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公開番号2025115810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010463
出願日2024-01-26
発明の名称樹脂製ブッシュ及び車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250731BHJP(車両一般)
要約【課題】ガタや異音の発生を抑制する。
【解決手段】樹脂製ブッシュ30は、軸線方向から見て非円形の筒状に形成された筒状部30Aを有している。筒状部30Aは、車両用シートの構成部材に形成された円孔26の内周面と、該円孔26に挿入されたシャフト22の外周面との間に挟まれて弾性変形する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
軸線方向から見て非円形の筒状に形成された筒状部を有し、車両用シートの構成部材に形成された円孔の内周面と前記円孔に挿入されたシャフトの外周面との間に前記筒状部が挟まれて弾性変形する樹脂製ブッシュ。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記筒状部は、軸線方向から見て略三角形の筒状に形成されている請求項１に記載の樹脂製ブッシュ。
【請求項３】
前記筒状部には、軸線方向に延びる１又は複数のスリットが形成されている請求項１又は請求項２に記載の樹脂製ブッシュ。
【請求項４】
円孔が形成された構成部材と、
前記円孔に挿入されたシャフトと、
前記円孔の内周面と前記シャフトの外周面との間に前記筒状部が挟まれた請求項１又は請求項２に記載の樹脂製ブッシュと、
を備えた車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用シートに関し、特に車両用シートに設けられる樹脂製ブッシュに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１に開示されたシートサイド用アームレストの取付構造では、アームレストフレームと枢支シャフトとの間に樹脂製のブッシュを介在させている。これにより、アームレストフレームと枢支シャフトと擦れによる異音が発生することを抑制するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００２－１９９９６４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のような樹脂製ブッシュ先行技術では、アームレストフレームを枢支シャフトに組み付ける際の作業性や、アームレストフレームが回転するときの抵抗を考慮して、アームレストフレームとブッシュとの間およびブッシュと枢支シャフトとの間にクリアランスを設けている。このクリアランスが寸法誤差により大きくなった場合、車両走行時の振動等によってガタや異音が発生することがある。
【０００５】
本発明は、ガタや異音の発生を抑制することができる樹脂製ブッシュ及び車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第１の態様の樹脂製ブッシュは、軸線方向から見て非円形の筒状に形成された筒状部を有し、車両用シートの構成部材に形成された円孔の内周面と前記円孔に挿入されたシャフトの外周面との間に前記筒状部が挟まれて弾性変形する。
【０００７】
第１の態様の樹脂製ブッシュでは、軸線方向から見て非円形の筒状に形成された筒状部が、車両用シートの構成部材に形成された円孔の内周面と、該円孔に挿入されたシャフトの外周面との間に挟まれて弾性変形する。この筒状部は、外周面の複数箇所が円孔の内周面に押し当てられ、内周面の複数箇所がシャフトの外周面に押し当てられる。これにより、ガタや異音の発生を抑制することができる。
【０００８】
第２の態様の樹脂製ブッシュは、第１の態様において、前記筒状部は、軸線方向から見て略三角形の筒状に形成されている。
【０００９】
第２の態様の樹脂製ブッシュでは、軸線方向から見て略三角形の筒状に形成された筒状部が、円孔の内周面とシャフトの外周面との間に挟まれて弾性変形する。この筒状部は、外周面の三箇所が円孔の内周面に押し当てられ、内周面の三箇所がシャフトの外周面に押し当てられる。これにより、ガタや異音の発生を効果的に抑制することができる。
【００１０】
第３の態様の樹脂製ブッシュは、第１の態様又は第２の態様において、前記筒状部には、軸線方向に延びる１又は複数のスリットが形成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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