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公開番号2025116633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011158
出願日2024-01-29
発明の名称グルタミン酸またはそのナトリウム塩を含む、タイトジャンクション形成促進剤
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/44 20060101AFI20250801BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は新規のタイトジャンクション形成促進剤の提供を目的とする。
【解決手段】本発明はグルタミン酸またはそのナトリウム塩を含む、タイトジャンクション形成促進剤を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
グルタミン酸またはそのナトリウム塩を含む、タイトジャンクション形成促進剤。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
表皮のタイトジャンクション形成を促進する、請求項1に記載のタイトジャンクション形成促進剤。
【請求項3】
表皮のバリア機能を改善する、請求項1に記載のタイトジャンクション形成促進剤。
【請求項4】
細胞のクロ―ディン発現促進を介してタイトジャンクションを形成促進する、請求項1に記載のタイトジャンクション形成促進剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイトジャンクション形成促進剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
皮膚、特に表皮には、バリア機能を有することが知られている。バリア機能とは、生体内からの過度な水分蒸散や、体外からの細菌等の異物の侵入を防ぐ機能である。このようなバリア機能の低下は、肌荒れや皮膚炎(乾皮症やアトピー性皮膚炎)の原因となるとも考えられている。
【0003】
表皮は、皮膚の最も外側にある膜で、厚みは約0.1~0.2mmである。表皮の基底層において、常に新たな細胞(角化細胞)が生まれている。その角化細胞は、分化しながら、有棘層、顆粒層、角層を経て角質細胞となり、最後に垢となってはがれ落ちる。これをターンオーバーと呼ぶ。表皮では、1か月程度の周期でターンオーバーが繰り返されている。
【0004】
ターンオーバーの過程で、ケラチン線維を主成分とし、角質細胞を包むコーニファイドエンベロープ(cornified envelope;角質肥厚膜、以下CE)が形成される。CEは、角化細胞の分化にしたがって、該細胞において産生される複数のCE前駆体タンパク質が、酵素トランスグルタミナーゼにより架橋され、不溶化して形成されるものである。このようなCEは、健康な角層の働きに必要不可欠である。すなわち、CEの形成および成熟化は、皮膚バリア機能向上に重要な役割を果たしている。
【0005】
また、表皮を通過する液体や物質は、細胞膜上の輸送タンパク質を介する細胞間経路(transcellular pathway)と、細胞間隙を介する細胞間隙経路(paracellular pathway)の2つの経路を通ることが知られている。
【0006】
タイトジャンクションは、顆粒層にある細胞シートにおいて、細胞間をシールする細胞間接着機構(細胞間結合の一つ)である。すなわちタイトジャンクションは、細胞間隙経路において液体や物質の輸送を制御している。
タイトジャンクションは、表皮の生理機能に応じて多様な皮膚バリア機能を有している。また、タイトジャンクションの皮膚バリア機能は、細胞間隙経路の透過性であるとも言える。
【0007】
皮膚バリア機能改善に有効なタイトジャンクション形成促進剤としては、例えばサボテン科ウチワサボテン属に属する植物の果実から得られるカクタスフルーツ果実抽出物(特許文献1)、キンコウボク抽出物、アクテオシド、イソアクテオシド(特許文献2)、各種セラミド類(特許文献3)などが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2012-121871
特開2023-110910
特開2023-158912
【非特許文献】
【0009】
Wang et al., J Nutr. 2015, 145(1)、25-31
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は新規のタイトジャンクション形成促進剤の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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