TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025116713
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011309
出願日
2024-01-29
発明の名称
生体情報測定装置
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A61B
5/256 20210101AFI20250801BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】被験者の頭部に対する電極部の接触位置を安定させる。
【解決手段】被験者が耳に装着する生体情報測定部を少なくとも1つ備え、生体情報を測定する生体情報測定装置において、前記生体情報測定部は、被験者の耳に装着する際に、被験者の耳と頭部に挟まれた耳の付け根に引っ掛ける鉤状の引っ掛け部と、前記引っ掛け部に設けられ、前記生体情報測定装置を被験者の耳に装着した際に、前記耳の付け根の頭部側に接触する位置に配置され、生体情報測定に供する電位を計測する電極部と、前記引っ掛け部を挟んで前記電極部とは反対側の面に形成され、伸縮性の紐を引っ掛けることが可能な溝部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被験者が耳に装着する生体情報測定部を少なくとも1つ備え、生体情報を測定する生体情報測定装置において、
前記生体情報測定部は、
被験者の耳に装着する際に、被験者の耳と頭部に挟まれた耳の付け根に引っ掛ける鉤状の引っ掛け部と、
前記引っ掛け部に設けられ、前記生体情報測定装置を被験者の耳に装着した際に、前記耳の付け根の頭部側に接触する位置に配置され、生体情報測定に供する電位を計測する電極部と、
前記引っ掛け部を挟んで前記電極部とは反対側の面に形成され、伸縮性の紐を引っ掛けることが可能な溝部と、
を備えることを特徴とする生体情報測定装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記生体情報測定部は、
前記引っ掛け部に設けられ、前記生体情報測定装置を被験者の耳に装着した際に、前記耳の付け根の耳側に近い側に接触する位置に配置され、生体情報測定に供する電位を計測する第2の電極部と、
前記引っ掛け部を挟んで前記第2の電極部とは反対側の面に形成され、前記紐を引っ掛けることが可能な第2の溝部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
【請求項3】
前記第2の電極部は、被験者の耳の耳甲介艇における頭部に近い側に接する位置に配置される、
ことを特徴とする請求項2に記載の生体情報測定装置。
【請求項4】
前記生体情報測定部は、
前記生体情報測定装置を被験者の耳に装着した際に、前記電極部よりも下側であって、前記耳の付け根の頭部側に接触する位置に配置され、生体情報測定に供する電位を計測する第3の電極部と、
前記引っ掛け部を挟んで前記第3の電極部とは反対側の面に形成され、前記紐を引っ掛けることが可能な第3の溝部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
【請求項5】
前記第3の電極部は、乳様突起に接する位置に配置される、
ことを特徴とする請求項4に記載の生体情報測定装置。
【請求項6】
前記溝部の断面形状は、前記紐が嵌まり込む鋭角の溝形状である、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
【請求項7】
前記第3の溝部の断面形状は、前記紐が嵌まり込む鋭角の溝形状である、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の生体情報測定装置。
【請求項8】
前記第2の溝部は、前記溝部と連続する構造である、
ことを特徴とする請求項2または3に記載の生体情報測定装置。
【請求項9】
前記第3の溝部は、前記溝部と連続する構造である、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の生体情報測定装置。
【請求項10】
前記電極部は、前記紐を前記溝部に引っ掛けた際における当該紐の収縮する力により、前記耳の付け根の頭部側方向に押しつけられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報測定装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、日常的に生体情報を測定し、得られた情報から被験者の健康状態やストレスの指標として利用することが実用化されてきている。生体情報としては、心拍、脈波、脳波などがある。
【0003】
例えば、脳波は、脳内の脳神経電流に起因して頭部の表面に生じる電位を計測することによって得られる。一般的には、頭部近傍における電位を計測するための電極と、基準電位を計測するための電極と、の間に生じる電位差に基づいて、頭部の表面に生じる電位を計測する。近年、被験者が頭部に装着して脳波活動をモニタリングできるウェアラブルの脳波測定デバイスが開発され、様々な応用分野で使用されている。
【0004】
一般に、脳波はμVオーダーの微弱な電位を測定することで得られるため、電極と人体間の接触インピーダンスが安定している必要がある。研究用や医療用の脳波計では、皮膚や頭皮に確実に接触して信号の品質を向上させるために、導電性ゲルを用いたウェット電極が使用される。一方、日常的に脳波を測定するウェアラブル脳波計では、装着の簡便化のために導電性ゲルを用いないドライ電極を使用することが好ましい。ドライ電極は簡便であるが、電極と人体との接触が安定するように電極を装着させることに課題がある。
【0005】
