB);多置換スルホンイミダミド部分(SNO);及びsn N-結合側鎖(SC)。
【0010】
この構造では、TC及びCB部分は、単一のN-Cアルキルアミン結合(1と付番)によって接続され、TC及びSNO部分は、単一のN-Cアシルアミド結合(2と付番)によって接続され、CB及びSNO部分は、C-Cアルキル又はC=Cアルケニル結合(3と付番)によって接続され、SC及びSNO部分は、R
12
のアイデンティティに応じて、N-H又はN-C単結合(4と付番)によって接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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