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公開番号2025117261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012005
出願日2024-01-30
発明の名称トリムカバー及び車両用リヤシート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20250804BHJP(車両一般)
要約【課題】ストライカが挿入されるスリットが形成された構成においてシートバックの外観品質を向上させる。
【解決手段】トリムカバー30は、車両用リヤシートのシートバック14Lのパッド20に被せられるカバー本体32と、カバー本体32に形成され、車体の側部に固定されたストライカ24が挿入されるスリット34と、カバー本体32におけるスリット34の縁部に縫製され、スリット34に対向してパッド20に形成されたストライカ挿入溝22を覆う被覆布36と、被覆布36の端末部37に取り付けられ、シートバック14Lのフレーム18とパッド20との間に挟まれる板状のプレート部材38と、を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両用リヤシートのシートバックのパッドに被せられるカバー本体と、
前記カバー本体に形成され、車体の側部に固定されたストライカが挿入されるスリットと、
前記カバー本体における前記スリットの縁部に縫製され、前記スリットに対向して前記パッドに形成されたストライカ挿入溝を覆う被覆布と、
前記被覆布の端末部に取り付けられ、前記シートバックのフレームと前記パッドとの間に挟まれる板状のプレート部材と、
を有するトリムカバー。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記スリット及び前記ストライカ挿入溝は、シート左右方向視でシート後方側に開口しており、
前記プレート部材は、シート左右方向視でシート後方側に開口した略U字状をなしている請求項1に記載のトリムカバー。
【請求項3】
前記被覆布の端末部及び前記プレート部材の一方は、前記フレーム及びパッドの一方に対して少なくとも一部が面接触し、
前記被覆布の端末部及び前記プレート部材の他方は、前記フレーム及びパッドの他方に対して少なくとも一部が面接触する請求項1又は請求項2に記載のトリムカバー。
【請求項4】
前記プレート部材は、前記パッドと接触する請求項1又は請求項2に記載のトリムカバー。
【請求項5】
前記被覆布は、前記パッドにおける前記ストライカ挿入溝の縁部に沿って断面円弧状に曲がる曲げ部を有し、
前記プレート部材は、前記曲げ部と前記パッドとの間に介在しないように配置される請求項1又は請求項2に記載のトリムカバー。
【請求項6】
乗員が着座するシートクッションと、
請求項1又は請求項2に記載のトリムカバーのカバー本体がパッドに被せられ、前記乗員の背部を支持するシートバックと、
を備えた車両用リヤシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用リヤシートに関し、特にトリムカバーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両のリヤシートが開示されている。このリヤシートは、前倒し可能なシートバックを備えている。このシートバックの表皮材には、シート左右方向の両端部にスリットが形成されている。これらのスリットには、車体の側部に設けられたストライカが挿入され、シートバック内に設けられたロック装置にストライカが係合する。これにより、シートバックが起立した位置に拘束される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-121549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような車両用リヤシートでは、シートバックの表皮材に形成されたスリットからシートバックの内部構成部品が見える場合がある。また、組付けバラツキの影響や実用シーンでの負荷により、パッドに対するスリットの位置がずれてしまう。このため、シートバックの外観品質を向上させる観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、ストライカが挿入されるスリットが形成された構成においてシートバックの外観品質を向上させることができるトリムカバー及び該トリムカバーを備えた車両用リヤシートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のトリムカバーは、車両用リヤシートのシートバックのパッドに被せられるカバー本体と、前記カバー本体に形成され、車体の側部に固定されたストライカが挿入されるスリットと、前記カバー本体における前記スリットの縁部に縫製され、前記スリットに対向して前記パッドに形成されたストライカ挿入溝を覆う被覆布と、前記被覆布の端末部に取り付けられ、前記シートバックのフレームと前記パッドとの間に挟まれる板状のプレート部材と、を備えている。
【0007】
第1の態様のトリムカバーでは、車両用リヤシートのシートバックのパッドにカバー本体が被せられる。このカバー本体には、車体の側部に固定されたストライカが挿入されるスリットが形成されている。カバー本体におけるスリットの縁部には、被覆布が縫製されており、上記のスリットに対向してパッドに形成されたストライカ挿入溝が被覆布によって覆われる。これにより、上記のスリットからシートバックの内部構成部品が見えないようにすることができる。また、被覆布の端末部には、板状のプレート部材が取り付けられている。このプレート部材は、シートバックのフレームとパッドとの間に挟まれる。これにより、被覆布やスリット(すなわちカバー本体)がパッドに対して位置ずれすることを抑制できる。以上のことから、シートバックの外観品質を向上させることができる。
【0008】
第2の態様のトリムカバーは、第1の態様において、前記スリット及び前記ストライカ挿入溝は、シート左右方向視でシート後方側に開口しており、前記プレート部材は、シート左右方向視でシート後方側に開口した略U字状をなしている。
【0009】
第2の態様のトリムカバーでは、プレート部材は、スリット及びストライカ挿入溝と同様にシート左右方向視でシート後方側に開口した略U字状をなしている。このプレート部材が被覆布の端末部に縫製されてシートバックのフレームとパッドとの間に挟まれることにより、パッドに対する被覆布やスリットの位置ずれを効果的に抑制できる。
【0010】
第3の態様のトリムカバーは、第1の態様又は第2の態様において、前記被覆布の端末部及び前記プレート部材の一方は、前記フレーム及びパッドの一方に対して少なくとも一部が面接触し、前記被覆布の端末部及び前記プレート部材の他方は、前記フレーム及びパッドの他方に対して少なくとも一部が面接触する。
(【0011】以降は省略されています)

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