そこで、特許文献1には、脳波を測定する目的で被験者の耳に引っ掛ける部分に電極部が配置された脳波測定装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術のように被験者の耳に引っ掛ける部分に配置された電極部を被験者の耳に接触させる構成によれば、耳の形状に個人差があるため、単一の形状の引っ掛け部分に配置された電極部と被験者の頭部との接触位置を安定させることが難しいという課題がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被験者の頭部に対する電極部の接触位置を安定させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被験者が耳に装着する生体情報測定部を少なくとも1つ備え、生体情報を測定する生体情報測定装置において、前記生体情報測定部は、被験者の耳に装着する際に、被験者の耳と頭部に挟まれた耳の付け根に引っ掛ける鉤状の引っ掛け部と、前記引っ掛け部に設けられ、前記生体情報測定装置を被験者の耳に装着した際に、前記耳の付け根の頭部側に接触する位置に配置され、生体情報測定に供する電位を計測する電極部と、前記引っ掛け部を挟んで前記電極部とは反対側の面に形成され、伸縮性の紐を引っ掛けることが可能な溝部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、被験者の頭部に対する電極部の接触位置を安定させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の実施の形態にかかる脳波測定装置を例示的に示す図である。
図2は、脳波測定部の構成を示す図である。
図3は、溝部の断面形状を示す図である。
図4は、第2の実施の形態にかかる脳波測定装置を例示的に示す図である。
図5は、脳波測定部の構成を示す図である。
図6は、耳甲介艇の位置を示す図である。
図7は、脳波測定装置の変形例を示す図である。
図8は、脳波測定部の構成を示す図である。
図9は、第3の実施の形態にかかる脳波測定装置を例示的に示す図である。
図10は、脳波測定部の構成を示す図である。
図11は、乳様突起の位置を示す図である。
図12は、脳波測定装置の変形例を示す図である。
図13は、脳波測定部の構成を示す図である。
図14は、第4の実施の形態にかかるモニタシステムの概要を示す概念図である。
図15は、脳波測定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図16は、生体モニタ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図17は、生体モニタ装置のシステム構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社リコー
画像形成装置
1日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
8日前
株式会社リコー
生体情報測定装置
1日前
株式会社リコー
印刷装置及び印刷方法
5日前
株式会社リコー
炭素繊維含有樹脂組成物
5日前
株式会社リコー
電源装置及び画像形成装置
10日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
検査装置および液体吐出装置
9日前
株式会社リコー
媒体供給装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像読取装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
シート搬送装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
押圧ローラ、及び、画像形成装置
9日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置、画像形成装置
11日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置、画像形成装置
2日前
株式会社リコー
画像処理装置、および画像処理方法
1か月前
株式会社リコー
液付与システム及び排気量制御方法
9日前
株式会社リコー
画像読取装置、プログラム、案内方法
18日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
シート給送装置、及び、画像形成装置
4日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
シート処理装置及び画像形成システム
8日前
株式会社リコー
投光装置、投受光装置及び測距システム
5日前
株式会社リコー
機器、プログラム更新方法、プログラム
9日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
5日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
5日前
株式会社リコー
画像形成方法、及び電子部品の製造方法
4日前
株式会社リコー
廃トナー回収装置、及び、画像形成装置
9日前
株式会社リコー
表示装置、操作制限方法、及びプログラム
1日前
株式会社リコー
情報処理システム、出力方法、プログラム
4日前
株式会社リコー
画像形成装置及び転写残トナーの回収方法
2日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
5日前
株式会社リコー
給排気装置、給排気システム及び給排気方法
4日前
株式会社リコー
情報システム、データ表示方法、プログラム
1日前
株式会社リコー
画像形成装置、制御方法、及び、プログラム
1日前
続きを見る
他の特許を見る